アポロ13 APOLLO 13

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監督:ロン・ハワード
出演:ケビン・ベーコン、エド・ハリス、ビル・パクストン、ゲイリー・シニーズ、トム・ハンクス
時間:140分
公開:1995年
ジャンル:
宇宙実話

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2017年10月29日 | 見た回数: たくさん

ドリーム」みたいなあ、とちょっと暖機運転・その2(その1は「ライトスタッフ」)。

何度見てもいい映画だなあと思います。

マーキュリー計画の何人かはアポロ計画にも参加していて、1号の火災でガス・グリソムが亡くなるのは、痛ましい事故として有名ですよね。

ディーク・スレイトンも本作でチラッと顔を出します。

本作には絡んでこないけど、アラン・シェパードは13号搭乗予定で、14号に乗って、月面でゴルフしたりしてますね。

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2015年11月27日 | 見た回数: とてもたくさん

いやー、相変わらず面白かった。

何度目ですかねぇ。今回「宇宙兄弟」で登場した親指シーンを目的に見てみましたが、おや?めっちゃ冒頭にあったんですね。いっぱい見てる割に忘れてました。それに、宇宙船の中から、とかもやってるし1回だけじゃないじゃないか。忘れてるもんだなぁ。

いやね、そこそこ長い作品なんですが、ずーっと緊張感を持って見れてる(特に事故起こってから)ので、実時間より短く感じますね。地上パートも宇宙船パートもそれぞれ目一杯できることをやって、出来る限りのことをやった結果があれなので、エンディングに至るまでの満足感が違いますよ。はい。
月のひつじ」ののどかさとはえらい違いだ。

軌道修正から、ラストの大気圏突入までの一連は鳥肌モノ。当時実際にはどうだったかお父さんあたりに聞いていようかしら。

ということで、はい、満足な時間を過ごしました。

柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2009年09月19日 | 見た回数: たくさん

「クソゲー」という言葉があります。

単純につまらないゲームや、難易度設定が適切でない、つまり難しすぎるゲームなどを指す言葉なのですが、「アポロ13」の事件は、まさに「クソゲー」的な事件だったといえるのではないでしょうか。

それはどんな設定のゲームだったかというと、

  • いくつか選択肢が提示される。
  • 選択肢のうちのいくつかはサドンデスで、選んだ瞬間にゲームオーバになる
  • 選択肢のうちのいくつかは、選んだ瞬間にはそれが間違っているかどうかわからないので、正しい選択肢だったと自分にいい聞かせながら進まなければならない
  • ゲームオーバだと(ほんとに)死ぬ

という設定です。

原作はアポロ13号の船長だったジム・ラベル。メイキングによれば、ロン・ハワードから映画化の打診を受けてから書き始めたとのことですが、メイキングや Wikipedia によれば、いくつかの箇所は事実とは異なる、とこのとですが、その「異なる箇所」の少なさに逆に驚かされます。

* * *

ちなみによくわかってなかったので、Wikipedia やいろいろの再編集なので、間違ってるかもですが、月面着陸ミッションのロケットの段階をメモしておきます。本作は結構忠実にこの手順を踏んでいるそうで、メイキングでも、宇宙飛行士(だれだっけ?)が、ロン・ハワードに

人類は、もう当分、たぶん100年くらい、月には人を送らないよ。その頃には月に人を送った経験者はみんな死んでて、どうやって送ったらいいかわからない。でも、この映画を見たら、やり方がわかるよ。

といっていました。

で、サターンVロケットでいくわけですが、これは多段ロケットで、複数の段のロケットを順次点火して飛んでいくロケットです。

1、第1段

2分強で高度70kmほどの位置までロケットを持ち上げ、切り離し後、大西洋に捨てられます。
ちなみに大気の厚さは、地球は回っているので、薄い場所、厚い場所がありますが一番分厚い赤道近くでは15kmくらいだそうですので、第1段で大気層は抜けます。

2、第2段

第1段と第2段の間には、接続リングがあります。ので、ロケットを外側からみても、第2段の噴射口は見えないのですが、第1段をはずしたあと、この接続リングを外します。これが、よく地球をバックに丸いものが破棄されているあの有名な絵です。
そのあと、緊急脱出用ロケットというロケット先頭についている小さなロケットを破棄します。
この時点で発射後10分程度。高度も 180km ほどになっています。この時点では地球軌道を周回しているので、この第2弾ロケットも、大西洋に捨てられます。

3、第3段

このロケットで、地球周回軌道をはなれて、月に行く軌道に乗ります。
またこのロケットの段階で、ひとつ山場があります。司令船が、一回ロケットから離れるのです。で、180度回ってから、月着陸船にドッキングします。最初から一緒にしておけばいいのに、とも思うのですが、きっとなにか理由があるのでしょう。
この頃には、地球の重力圏外にいるので、第3段は宇宙に残ります。でも、この軌道はいわば「月への回廊」なので、残しておくと危ないらしく、破棄後、補助ロケットで軌道から外れるようにしていたこともあったそうです。
が、アポロ13号以降では、破棄後、月面に衝突するようコントロールされ、それ以前の月面着陸ミッションで月面に設置された地震計で、衝突を計測したりしたそうです。

で、時速40,000キロくらいで、2〜3日かけて月まで約30万キロ強の旅をします。

4、月ミッション

月の引力に引かれて飛んでいくので、月の近くにくると、月を周回する軌道に入ります。何周かした後、着陸船を月に降下させます。
着陸船は、上昇段があり、土台を捨てて、このロケットで月面を離れます。で、周回軌道の司令船とドッキングし、地球に帰ってくる、ということになります。

5、帰還

こんどは地球の引力に引っ張られて帰ることになるのですが、近くなってくると、帰還用の支援ロケットと、着陸船をすて、アポロ単体になります。で、着水。

オカエリナサ入

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