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石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2011年12月28日 | 見た回数: 1回
「デビルマン」「茶々 天涯の貴妃(おんな)」とそうそうたるメンバーが居並ぶこの映画部でもまれに見る傑作。殿堂入りしてもいいかもしれません。
でも、せっかくなので、唯一よかった所。
出演者が “出てなかった時の” なんかの映像からパクってきたであろうサグラダ・ファミリア。スペインの風景。 以上。
ドリカムは別段嫌いなわけじゃないですが、ふむ。なんでこれで映画作ろうと思ったんだ?
非常に眠たく薄っぺらい。演技には気持ちもなんも入っていない感じ。映像面ではまるで韓流メロドラマを見ているかのような演出の数々。意味のない話を無理矢理結びつけたあげく、バラバラになるストーリーはひとつに収斂される事なく崩壊。ありきたりというよりは、べたべたすぎてついつい笑みがこぼれてしまう。
エンディング周りの盛り上がりは、笑いとともに盛り上がる。完璧です。もう何も言うことはない(下の方にありますがね) ということで、まれに見る「残念映画」自信作。もちろん評価もこれですね。
さて、そんな評価をつけたにもかかわらず、チャレンジしようと思っていらっしゃる剛の方々に、この映画の正しい見方を参考までにあげておきます。
パターンA 1.メニューをなんとかしてひらく。自動再生しないこと。 2.チャプターメニューをひらく 3.エンドロールのものを選択 4.10秒ほど早送り。 5.目をつぶりドリカムの曲のみを耳で堪能する。
パターンB 1.とりあえず再生し、始まったと同時に一時停止。 2.スキップメニュー連打。 3.エンドロールが見えた段階で目をつぶりドリカムの曲のみを耳で堪能する。
※目をつぶるのは重要な行為です。 ※いいプレイヤーだったり、環境だったりすると、目をつぶらず、テレビもにただけを消しても音が聞けるかも知れません。
前述の通りサグラダ・ファミリアとか、素材がいいものもあるんですが、それに関してはこの映画で頼るのはやめて、純粋にそちらの何かを見ていただくのが吉かと。
以下、めっちゃネタバレ込みの感想文です。長いです。というか、ストーリーに沿ってツッコミ入れているだけなので、読まなくても・・・。
ではまずこれから。ガウディを冒涜して、サグラダ・ファミリアを蹂躙している。
サグラダ・ファミリアはかっちょいいし実際見てみたいし、サグラダ・ファミリアのあるバルセロナもサッカーつながりで好きな町。ガウディに関してはまぁ、あれを作ったってことですごいな。とは思う。
でもそこまで思い入れのあるものではないわけです。がね、なんちゅうか寺社仏閣に落書きする修学旅行生の話を聞いて、ウムーム。と思うくらいの大人なので、それなりに好きな待ちだったり建造物をケガされるのを見るのは結構悲しい気持ちになります。
おっと本編ですね。
まずは大学時代に出会った二人です。一人はガウディに憧れる建築家志望の学生さん(竹財輝之助)。かたやこの映画のヒロインで、編集者に憧れる学生さん(松下奈緒)。
二人はひょんなことで出会い、星空を見に行くデートの約束。早いですな。でもってもうちょっと警戒しなさいよ。星空=夜ですよ。が、喜ぶ彼女。そうですか。この辺り80年代清純派アイドルの空気をまとっているからでしょうか?そんなやれキスだのSEXだのよくわからないわ。ということか?
ちなみに、結婚式でキスする意外、いっさいそんな描写はありません。まさに80年代アイドル。夢を壊しちゃいけないという事でしょう。
さて、当日歌に合わせてバイクで出発。ぶいーん。
ほいほいついて行ったわりに、距離感のある後部座席。そこで出ました「ちゃんとつかまってないと危ないよ」宣言。 下心からじゃありません。ほれ、危ないじゃないですか。二人乗り。レンタカーとかにしたら良かったのにねぇ。二人乗りをやめたらどうだろう?
ちなみに、そんなにスピードを出してるわけではないし、経験上、もうちょっとスピードあげたからと言ってそんな飛んでくほど危ないわけじゃない。
でも、やっぱラブリーにぎゅっと背中にくっついてみるのだ。素直満開。まぁ、ついて行き方があれなので、その辺は多めに見てください。歌ありきですもの。
草原に到着。一面の星空に口がぽかんの女の子。突っ込む男。笑う二人。さぶい僕。 「俺ガウディ好きなんだ。」前に聞いたさ。が、残念ながら当人は覚えていないらしくなんやかんや語りだす。それに飽きている松下さん、都合良く見つけた流れ星をネタに話を遮る。ナイスシューティングスター!
その後ドリカムの歌に載せて、なんやらデートシーンを若干スロー気味に見せてくれる。ん?プロモ?二人乗りの時の距離感もより近くなろうと言うもの。
竹財くん、松下さんにプレゼント。お揃いのヘルメットで手書きの(ダッサイ:すいません)ロゴ。 くしくも建築家を目指している彼です。自分の設計した家にあのロゴが入ったらキレるはずですが、とにかくプレゼントをあげるのが重要なのだ。とばかりにニコニコ手渡す。 松下さん(ダッサイ:すいません)ロゴを見つけて喜ぶ。
喜ぶ??
またバイクで爆走。歌に合わせて「ヘルメット5回ぶつける」も見事完遂。これで「未来予想図1」のミッションはクリアしたかと思われる。おめでとう。
さて、就職シーズンですわ。将来の夢に向かって突き進むべきなのですが、松下さん、数社落ちただけで出版業界をあきらめ一般事務職へ。あっさりしています。 竹財くんの方はと言うと、なんやかんやあっさり建築事務所に通った模様。苦労もなんも知らぬ青年ですな。
卒業旅行は竹財くんの夢の舞台、バルセロナ。そう、サグラダ・ファミリアを見に行こうよ。という約束を見事に実現。おめでとう。 なんかいちゃいちゃとデートしながら観光を楽しむ映像を見せられる。時間の無駄ではあるが、登場人物さえいなければそれなりに楽しい観光ビデオ。
竹「10年後ふたりでまたこようね」 松「それだけじゃいや」 竹「?」 松「ふたりでてをつないで」 松・竹:にっこり 梅(僕):苦笑 ※梅サンは架空の人物です。映画には登場しません。
それから3年後。3年後??韓流ドラマのようなキラキラしたフォントで200X年と見せてくれました。これ、続くのかしら?
相変わらずの日常に疲れ気味の松下さん。事務職とは辛いものです。一方順風満帆に突き進む竹財くん。まだペーペーのくせにいっちょまえに車通勤したりします。給料いいんでしょうね。 まぁ、事務所側も歌のプラン(後述)の為に泣く泣く車代、駐車場代を払っているのかもしれません。
しゅんとしてる松下さんを車内でなぐさめてあげる竹財くん。が、なんも解決せずにさようなら。別れ際もあっさりしたものです。キスのひとつもありません。
あれ?恋愛ドラマだったらそれなりの定番だと思ったのに?とか思っている僕が浅はかでした。この映画はドリカムワンダーランド。 走り去っていく車のテールランプ(車内二あるやつはテールランプって言うのかな?)「5回点滅ア・イ・シ・テ・ルのサイン」です。やるな!
これで「未来予想図2」ミッションもクリア。じゃ、エンディングでいいんじゃね?とか思ってしまうわけですが、なんやかんやで続くようです。そですか。ジャーしょうがない。おつきあいしましょう。
ちょっと休憩
さて、ここから急展開。なんと竹財くんにスペインからのオファー。すげー。さすがなのだ。理由は良くワカラナイが誘われているのだ。松下さん、本人から聞けなかったものの、すごいねー。でも微妙ねー。あたしどうなるの?等と眠れぬ夜を過ごす。 さて、松下さん転職活動開始。まずは前の会社を辞める。で、就職活動開始。一応履歴書のみ3枚くらい書いたようだが、最初の一枚でどうも合格した模様。青臭い台詞をはいてあっさり採用獲得。あの台詞が決め手だったとは思えませんので、きっと上司(採用担当)の石黒賢が松下さんを気に入ったという獄死的採用かと思われます。
友人の結婚式当日。二次会をブッチして二人でお散歩。スペインいくのやめるよ。と、松下さんに告げる。手には密かに買った数十(数百?)万の婚約指輪。お、お金持ちー。何の相談もなく勝手に結婚への第一歩を踏みしめる竹財くん。 しかし、彼の夢をあきらめさせたくない松下さん。自分が悪役になる事を承知であえて結婚を否定し身を引く。
「あなたお金がないから結婚相手としてはダメね!」
おい、そりゃひどい。都会のシティボーイで車も家もあり、しかも将来有望。自分が悪役になるというよりは、とにかく相手を貶めるという悪意しか感じられない。 きょとんとする竹財くん。放心状態です。そりゃそうだ。埴輪にもなろうと言うもの。それは映像からもにじみ出ています。魂抜けてますな。
で、走り去る松下さんはその流れでおりゃ、と電話を拒否、番号まで変えちゃう。忘れるのよ忘れるのよ。あたしは悲劇のヒロインよ。というてい。ウーム。そんな彼女にけちょんけちょんにののしられた竹細工んはどんな人物だろう? しょうがないからスペインに行ったらしい。まぁ、いくわいな。
トイレ休憩
さて、なんやかんやで出版社でもまれ、調子が出てきた松下さん。後輩も出来、仕事もできるお姉さんに変貌を遂げる。が、ここで新たな問題。
「仕事やめちゃおっかな・・・」発言。
???夢を追いかけてやっとこさ入れた夢の仕事だったんじゃないの?就職してもすぐにやめちゃう新入社員ですかあなたは。
それにあわせて、母親である松坂慶子さんが入院。妹にぼろかすに言われながらも仕事を休んで帰省。ちなみに、病気である事を知らない松下さんに対し、人間の屑だ。とそれはもう酷い言いよう。なんだろう?竹財くんをけなしたりと、なんだかんだで悪口満載ではないか。 でも、そんな事にへこたれるでも目が覚めたわけでもなく、母親が目覚める前に東京にとんぼ返り。出来る編集者は違うのだ。
ダッテ、彼女自身が企画した記事があるんですもの。「恋がかなう花火を作る花火師」のインタビュー記事。でも、インタビューに答えてくれない。じゃ、他の企画を・・・とはいきません。ヒロイン=女王。女王の決めた事は絶対に成功する事になっているのだ。ダッテ、この映画でドリカムの次にえらいんですよ、彼女は。
まさにストーカーのごとくつきまとう松下さんに花火師(原田泰三くん)も困惑気味。いやや、って言ってるじゃないですか。そーっとしておいてくださいよ。職人気質ってやつです。でもね、インタビュアーは松下さんですもの。ちゃんと答えてくれなければ、実力行使に出ますよ。
その1。 仕事が終わるまで校門・・・いえ、職場の前で待ち伏せ。その後、なんやかんやでつきまとう。原田くんは危ないから一応タクシー止めれる場所まで案内するも、彼の家の前で立ち往生。奥さん(西田尚美さん)登場。「誰?あの女?不倫相手かしら?」という“目“で松下さんを見る。
その2。 息子さんをターゲットにします。彼が歩いていると不意に現れる。ちょっと怖いはずだ。素直な彼は伝言をお願いするが、一度あった大人。しかも夜ちらっと見ただけなのに、なぜそんな事が出来るのだ?純粋で素朴だから?名字を知ってたから?危険ですよ。
いい情報を知った松下さん。早速子どもからの伝言を伝えます。運動会見に来てね。だそうですよ。
その3。 運動会当日。仕事してた原田くんを無理矢理引っ張り運動会会場へ。原田くんと松下さんは息子さんを応援。まさに夫婦のごとく。さらに、それに気づいた息子も加わってまるで親子の風景。 では、本当のおかあさんの西田さんは・・・完全に無視です。
その4。 お礼(お礼?)にインタビューに応じる事を確認。 まて、お礼ってなに?夫婦仲悪くなったんじゃ・・・?
ということで、家族の愚痴を聞きながらもなんやかんやでインタビュー成功。やりました。
ついでに、あたしでっかい花火より線香花火が好きなの。と、その制作に命をかけている花火師さんの前でいけしゃーしゃーと言ってのけ、さらには線香花火を作らせるという荒技。さすがです。
そんな恋の花火の話を聞いたり書いたりしてると、つい竹財くんの事を思い出してしまう松下さん。 結構長い時間忘れてましたよね。すぐに決意します。
「10日間の休みを下さい。」
こないだ休んだばっかりで1つ記事を書き、で、有給。優雅な商売ですな。
でも、松下さんの事を憎からず思っている石黒君は特異のジョークを交えつつ了承。松下さんがまさかスペインの彼に会いにいくとはつゆ知らず。というやつですな。
すぐに出発。到着。やはりまずは卒業旅行の時に行ったあの工房ですな。日本人で唯一のサグラダ・ファミリア彫刻家、外尾悦郎サン(役名違った気がする)のとこに出没。意味深に「あと2年ですね」とだけ伝えて去っていく謎の女っぷりを発揮。
その後、卒業旅行でたどった道をひとしきりたどります。ちなみに卒業旅行の時とこの時のスペインの様子は素敵です。道ばたでギター弾いてるおじさんも素敵。主人公とかいなけりゃいいのに。
さて、広いはずのスペインもすぐに竹財くん発見。
あれ?子どもが来たよ? あれ?子どもがおかあさんって言ってるよ? あれ?女の人(スペインの方)が来たよ?
という事で、ショックを受けくるり方向を変えて歩き出す。
が、早とちり!しまった松下さん。
女性と子どもは竹財くんじゃなくて、外尾さんの奥さんとお子さん。 すぐに外尾さんも合流。あと1〜2分我慢してみてたら、きっと疑惑も解消しただろうに。
竹財くんは、「あれ?あの後ろ姿って松下さんちゃう?」と、思いながら見送るわけです。それくらいの距離・時間なのにー!
松下さん、東京に直行ではなく実家に一時帰省。まぁよかよ。お母さまに愚痴と泣き言をひとしきりいいってすっきり。お?このパターンは仕事を辞めるのでは??
一方の竹財くん。なんか松下さんらしき後ろ姿を見た。という事だけで、気になって日本にいる友達に電話。
で、新事実発覚! 「松下さんに、あいつはスペインで結婚したって言っちゃったよ!いや、つい。」
ん?いつ言われたんだ???一回会ってたけど、そん時はそんな重要な事いってなかったよな。編集で間違って消しちゃった?
あれ?待てよ、もう一個。
となるとそもそも「なんで松下さんはスペインに行ったんだ?」
行った所で結婚してるわけですよね。竹財くんは。ただ会いたかったから?じゃ、ショックでUターンもおかしかろう。 久しぶりねぇ。結婚したんだおめでとう。と、会いにいけばよろしい。
その事実に驚いた竹財くんですが、インターネットの記事を見つけ、その驚愕の事実を一時封印。電話を切る。
深夜寝ている時に一方的に電話をかけてきて、つい言った嘘を怒られたあげく、いいサイト見つけた。と切られた友達の気分はどんなだろうか?
見つけたのは松下さんの書いた記事。記事がまるまるサイトに乗っています。うむ。いい雑誌社だね。 ついでに言うとデザインセンスはなく、広告は皆無。まるで某無料ブログサイトの一番シンプルなテンプレートのようだ。
ひとしきり読んで緊急帰国。
なんで?? 松下さんは「あなたの稼ぎが少ないから結婚しない」んですよ。ちらっと見たからすぐに脈ありですか??
あるいは、超能力的に通じ合っている二人なので、行間から、「あたしまだ結婚してないし、竹財くんの事が忘れられないの」という事を読み取れたのか? そんな記事なら良く通したな。編集長。
さて、帰国したら、とりあえず友達と合流しました。足(車)をゲット。では手始めに雑誌社に問い合わせ。あわせんかいオラ!
ちょうどそこに現れた石黒くん。どうも今日は花火大会があるらしい。そこに松下さんもいますよ。僕はどうも脈無しだから君にチケットをあげよう。 見たいなノリで花火大会のVIP席チケットをゲット。
恋がかなう花火大会なので大混雑。企画は出版社・・・なの? 松下さんが結構えらそうにしている。そこへ西田さんとお子さん登場。にこやかに「いい記事だった」と褒める。そうだろうか?
その記事によって花火師さんの家庭は夫婦円満に向かいつつあるようである。それは何より。すごい記事だな。 「恋がかなう花火」よりも実力があるんじゃなかろうか「家庭円満の記事」。不倫疑惑は解消したんでしょうかね?
大混雑の会場の中、走りまくる竹財くん。いや、そない急がんくても・・・。何を焦っているのでしょうか?あ、もしや「恋がかなう花火」伝説??
人を押しのけ、かき分け何やら一番花火が見やすいスポットに到達。広い会場とはいえ、スペインにいた一人の日本人を当てもなく見つける二人です。やすやすとVIP席に松下さんを発見!
ここから念力「ふりむけーふりむけーふりむけー」 ふりむく松下さん。おぉ、すごい!
大混雑の会場をかき分ける二人。見てる人の立場は無視です。そして・・・急に人が少なくなった大広間で二人は出会います。あの大混雑はどこ絵やら。立ち入り禁止?いえ、ちゃんと人もまばらですがいます。なぜでしょうか?花火見るにはベストスポットのようですが・・・。
笑顔の二人。まて、それぞれに互いに引っかかりがあろう。それらほったらかしでいいのか?結構重いテーマだぞ。
・松下さんは結婚相手に石油王クラスを希望 ・竹財くん既に結婚してる
しかし、思った通りにかなえられなければならない二人。持ち、悲壮な表情はに合いません。笑顔前提。
松「ふたりでまたいこうね。サグラダ・ファミリア」 竹「それだけじゃだめ」 松「?」 竹「ふたりでてをつないで」 松・竹:にっこり 梅(僕):苦笑 ※梅サンは架空の人物です。映画には登場しません。
ゆっくり近づいて(なんだこの微妙な間)・・・抱き合う二人。そのタイミングで見事な花火が炸裂!(若干CGくさい)さすがである。なんちゅー演出だろう。とても笑える。
ちなみに、魔法の花火の前では全て解消。記憶を飛ばしてしまうのか、どうでも良くなってしまうのか、二人のラブリーハートな世界に突入です。
こういうのはどうでしょう?
この世界は何層にも重なったにた世界が存在するそうです。この映画のラストでは今僕らが住んでいる世界とは別の隣り合った次元に行ってしまった可能性もありますな。
あのCGくさい花火が物語っていますし、急に周りから人の存在が消えた理由にもなります。SF作品だったのか。
ドリカムの歌とともにエンドロールに。めでたしめでたし。あ、監督はこの人ね。是非名前を覚えておこう・・・あれ?続いてるぞ。
松下さんと竹財くんの結婚式。おめでとう。最初っからスペインについていきゃ、5年分くらいの無駄なOLライフと、1時間以上の視聴者の無駄な時間はカットできたのにねぇ。
※ま、その分楽しませていただきましたが。
結婚会場は・・・スペインかな?ドリカムも2〜3局目です。みんなの後日談も流れます。いやでも別にそれはイランだろ。ほぼ二人の独走のみで成り立っている映画なのに。
最後は二人の後ろに 「キーワードその1:サグラダ・ファミリア」がでーんとそびえ立ち、さらにその向こうで 「キーワードその2:恋のかなう花火」がどーんとはじけまくる(もろCGくさい)
爆笑エンディング。いやーすごい。まさかぶしてくるとは。笑いがわかっていらっしゃる。
「茶々 天涯の貴妃(おんな)」の大阪城爆破以来の笑撃です。深夜一人笑いをこらえるのに必死でした。あー苦しかった。
コピーの通り「思った通りにかなえられて」いきましたな。こちらの予想は遥かに上回っていきましたしね。いやー、すごい映画だった。
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「デビルマン」「茶々 天涯の貴妃(おんな)」とそうそうたるメンバーが居並ぶこの映画部でもまれに見る傑作。殿堂入りしてもいいかもしれません。
でも、せっかくなので、唯一よかった所。
出演者が “出てなかった時の” なんかの映像からパクってきたであろうサグラダ・ファミリア。スペインの風景。
以上。
ドリカムは別段嫌いなわけじゃないですが、ふむ。なんでこれで映画作ろうと思ったんだ?
非常に眠たく薄っぺらい。演技には気持ちもなんも入っていない感じ。映像面ではまるで韓流メロドラマを見ているかのような演出の数々。意味のない話を無理矢理結びつけたあげく、バラバラになるストーリーはひとつに収斂される事なく崩壊。ありきたりというよりは、べたべたすぎてついつい笑みがこぼれてしまう。
エンディング周りの盛り上がりは、笑いとともに盛り上がる。完璧です。もう何も言うことはない(下の方にありますがね)
ということで、まれに見る「残念映画」自信作。もちろん評価もこれですね。
さて、そんな評価をつけたにもかかわらず、チャレンジしようと思っていらっしゃる剛の方々に、この映画の正しい見方を参考までにあげておきます。
パターンA
1.メニューをなんとかしてひらく。自動再生しないこと。
2.チャプターメニューをひらく
3.エンドロールのものを選択
4.10秒ほど早送り。
5.目をつぶりドリカムの曲のみを耳で堪能する。
パターンB
1.とりあえず再生し、始まったと同時に一時停止。
2.スキップメニュー連打。
3.エンドロールが見えた段階で目をつぶりドリカムの曲のみを耳で堪能する。
※目をつぶるのは重要な行為です。
※いいプレイヤーだったり、環境だったりすると、目をつぶらず、テレビもにただけを消しても音が聞けるかも知れません。
前述の通りサグラダ・ファミリアとか、素材がいいものもあるんですが、それに関してはこの映画で頼るのはやめて、純粋にそちらの何かを見ていただくのが吉かと。
以下、めっちゃネタバレ込みの感想文です。長いです。というか、ストーリーに沿ってツッコミ入れているだけなので、読まなくても・・・。
ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。
ではまずこれから。ガウディを冒涜して、サグラダ・ファミリアを蹂躙している。
サグラダ・ファミリアはかっちょいいし実際見てみたいし、サグラダ・ファミリアのあるバルセロナもサッカーつながりで好きな町。ガウディに関してはまぁ、あれを作ったってことですごいな。とは思う。
でもそこまで思い入れのあるものではないわけです。がね、なんちゅうか寺社仏閣に落書きする修学旅行生の話を聞いて、ウムーム。と思うくらいの大人なので、それなりに好きな待ちだったり建造物をケガされるのを見るのは結構悲しい気持ちになります。
おっと本編ですね。
まずは大学時代に出会った二人です。一人はガウディに憧れる建築家志望の学生さん(竹財輝之助)。かたやこの映画のヒロインで、編集者に憧れる学生さん(松下奈緒)。
二人はひょんなことで出会い、星空を見に行くデートの約束。早いですな。でもってもうちょっと警戒しなさいよ。星空=夜ですよ。が、喜ぶ彼女。そうですか。この辺り80年代清純派アイドルの空気をまとっているからでしょうか?そんなやれキスだのSEXだのよくわからないわ。ということか?
ちなみに、結婚式でキスする意外、いっさいそんな描写はありません。まさに80年代アイドル。夢を壊しちゃいけないという事でしょう。
さて、当日歌に合わせてバイクで出発。ぶいーん。
ほいほいついて行ったわりに、距離感のある後部座席。そこで出ました「ちゃんとつかまってないと危ないよ」宣言。
下心からじゃありません。ほれ、危ないじゃないですか。二人乗り。レンタカーとかにしたら良かったのにねぇ。二人乗りをやめたらどうだろう?
ちなみに、そんなにスピードを出してるわけではないし、経験上、もうちょっとスピードあげたからと言ってそんな飛んでくほど危ないわけじゃない。
でも、やっぱラブリーにぎゅっと背中にくっついてみるのだ。素直満開。まぁ、ついて行き方があれなので、その辺は多めに見てください。歌ありきですもの。
草原に到着。一面の星空に口がぽかんの女の子。突っ込む男。笑う二人。さぶい僕。
「俺ガウディ好きなんだ。」前に聞いたさ。が、残念ながら当人は覚えていないらしくなんやかんや語りだす。それに飽きている松下さん、都合良く見つけた流れ星をネタに話を遮る。ナイスシューティングスター!
その後ドリカムの歌に載せて、なんやらデートシーンを若干スロー気味に見せてくれる。ん?プロモ?二人乗りの時の距離感もより近くなろうと言うもの。
竹財くん、松下さんにプレゼント。お揃いのヘルメットで手書きの(ダッサイ:すいません)ロゴ。
くしくも建築家を目指している彼です。自分の設計した家にあのロゴが入ったらキレるはずですが、とにかくプレゼントをあげるのが重要なのだ。とばかりにニコニコ手渡す。
松下さん(ダッサイ:すいません)ロゴを見つけて喜ぶ。
喜ぶ??
またバイクで爆走。歌に合わせて「ヘルメット5回ぶつける」も見事完遂。これで「未来予想図1」のミッションはクリアしたかと思われる。おめでとう。
さて、就職シーズンですわ。将来の夢に向かって突き進むべきなのですが、松下さん、数社落ちただけで出版業界をあきらめ一般事務職へ。あっさりしています。
竹財くんの方はと言うと、なんやかんやあっさり建築事務所に通った模様。苦労もなんも知らぬ青年ですな。
卒業旅行は竹財くんの夢の舞台、バルセロナ。そう、サグラダ・ファミリアを見に行こうよ。という約束を見事に実現。おめでとう。
なんかいちゃいちゃとデートしながら観光を楽しむ映像を見せられる。時間の無駄ではあるが、登場人物さえいなければそれなりに楽しい観光ビデオ。
竹「10年後ふたりでまたこようね」
松「それだけじゃいや」
竹「?」
松「ふたりでてをつないで」
松・竹:にっこり
梅(僕):苦笑
※梅サンは架空の人物です。映画には登場しません。
それから3年後。3年後??韓流ドラマのようなキラキラしたフォントで200X年と見せてくれました。これ、続くのかしら?
相変わらずの日常に疲れ気味の松下さん。事務職とは辛いものです。一方順風満帆に突き進む竹財くん。まだペーペーのくせにいっちょまえに車通勤したりします。給料いいんでしょうね。
まぁ、事務所側も歌のプラン(後述)の為に泣く泣く車代、駐車場代を払っているのかもしれません。
しゅんとしてる松下さんを車内でなぐさめてあげる竹財くん。が、なんも解決せずにさようなら。別れ際もあっさりしたものです。キスのひとつもありません。
あれ?恋愛ドラマだったらそれなりの定番だと思ったのに?とか思っている僕が浅はかでした。この映画はドリカムワンダーランド。
走り去っていく車のテールランプ(車内二あるやつはテールランプって言うのかな?)「5回点滅ア・イ・シ・テ・ルのサイン」です。やるな!
これで「未来予想図2」ミッションもクリア。じゃ、エンディングでいいんじゃね?とか思ってしまうわけですが、なんやかんやで続くようです。そですか。ジャーしょうがない。おつきあいしましょう。
ちょっと休憩
さて、ここから急展開。なんと竹財くんにスペインからのオファー。すげー。さすがなのだ。理由は良くワカラナイが誘われているのだ。松下さん、本人から聞けなかったものの、すごいねー。でも微妙ねー。あたしどうなるの?等と眠れぬ夜を過ごす。
さて、松下さん転職活動開始。まずは前の会社を辞める。で、就職活動開始。一応履歴書のみ3枚くらい書いたようだが、最初の一枚でどうも合格した模様。青臭い台詞をはいてあっさり採用獲得。あの台詞が決め手だったとは思えませんので、きっと上司(採用担当)の石黒賢が松下さんを気に入ったという獄死的採用かと思われます。
友人の結婚式当日。二次会をブッチして二人でお散歩。スペインいくのやめるよ。と、松下さんに告げる。手には密かに買った数十(数百?)万の婚約指輪。お、お金持ちー。何の相談もなく勝手に結婚への第一歩を踏みしめる竹財くん。
しかし、彼の夢をあきらめさせたくない松下さん。自分が悪役になる事を承知であえて結婚を否定し身を引く。
「あなたお金がないから結婚相手としてはダメね!」
おい、そりゃひどい。都会のシティボーイで車も家もあり、しかも将来有望。自分が悪役になるというよりは、とにかく相手を貶めるという悪意しか感じられない。
きょとんとする竹財くん。放心状態です。そりゃそうだ。埴輪にもなろうと言うもの。それは映像からもにじみ出ています。魂抜けてますな。
で、走り去る松下さんはその流れでおりゃ、と電話を拒否、番号まで変えちゃう。忘れるのよ忘れるのよ。あたしは悲劇のヒロインよ。というてい。ウーム。そんな彼女にけちょんけちょんにののしられた竹細工んはどんな人物だろう?
しょうがないからスペインに行ったらしい。まぁ、いくわいな。
トイレ休憩
さて、なんやかんやで出版社でもまれ、調子が出てきた松下さん。後輩も出来、仕事もできるお姉さんに変貌を遂げる。が、ここで新たな問題。
「仕事やめちゃおっかな・・・」発言。
???夢を追いかけてやっとこさ入れた夢の仕事だったんじゃないの?就職してもすぐにやめちゃう新入社員ですかあなたは。
それにあわせて、母親である松坂慶子さんが入院。妹にぼろかすに言われながらも仕事を休んで帰省。ちなみに、病気である事を知らない松下さんに対し、人間の屑だ。とそれはもう酷い言いよう。なんだろう?竹財くんをけなしたりと、なんだかんだで悪口満載ではないか。
でも、そんな事にへこたれるでも目が覚めたわけでもなく、母親が目覚める前に東京にとんぼ返り。出来る編集者は違うのだ。
ダッテ、彼女自身が企画した記事があるんですもの。「恋がかなう花火を作る花火師」のインタビュー記事。でも、インタビューに答えてくれない。じゃ、他の企画を・・・とはいきません。ヒロイン=女王。女王の決めた事は絶対に成功する事になっているのだ。ダッテ、この映画でドリカムの次にえらいんですよ、彼女は。
まさにストーカーのごとくつきまとう松下さんに花火師(原田泰三くん)も困惑気味。いやや、って言ってるじゃないですか。そーっとしておいてくださいよ。職人気質ってやつです。でもね、インタビュアーは松下さんですもの。ちゃんと答えてくれなければ、実力行使に出ますよ。
その1。
仕事が終わるまで校門・・・いえ、職場の前で待ち伏せ。その後、なんやかんやでつきまとう。原田くんは危ないから一応タクシー止めれる場所まで案内するも、彼の家の前で立ち往生。奥さん(西田尚美さん)登場。「誰?あの女?不倫相手かしら?」という“目“で松下さんを見る。
その2。
息子さんをターゲットにします。彼が歩いていると不意に現れる。ちょっと怖いはずだ。素直な彼は伝言をお願いするが、一度あった大人。しかも夜ちらっと見ただけなのに、なぜそんな事が出来るのだ?純粋で素朴だから?名字を知ってたから?危険ですよ。
いい情報を知った松下さん。早速子どもからの伝言を伝えます。運動会見に来てね。だそうですよ。
その3。
運動会当日。仕事してた原田くんを無理矢理引っ張り運動会会場へ。原田くんと松下さんは息子さんを応援。まさに夫婦のごとく。さらに、それに気づいた息子も加わってまるで親子の風景。
では、本当のおかあさんの西田さんは・・・完全に無視です。
その4。
お礼(お礼?)にインタビューに応じる事を確認。
まて、お礼ってなに?夫婦仲悪くなったんじゃ・・・?
ということで、家族の愚痴を聞きながらもなんやかんやでインタビュー成功。やりました。
ついでに、あたしでっかい花火より線香花火が好きなの。と、その制作に命をかけている花火師さんの前でいけしゃーしゃーと言ってのけ、さらには線香花火を作らせるという荒技。さすがです。
そんな恋の花火の話を聞いたり書いたりしてると、つい竹財くんの事を思い出してしまう松下さん。
結構長い時間忘れてましたよね。すぐに決意します。
「10日間の休みを下さい。」
こないだ休んだばっかりで1つ記事を書き、で、有給。優雅な商売ですな。
でも、松下さんの事を憎からず思っている石黒君は特異のジョークを交えつつ了承。松下さんがまさかスペインの彼に会いにいくとはつゆ知らず。というやつですな。
すぐに出発。到着。やはりまずは卒業旅行の時に行ったあの工房ですな。日本人で唯一のサグラダ・ファミリア彫刻家、外尾悦郎サン(役名違った気がする)のとこに出没。意味深に「あと2年ですね」とだけ伝えて去っていく謎の女っぷりを発揮。
その後、卒業旅行でたどった道をひとしきりたどります。ちなみに卒業旅行の時とこの時のスペインの様子は素敵です。道ばたでギター弾いてるおじさんも素敵。主人公とかいなけりゃいいのに。
さて、広いはずのスペインもすぐに竹財くん発見。
あれ?子どもが来たよ?
あれ?子どもがおかあさんって言ってるよ?
あれ?女の人(スペインの方)が来たよ?
という事で、ショックを受けくるり方向を変えて歩き出す。
が、早とちり!しまった松下さん。
女性と子どもは竹財くんじゃなくて、外尾さんの奥さんとお子さん。
すぐに外尾さんも合流。あと1〜2分我慢してみてたら、きっと疑惑も解消しただろうに。
竹財くんは、「あれ?あの後ろ姿って松下さんちゃう?」と、思いながら見送るわけです。それくらいの距離・時間なのにー!
松下さん、東京に直行ではなく実家に一時帰省。まぁよかよ。お母さまに愚痴と泣き言をひとしきりいいってすっきり。お?このパターンは仕事を辞めるのでは??
一方の竹財くん。なんか松下さんらしき後ろ姿を見た。という事だけで、気になって日本にいる友達に電話。
で、新事実発覚!
「松下さんに、あいつはスペインで結婚したって言っちゃったよ!いや、つい。」
ん?いつ言われたんだ???一回会ってたけど、そん時はそんな重要な事いってなかったよな。編集で間違って消しちゃった?
あれ?待てよ、もう一個。
となるとそもそも「なんで松下さんはスペインに行ったんだ?」
行った所で結婚してるわけですよね。竹財くんは。ただ会いたかったから?じゃ、ショックでUターンもおかしかろう。
久しぶりねぇ。結婚したんだおめでとう。と、会いにいけばよろしい。
その事実に驚いた竹財くんですが、インターネットの記事を見つけ、その驚愕の事実を一時封印。電話を切る。
深夜寝ている時に一方的に電話をかけてきて、つい言った嘘を怒られたあげく、いいサイト見つけた。と切られた友達の気分はどんなだろうか?
見つけたのは松下さんの書いた記事。記事がまるまるサイトに乗っています。うむ。いい雑誌社だね。
ついでに言うとデザインセンスはなく、広告は皆無。まるで某無料ブログサイトの一番シンプルなテンプレートのようだ。
ひとしきり読んで緊急帰国。
なんで??
松下さんは「あなたの稼ぎが少ないから結婚しない」んですよ。ちらっと見たからすぐに脈ありですか??
あるいは、超能力的に通じ合っている二人なので、行間から、「あたしまだ結婚してないし、竹財くんの事が忘れられないの」という事を読み取れたのか?
そんな記事なら良く通したな。編集長。
さて、帰国したら、とりあえず友達と合流しました。足(車)をゲット。では手始めに雑誌社に問い合わせ。あわせんかいオラ!
ちょうどそこに現れた石黒くん。どうも今日は花火大会があるらしい。そこに松下さんもいますよ。僕はどうも脈無しだから君にチケットをあげよう。
見たいなノリで花火大会のVIP席チケットをゲット。
恋がかなう花火大会なので大混雑。企画は出版社・・・なの?
松下さんが結構えらそうにしている。そこへ西田さんとお子さん登場。にこやかに「いい記事だった」と褒める。そうだろうか?
その記事によって花火師さんの家庭は夫婦円満に向かいつつあるようである。それは何より。すごい記事だな。
「恋がかなう花火」よりも実力があるんじゃなかろうか「家庭円満の記事」。不倫疑惑は解消したんでしょうかね?
大混雑の会場の中、走りまくる竹財くん。いや、そない急がんくても・・・。何を焦っているのでしょうか?あ、もしや「恋がかなう花火」伝説??
人を押しのけ、かき分け何やら一番花火が見やすいスポットに到達。広い会場とはいえ、スペインにいた一人の日本人を当てもなく見つける二人です。やすやすとVIP席に松下さんを発見!
ここから念力「ふりむけーふりむけーふりむけー」
ふりむく松下さん。おぉ、すごい!
大混雑の会場をかき分ける二人。見てる人の立場は無視です。そして・・・急に人が少なくなった大広間で二人は出会います。あの大混雑はどこ絵やら。立ち入り禁止?いえ、ちゃんと人もまばらですがいます。なぜでしょうか?花火見るにはベストスポットのようですが・・・。
笑顔の二人。まて、それぞれに互いに引っかかりがあろう。それらほったらかしでいいのか?結構重いテーマだぞ。
・松下さんは結婚相手に石油王クラスを希望
・竹財くん既に結婚してる
しかし、思った通りにかなえられなければならない二人。持ち、悲壮な表情はに合いません。笑顔前提。
松「ふたりでまたいこうね。サグラダ・ファミリア」
竹「それだけじゃだめ」
松「?」
竹「ふたりでてをつないで」
松・竹:にっこり
梅(僕):苦笑
※梅サンは架空の人物です。映画には登場しません。
ゆっくり近づいて(なんだこの微妙な間)・・・抱き合う二人。そのタイミングで見事な花火が炸裂!(若干CGくさい)さすがである。なんちゅー演出だろう。とても笑える。
ちなみに、魔法の花火の前では全て解消。記憶を飛ばしてしまうのか、どうでも良くなってしまうのか、二人のラブリーハートな世界に突入です。
こういうのはどうでしょう?
この世界は何層にも重なったにた世界が存在するそうです。この映画のラストでは今僕らが住んでいる世界とは別の隣り合った次元に行ってしまった可能性もありますな。
あのCGくさい花火が物語っていますし、急に周りから人の存在が消えた理由にもなります。SF作品だったのか。
ドリカムの歌とともにエンドロールに。めでたしめでたし。あ、監督はこの人ね。是非名前を覚えておこう・・・あれ?続いてるぞ。
松下さんと竹財くんの結婚式。おめでとう。最初っからスペインについていきゃ、5年分くらいの無駄なOLライフと、1時間以上の視聴者の無駄な時間はカットできたのにねぇ。
※ま、その分楽しませていただきましたが。
結婚会場は・・・スペインかな?ドリカムも2〜3局目です。みんなの後日談も流れます。いやでも別にそれはイランだろ。ほぼ二人の独走のみで成り立っている映画なのに。
最後は二人の後ろに
「キーワードその1:サグラダ・ファミリア」がでーんとそびえ立ち、さらにその向こうで
「キーワードその2:恋のかなう花火」がどーんとはじけまくる(もろCGくさい)
爆笑エンディング。いやーすごい。まさかぶしてくるとは。笑いがわかっていらっしゃる。
「茶々 天涯の貴妃(おんな)」の大阪城爆破以来の笑撃です。深夜一人笑いをこらえるのに必死でした。あー苦しかった。
コピーの通り「思った通りにかなえられて」いきましたな。こちらの予想は遥かに上回っていきましたしね。いやー、すごい映画だった。
隠しテキストはここまでです。