▼メインメニュー
でべ | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2012年11月05日 | 見た回数: 1回
さっぱりして気分がいいし、自分の身体の一部を預ける心地よさもあって、美容室はわりと好きなのだけど、美容師さんはすこし苦手。普段の生活では関わらないタイプのおしゃれなオニーサンとさも親しげにおしゃべりしないといけない。お洋服屋の馴れ馴れしい店員を避けるように、適当にあしらってささっと逃げ出すこともできないし、当たり障りのない世間話のつもりで話しかけられても、こちらはテレビは見ないわ、流行りの歌は知らないわで、向こうもこちらも困ってしまう。結局毎回「お仕事はどうですか?」なんて答えにくい質問をされて「まあまあ忙しいです」なんて答えることになる。 そんな美容室にすでに5年近く通っているわけですが、先日とある話題で行くのがずいぶん楽しみになりました。
なにがきっかけでそんな話になったのか忘れたけれど、すこし年上の美容師さんがこう言ったのです。
・ぼくの人生の最高の映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」なんですよー。 ・「マトリックス」シリーズを見たときは圧倒されました。 ・このあいだ、ふとニコラス・ケイジが見たくなって「アダプテーション」借りてきちゃいましたよ。笑
あれ? このおしゃれなオニーサン、意外とわたしのまわりのオニーサンと似てる…?
なんだか盛り上がって「キック・アス」なんか勧めてブルーレイまで貸しちゃう仲になったわけですが。そんな美容師さんに勧められたのが、この「ハングオーバー」。ふいに見たら特別面白かった、と。そう言われちゃあまあ見ないこともない、でもどこまで信じていいのか半信半疑で見てみたところ、スカッと爽快、思った以上に元気になったのでした。良かった、これで次回の美容院の話題ができた。
***
舞台はとあるバチェラー・パーティ。新郎と友人ふたり、生真面目な歯医者とイケイケの学校教師でベガスに繰り出すのだけど、そこにちょっとおかしな新婦の弟がくっついてくる。この弟は家族の中でも鼻つまみで明らかにトラブルメーカー。絶対こいつがポカをして、バチェラー・パーティが台無しになる予感。
ああ、これから二時間かけて、こいつの言動にはらはらしたりイライラしながら、いたたまれない気分を味わうのか… 早々に覚悟をきめたわたし。まあ仕方ないよね、だからってつまらないとは限らないし。
でも。 もちろん完璧に予想した通りのストーリーだったのに、きれいに予想を裏切ってくれて上手く痛い思いをさせずに、からっとした仕立て。盛り下がった気分からの反動もあって、すっかり満足してしまいました。
二作目、三作目と続編が作られているようだけど、そっちはどうかなー。
JavaScriptが無効になっているため、このサイトの一部の機能について使えないものがあります。サイト設計上、JavaScriptが無効になっていても、必要な情報は得られるよう配慮しておりますが、「JavaScriptがオフになっていることで必要な情報が得られない」という場合はサイト管理者までお問い合わせください。
さっぱりして気分がいいし、自分の身体の一部を預ける心地よさもあって、美容室はわりと好きなのだけど、美容師さんはすこし苦手。普段の生活では関わらないタイプのおしゃれなオニーサンとさも親しげにおしゃべりしないといけない。お洋服屋の馴れ馴れしい店員を避けるように、適当にあしらってささっと逃げ出すこともできないし、当たり障りのない世間話のつもりで話しかけられても、こちらはテレビは見ないわ、流行りの歌は知らないわで、向こうもこちらも困ってしまう。結局毎回「お仕事はどうですか?」なんて答えにくい質問をされて「まあまあ忙しいです」なんて答えることになる。
そんな美容室にすでに5年近く通っているわけですが、先日とある話題で行くのがずいぶん楽しみになりました。
なにがきっかけでそんな話になったのか忘れたけれど、すこし年上の美容師さんがこう言ったのです。
・ぼくの人生の最高の映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」なんですよー。
・「マトリックス」シリーズを見たときは圧倒されました。
・このあいだ、ふとニコラス・ケイジが見たくなって「アダプテーション」借りてきちゃいましたよ。笑
あれ?
このおしゃれなオニーサン、意外とわたしのまわりのオニーサンと似てる…?
なんだか盛り上がって「キック・アス」なんか勧めてブルーレイまで貸しちゃう仲になったわけですが。そんな美容師さんに勧められたのが、この「ハングオーバー」。ふいに見たら特別面白かった、と。そう言われちゃあまあ見ないこともない、でもどこまで信じていいのか半信半疑で見てみたところ、スカッと爽快、思った以上に元気になったのでした。良かった、これで次回の美容院の話題ができた。
***
舞台はとあるバチェラー・パーティ。新郎と友人ふたり、生真面目な歯医者とイケイケの学校教師でベガスに繰り出すのだけど、そこにちょっとおかしな新婦の弟がくっついてくる。この弟は家族の中でも鼻つまみで明らかにトラブルメーカー。絶対こいつがポカをして、バチェラー・パーティが台無しになる予感。
ああ、これから二時間かけて、こいつの言動にはらはらしたりイライラしながら、いたたまれない気分を味わうのか…
早々に覚悟をきめたわたし。まあ仕方ないよね、だからってつまらないとは限らないし。
でも。
もちろん完璧に予想した通りのストーリーだったのに、きれいに予想を裏切ってくれて上手く痛い思いをさせずに、からっとした仕立て。盛り下がった気分からの反動もあって、すっかり満足してしまいました。
二作目、三作目と続編が作られているようだけど、そっちはどうかなー。