デビルマン

画像表示切り替え

Amazon で デビルマン を買う

監督:那須博之
出演:伊崎央登、酒井彩名、渋谷飛鳥、宇崎竜童
時間:116分
公開:2004年
キャッチコピー:
人間は庇護(まも)るにたるべき存在か。
ジャンル:
マンガ・アニメの実写化

コメント一覧

松田馨 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2009年10月10日 | 見た回数: 1回

石田さんのコメントが面白かったので、どれぐらいひどいのかを確かめたくて観てみました。

いやぁ、ひどいですね。
もうどこからつっこんでいいのかよくわからないくらいひどかったです。

演技のへぼさもさることながら、脚本が無茶苦茶で、この脚本ならどんな名優が演じてもどうしようもないんじゃないかと思いました。原作のメッセージというか、考えさせられるポイントとか、伏線とか、良いところを全部台無しにしてくれてましたね。

個人的には終盤、教会でサタンが入ってくるなり「神はいたか!」と叫ぶところが爆笑ポイントでした。あとはデーモンの力を発揮した女の子が、デーモンの力をまったく使わず銃と刀で特殊部隊を倒すところも失笑でした。

デビルマンやシレーヌのデザイン自体はかっこいいなと思っていたら、最後スタッフロールで、デビルマンコンセプトデザイン:寺田克也ということで納得。寺田克也の無駄遣いですね。

デビルマンを見終わった直後、テレビの合間に流れるドラマのCMを見て「あ、ちゃんと演技してる」とほっとしました。デビルマンには演技力をはかる基準を著しく下げる効果があります。

柴田宣史 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2009年09月05日 | 見た回数: 1回

この日は残念映画特集の日で、同時上映(といっても家の中ですが)は「キューティーハニー」でした。
双方、拮抗するほどの残念映画っぶりで、期待しないで映画を見てたのに、見終わったら、やっぱりちょっとションボリしてしまいました。

さておき、デビルマンです。

外国映画でも大根役者というのはいると思うのですが、たぶん外人故に僕に演技の優劣がわからないのかなと思います。その点、日本の映画だとわかっちゃうんでしょうか。でべ的にいえば、「腹筋しない男子」なのだろうか、たしかにふにゃふにゃでした。

しかし、惨憺たる石田コメントの後なので、何を言ってもかすむのですが、ちょっとひいき目にみると、この監督は監督なりによくあの話をまとめたもんだと思います。残念ながらカイムがでてこないものの、シレーヌもジンメンも出して、いちおう最後まで話を終えています。

でも見終わってわかるのが、べつに実写で見たい話じゃないなあということなんでしょうか。たしかに話をまとめ込んでいることから、原作を読み込んでいないとできない仕事だなと思うけど、原作を愛していたらできない仕事だなあとも思えてしまうのです。
原作にあった曰くいいがたい描写は、映画化することで、なにか増したでしょうか。いったい何のために映画化したのでしょうか。もしかしたらアニメ化のほうが妥当だったのでは……。

石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2009年04月24日 | 見た回数: 1回

演技力。映像。演出。
“三つの力が一つになり、超一流の駄作が生まれるのだ!”

お断り
今からけなしますので、この映画が好きな人は読まないように。

ーーーーー

漫画のデビルマンも一通り読んだことがあり、アニメ版デビルマンはちょうど世代だったことから「今日もどこかで?♪」などとおバカに歌っていた少年時代を過ごした身としては、思い入れはないにしても別に嫌いじゃない作品ではあるんですね。
ただ、一部熱狂的なファンの人がいるのもうなづける原作ゆえに、そういう人が率先して酷評してるのだろう。出来がちょびっと悪いけど、愛ゆえに汚されたと思ってしまう。といったようなね。なので見る前の楽しみは、それほど酷評するに足る映画なのか。また、どれくらい酷いのか。という期待とともに、実はそこまで酷評するほどのものでもないのでは(「CASSHERN」も酷評されてるより良かったし)という思いもあったんですね。

甘かった。

原作を知らない人でも、ほかの映画を一本でも見たことがあれば、これはイカン。というのがわかるはず。いや、一本も見ていなくても、たとえば学芸会なり何なりの物語を見たことさえあるだけでもだろうか?

とにかくすべてにおいて一流なんですね。唯一CG部分だけが2世代前のゲームくらいになってる気はしましたが、その唯一の救いを、「たぁ!」「とぅ!」と真剣さを削ぐ声とさうんど。うーん。徹底している!

ある意味で、必見の一本といわざるを得ません。どうですか?見てみたくなりませんか?視点を変えるとすばらしく面白いですよ。
それゆえに評価も「残念」というよりは「期待以上」ということでは「おすすめ」か?などと血迷った行動をとりそうになりました。危うい危うい。「判断不能」があれば間違いなくそれです。

監督は「ろくでなしBLUES」実写版も撮ってますね。あれも原作を踏みにじってたような・・・

主役二人は双子で役者初挑戦だそうですよ。大根役者というには大根に申し訳ない。あんなにしっかりしてない。「ごぼう」いや、あの線の細さ、声の小ささは「もやし」かな?さびれたホストクラブの兄ちゃんにしか見えないのがこれまたすごい!

まぁ、あまり書いてしまうと面白さが半減してしまうのでほどほどにしなければ。
プレーンな気持ちで「どれだけ酷いのか」を中心に見て見るのもいいかもしれません。

ちょっと映画好きの相手(わかってくれると判断した上で見ましょう)とのデートムービーにも最適かな。
「ありえないねー」
「意味わかんないねー」
「予想以上にひどかったねー」
「かなり贅沢な時間の使い方だよねー」
「こんな映画を見せるだなんて勇気があるのねー」
と会話が弾むこと必至。

Wikipediaによると5億円の興行収益だったそうですが、(大人1800円・子供1000円・映画の日1000円だから)だいたい1300円くらいで割ると・・・384615.385。おぉ、40万人!(リピーターは皆無のはずなのでほぼ実数かな。

あれ?書いてるうちに褒めてんだかけなしてんだかわかんなくなってきたぞぅ。

※「映画「[[デビルマン」公式完全バイブル]]」という本があるようなんでうが、ぜひ一度読んでみたいものです。

リンク