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レッド・プラネット Red Planet
画像表示切り替え監督: | アントニー・ホフマン |
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出演: | ヴァル・キルマー、キャリー=アン・モス、トム・サイズモア、ベンジャミン・ブラット、サイモン・ベイカー |
時間: | 107分 |
公開: | 2000年 |
キャッチコピー: 火星地球化計画 | |
ジャンル: SF、ドラマ、宇宙 |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年01月16日 | 見た回数: 2回
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2008年09月28日 | 見た回数: 1回
ミッション・トゥ・マーズも2000年頃の映画なので、おなじ火星ものとして、あたかもアルマゲドンとディープ・インパクトが比較されるように語られがちな作品でしたね。で、おおくのひとが、「ミッション・トゥ・マーズ」のほうがよい、と評価していました。
そのときに見損ねていたんですが、んー、ぼくもミッション・トゥ・マーズのほうに軍配をあげますね。ひさしぶりにおあいしたトム・サイズモアはいいんですが、やっぱりバル・キロマの大雑把な顔より、ゲイリー・シニーズの丸めた鼻紙みたいな顔の方が飽きないからでしょうか。
あるいは、レッド・プラネット、けっこう科学考証を大事にしたというわりには、え〜という展開をするからでしょうか……。
映画館で見た時、あっりゃー、ラスボスも変な虫と、暴走した味方ロボットだし、盛り上がりにも欠けるし見に来て損したなー。同時機公開の「ミッション・トゥ・マーズ」にしときゃ良かった。という印象だったんですが、今改めて見直したところ、ふむ。そんなに悪くないじゃない。という評価にランクアップ。この辺りの感想の変化はについては、多分以前より宇宙に対する知識が増えたとか、そういうことじゃないでしょうかね?
あと、「ブラックホーク・ダウン」でいい味出してたトム・サイズモアさんにもあえたし満足満足。宇宙船の中とかも悪くはないです。火星の造形は、なんだかなぁでしたが、「アルマゲドン」のようななぜか尖ってる地形でもなく、ちょっとリアリティ路線なのかねぇ。と思い込まされます。ほんとの宇宙ってこんなんなのかねー。と思わせてくれるということで、映像部分に関しては楽しめる一本に仕上がってました(こっちが成長した?)
ただ、悲しいかなお話自体がつまらない。前述の通り結局のところ盛り上がりに欠けるストーリー展開が物語の平坦さ加減を際立たせてるというんですかねー。殺人事件が何らかのサスペンス調に展開される。だとか、もっと派手な発見があった。とか、そういうひとひねりがなく、ただ、火星に降り立ち、ちょっと発見し、なんとか生き延びて帰って来れたよ。ではねぇ。ロシア製のおんぼろロケット使っちゃうぜってのは良かったんですが、できればそこも「アポロ13」ばりになんかいろいろとあるものでなんとか、というギリギリ感も欲しかったしねぇ。
やれ、宇宙で戦争だ。とか、知的生命体が欲しいぞ。とか、そんなのを求めてた初回の視聴と比べるとまだ楽しめたものの、やはり全体的にシブい作りすぎなので,これ以上評価が上がることも考えにくいかな。
※いらん情報:エンディングで確認。あ、ピーター・ガブリエルが関わってら。彼っぽい音楽だなぁ。と薄々感じてたんですよ。