ルーシー LUCY

画像表示切り替え

Amazon で ルーシー を買う

監督:リュック・ベッソン
出演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、チェ・ミンシク、アムール・ワケド
時間:89分
公開:2014年
キャッチコピー:
人類の脳は、10%しか機能していない
100%覚醒した彼女は、人類を救うのか?滅ぼすのか?
ジャンル:
SFアクションサスペンス

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2015年01月23日 | 見た回数: 1回

四年生の娘が最近映画の予告編から映画についての評価──というか、期待を語るようになってきた。

彼女も映画を見続けててきて、けっこう経つが、予告編で映画をどうこう言うようになってきたのは割と最近だ。

以前、映画館に「ゴジラ(2014)」を見に行ったとき、宣伝で本作の予告編が流されたのだ。

娘はまあ、これが見たい、楽しみである、ということでレンタル屋さんに並んだので、早速借りてきた。

娘の期待通りだったかはわからないけど、感想としては、「訳の分からないところもあるがおおむね気に入った」とのこと*1

* * *

で、僕の感想。僕も、娘と一緒に予告編を見たのだが、予告編時点では、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』のなかにおさめられている『理解』という短編みたいな話なのかな、と思っていた。

判官びいきの気持ちを刺激する「弱いものががんばる話」は、それはそれでいいのだけど、無敵の存在がその能力を存分に発揮するとか、無敵が、いかなるものなのか、無敵の存在はどのように思考するのかを描いてもらうのは、それはそれで別の快感がある。

テッド・チャンの『理解』も、特殊な病の治療を受けた人間が、脳の限界突破を経て人知を超えた能力を身につけていく話だ。

特別な存在となった主人公は、そのステージでこそ理解できる、彼なりに納得できる目標を立て、目的達成してい行き、その過程で常態の人間との対決もあり、ほぼ本作「LUCY」と似たような演出がある。

でもまあ、仕方ないわいなと思う。本作「LUCY」はハードSFというには荒唐無稽すぎて、あまりにも娯楽映画的。けっしてそれが悪いという訳ではないけれども、なんちゅうのかな、上述の「無敵」の表現があまりに陳腐で、あれだ、ここで使うべき言葉なんだろう「中二病」的な演出に終始する。

スカーレット・ヨハンソンはかわいらしいのだけど、あんな何もかんも悟ったような主人公を演じるのは、恥ずかしかったんじゃないのかなあと思う。

* * *

冒頭から出てくる悪役の名前も「チャンさん」だし、てっきりテッド・チャンが下敷きなのかなーと思ったけど、まあ、別物ってことで、いいかしら。


  • *1 ちなみに奥さんの感想は「『AKIRA』みたい」でした。僕は『攻殻機動隊』の感じもあるなーと思う

リンク