レオン LEON

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監督:リュック・ベッソン
出演:ゲイリー・オールドマン、ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ダニー・アイエロ
時間:133分
公開:1994年
キャッチコピー:
12歳の女の子に愛された殺し屋
ジャンル:
ドラマ

コメント一覧

でべ | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2011年02月24日 | 見た回数: 1回

積年の宿題をようやくひとつ終わらせました。

まずは本当にこれまで未見だったことが分かってびっくり。なんだかだでちょくちょく見てるんじゃないかと踏んでたんですが、まったくの初見でした。わたしはこれまで何を見て「リュック・ベッソン?わりと好きですよ」なんてほざいていたんでしょう。まあ「フィフス・エレメント」も「ジャンヌ・ダルク」も嫌いじゃないし「アンジェラ」は大好きですけどね。

さて未見とはいっても大変流行った作品だし、大筋は知っています。いくつかのシーンもテレビや予告編で見たことあります。そこには格好いいシーンと純愛がどうのというキャッチコピーがパッケージされてたので、どうもそういう硬派で格好いいものと思い込んでいたみたい。間違いなく硬派なんだけど、初見のでべは日常を送るレオンのそのあどけなさにまず衝撃をうけたのでした。つんつるてんのズボンでよたよた歩き、背中を丸めてアイロンを掛け、ほうけた顔で映画を観て、少女の涙におろおろする。前半はずっとこの人を言い表す適当なことばがあるはずなんだけど、とむにゃむにゃしながらその一連の生活風景を眺めていた。で、これが本当に適切なのかどうかは分からないけどどうも私には「でくの坊」という印象なのです。言葉どおりの意味というよりは、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の印象なのかしら。
悪意のない純朴なキャラクターと、聞いたとおりに書けばレオンよりも「リヨン」に近い名前の響きが非常に美しく可愛らしくて、すがすがしい清らかな気持ちになれるのでした。

さらに、レオンとマチルダとスタンフィールド三者のパワーバランスが素晴らしく完璧で感動的。設定や脚本、演出、キャストの力加減も、どこから見ても誰も一歩も引けを取らず、完璧な波形を描いて物語は進む。そのへんがフランス人の美学なのかとにかく美しいのですね。物語によって感情を動かされるとか、考えさせられるとかじゃない。その美しい三角形に圧倒されるほかには正しい受け止め方はないと、見ているほうに明確にわかる。

さあもうそろそろ言ってもいいかな?
リュック・ベッソン?わりと好きですよ。

柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2009年02月03日 | 見た回数: とてもたくさん

「マンガ的」という評価を思いつく作品が二つある。ひとつは岩井俊二の「スワロウテイル」で、もうひとつがこの「レオン」だ。

この「マンガ的」という評価は、決して作品をおとしめようという訳でもないし、ほめようという訳でもない。ただこの評価が似つかわしいような気がしてならないのだ。ストーリーがそもそも、あんまり、いわゆる「大人向け」でないのは、まずマンガらしさのいち要素なのだが、たとえば助けにいったレオンにマチルダが抱きつくシーンの足、スナイパーのレーザーサイトが部屋をさまようシーン、あげようと思うともっとたくさん出てくるのだが、みているこっちが、そのまま、まるでマンガを読んでいるような錯覚におちいるシーンがたくさんある。

また、今回みたのは完全版(Integral version)だけれど、時間が許すなら、オリジナル版もみるといいと思います。カットされたシーンは、カットされてしまったために、オリジナル版においては、お話の説明不足につながっているのは確かなんですが、カットされた理由もよくわかるシーンであります。監督というのは、やっぱり我が手足を切り落とす思いで、シーン単位の削除をしているのでしょうね。観客の印象を操作する上で、どのシーンがどういう役割を果たすのかをよく考えているのだなあと思います。

さておき、ゲイリー・オールドマン。格好いいですよね。

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