んー。やっぱり悪くはないけど謎解き部分が物足りないんだよなー。
別にダンテだとか神曲だとか地獄だとかがあんまりってことでもないんやけど、あんまり話と絡んでるイメージもないし、だからこそラングドン。って感じもしない。
普通に話的には悪くないと思うんですよ。ただ、僕らが期待してるものとちょっと違ったというか、ありきたりなアクションサスペンス。と言ったらいいのかな。世界の人口を減らすだのウィルスだのなんか見たような話と絡んだことで、らしさが失われちゃってる気はしました。

んー。今回も改めて見たものの、そんなにだったなー。

監督は一緒だし原作もシリーズだし、いざ再び歴史探訪・・・と思ってたんですがんー。初見だからか、冒頭ちょっと乗り遅れる。
はて？僕はなんの映画見てたんだっけ？
まるで僕が愛好してるB級アクション映画ではないか。ロン・ハワードだよな・・・。理由もわからず追われ、その自分の思考もあやふやという、まるでジェイソン・ボーンのような状況がしっくりこない。

このシリーズ、だれも知らないようなことをラングドン教授のわかりやすい解説と謎解きで解明していきつつ、歴史的事件を暴いてく（テキトーな解釈）ところが醍醐味なのに、そこは薄めのアクション映画。

最後の緊迫感のあるシーンで盛り上がってくれて良かったんでそこは満足してるわけですが、そこもやっぱり微妙に数多あるスパイ・アクションとかぶってしまう。

面白かったんですよ。面白かったんだけどなんだろう？その手の映画は本職に任せておいて、本シリーズらしさをもっと全面に出してくれたほうがいいのになー。とかも思ったりする。
まぁ、原作がどうかはわからないんで不満並べてもしょうがないんですが・・・。

ケレン味たっぷりのテロリストが、ペダンティックな謎解きに包んでテロを企てるけど、予定通りにことが進まずに阻止される……というお話。

でも、あんまり謎解きの面白さも、記号的解釈の面白さもなく、総じて「ダ・ヴィンチ・コード」のほうが、たのしかったな、という感想です。

意外な人物が悪役って、ほんとうに手垢がつききってしまった感じですね。