キック・アス Kick-Ass
画像表示切り替え監督: | マシュー・ヴォーン |
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出演: | アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、クリストファー・ミンツ=プラッセ、ニコラス・ケイジ |
時間: | 117分 |
公開: | 2011年 |
キャッチコピー: 特殊能力ゼロ、モテ度ゼロ、体力微妙──なりきりヒーローが世界を救う | |
ジャンル: アクション、青春、アメコミ |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2011年12月29日 | 見た回数: たくさん
でべ | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2011年03月06日 | 見た回数: 1回
悪夢の「エクスペンダブルズ」から一夜明け。
ソニーに暴力的過ぎると出資を断られ、実質「自主制作映画」となったこの作品のなんと楽しめたことか!! びっくりもふたつつけちゃう。
ストーリーもガールズな盛り上がりミュージックも元気良くて、前日の反動もあってとにかく無邪気にテンションを上げられてとっても満足できたのでした。中二病全開のさえないオタク男子は卑屈になり過ぎず、へっぽこ過ぎず、さらっとしてて好印象。そういえば「ゾンビランド」の彼も似た印象。どちらも濃すぎない素直なキャラが主人公だからか、作品自体も素直に好感が持てる。彼らを見てると「トランスフォーマー」のウィトウィッキーを比較対照として思い出しちゃうのね。どうもひねくれてて好きになれない。そのせいか映画も素直に楽しめない。
さておき。
サブキャラクタの力加減も気ー持ちよかった。
どれだけ画面の端にいても、いつもねっとりした存在感を示すニコラス・ケイジが、主張なくさっぱりした脇役でとっても意外。あんなコロッケの後ろのキャベツみたいなニコラス・ケイジ始めてみたかも。適度な枯れ具合で、でもコスチュームをまとうとたちまち格好いいヒーローなのだ!
そして誰をおいてもヒット・ガール!! これもびっくりふたつでいいでしょう。ニコラス・ケイジとの絡みも堂々たるもので、とっても良い子のパパっ子ちゃんなのです。それでいて迷いのないクールな殺戮シーンはどれも圧巻。マスクをつけた笑顔も、不思議なキュートさで笑かします。特にラストの通路での戦闘シーンは、スピード感と選曲が最高で、大音量で何回も見たい!と思って何回も見たのでした。わたしはちょっと「リベリオン」を思い出したりしつつ。
娘を持つ時代工房さんのパパたちにはぜひ見てほしいのだった。
丞二からの誕生日プレゼント視聴。
好きな友人からの贈り物なので、もし気分が乗らなかったらどうしようと、やや怯えながら見たのです。
丞二の「子供たちと見るべきかどうかは、考えた方がいい」とのアドバイスを受け、子供を寝かしてから再生。
冒頭からマスターベーションネタだったりして、うーん、どうしたもんかいなとおもったり、冴えない主人公があまりに等身大に冴えなくて、あうあうあーとおもったりで、こちらの怯えが肥大していく。主人公の友人も、ヒロインとおぼしき女性もなんかいまいち……。
暗雲立ちこめる中、キラリと光る星がひとつ。
何だこの少女は。
なんで父に撃たれているのだ?
いや、撃たれてるとかそういうことじゃなくて、よくよく見ると、うちの娘くらいかわいいじゃないか(当社比)。
冴えない主人公も、モッサイお父さん(ニジコラス・ケイジ)も、みんなみんなかすんでいく、いや、彼女によって命を与えられていく。
なーんだ、そうなのか。そういうことなのか。そらジャケットもヒット・ガールが真ん中でしょう。びっくり度合いで言ったら、「レオン」のマチルダ、「アダムス・ファミリー」のウェンズデー、「タクシードライバー」のジョディ・フォスター、「ハリーポッター」のハーマイオニーくらいびっくりしましたよ(なんだかこんなこと言ってるとロリコンみたいですが……)。
というわけで、たいへん楽しみました。面白かったので勢いづいて、石田さんの超大作「未来予想図 〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜」を差し置いて、さくっと感想上梓です。
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ところで、「ウォンテッド」の駆け抜けるシーンを見たときには、「マトリックス」を思い出したのですが、じつは「マトリックス」では、「ウォンテッド」ほど<駆け抜け>てないんですよね。でも、本作は、「ウォンテッド」くらい駆け抜けます。最初にやったのはどの映画なんですかねえ。でべちゃんがいうように「リベリオン」なのかな。でも見てないんですよね。丞二がガンカタ以外に見んでいいと言って、ほんとにガンカタだけ見せられただけで。