エクスペンダブルズ The Expendables
画像表示切り替え監督: | シルベスター・スタローン |
---|---|
出演: | シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ローク、ドルフ・ラングレン、エリック・ロバーツ、ランディ・クートゥア、スティーヴ・オースティン、デヴィッド・ザヤス、ジゼル・イティエ |
時間: | 103分 |
公開: | 2010年 |
キャッチコピー: 最強 無敵 | |
ジャンル: アクション |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2018年08月02日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2014年09月25日 | 見た回数: 1回
でべちゃんがクソミソだったので、どんなもんかいなと思ってたのですが、そんな悪くいうもんでもないと思いましたよ。
ゴアシーンは、それなりにゴアシーンとして立派だったし、桟橋の爆撃シーンもなかなか迫力があったし。
カート・ラッセルは、この映画はアンサンブルムービーだから出ない、と言ったらしいけど、でべちゃんがいうように往年のアクションスターの憩いの場としてシリーズを重ねてくれるなら見たいなあ、と。
でべ | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2011年03月05日 | 見た回数: 1回
まずは余談から。
鳥山明の「ヘタッピマンガ研究所」というマンガがある。漫画家を夢見る少年少女たちにかの鳥山明先生がマンガのかき方を伝授してくれるというもの。世代ドンピシャの丞二なんかはかなり読み込んだらしい。
そんな丞二に薦められてわたしが読んだのは数年前。印象的に覚えているのは「1コマめは思い切って大きくコマをとって風景をかくと良いでしょう」という注意点。このマンガの舞台が都会なのか田舎なのか、地球なのか宇宙なのか。作者はずっと物語を反芻しているから忘れがちだが、何も知らずに読み始めた人は出鼻をくじかれてしまう。それでは良いマンガにはならないよと。面白い話をつくるコツや格好いい絵のかき方なんかよりもこりゃ本質的じゃないですか。観客を意識するということ。それを「1コマめは風景をかく」という具体的かつ単純な決まりですんなり納得させるから、偉いなあと。同時にわたしはそれまでマンガを読んでて1コマめがどうだなんて考えたことがなくて、だってそれはマンガの良し悪しの決め手ではないし、よどみなく読めれば読めるほどひとつずつのコマの中身なんて気にしない。でも面白いマンガはそんな方法論の積み重ねなんだろう。
しばっちがハリウッド映画は人を楽しませる方法論で出来ていると言うのもそういうことなんだろと。だからわれわれは安心して楽めばいい。
さてどうしてこんな話を思い出したかと言うと、当然ながら1コマめが風景でない作品を見てしまったから。過去に話がまずいだの役者がまずいだの酷評していた映画さえ、映画の体裁であったから文句が言えたのだと、ありがたく思えてしまう。
映画をけなすときに「自主制作映画のようだ」と言うことがあるけど、ようは観客は蚊帳の外の自己満足作品だってことでしょうか。ならばまさしく自主制作映画のようでありました。それならそれでスタローンのオレオレ映画かというと、そこまで突き抜けもせず、途中から方向性を見失って迷走状態。どうもざんばらでまとまりがない。いろいろ不明解で上手にすくい取れないからしんどくて半分うとうとしながら見てそんな映画をあまり悪く言うのも後ろめたい、でもそれでもどうにも不愉快だったのよ。
唯一の救いは唯一ちょっと楽しめるシュワちゃんとのからみがかなり前半にあることでしょうか。
ラジー賞に堂々復帰、初の監督賞を受賞することを祈るばかりです。あ、もちろん作品賞と主演男優賞とのトリプル受賞で。
さてさて、残念コメントもあるこの作品ですがなんと言っても往年のアクションスターが一同に介してるってのはワクワクするじゃないですか。ソンなやつらは知らんぜ。と言われちゃうと厳しいんっですが、スタローンにシュワちゃん、ブルース・ウィリス、ステイサム、ジェット・リーあたりは知ってますよね。あ、あとドルフ・ラングレンも有名人ですよね。ロッキー4で。
じゃ、このへんはどうだ?プロレス出身のスティーブ・オースティンにランディ・クートゥア。ロック様がいないのが寂しいですが、劇中でも二人で戦ったりもしてくれるんでそれはそれでスンバラシイ。
話は別段面白くはないですよ。若干80年代感漂う感じがあって「ワイルド・スピード」シリーズ見他あとなこともあってちょっと物足りないんですけど、こりゃあくまで登場人物を見て楽しむショールーム。
暗くて見えづらいことが難点ですが、僕らの大好きなアクションスターのオンパレード。続編もどんどん色んな人が出てくれるという第1作目。うん。楽しかったですよ。