テラフォーマーズ

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監督:三池崇史
出演:伊藤英明、武井咲、山下智久、山田孝之、小栗旬
時間:108分
公開:2016年
キャッチコピー:
俺がやる。

人類VSテラフォーマー。
絶対に、分かり合えないヤツがいる。
ジャンル:
SFアクションマンガ・アニメの実写化

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石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2016年10月30日 | 見た回数: 1回

今年は「ガッチャマン」を発掘してる分、これは来年までとっておいてもよかったかもしれませんが「暗殺教室」で期待したガッカリ感が味わえなかったので、ついついみてしまいました。

ということで、期待の新人です。

ただ、マンガ見てないことで、あれがなぜこうなるのだ!!!というがっかり感を味わう前提条件としては弱いんですが、いまいち読む気にもならないんだよなー。
原作はもしかすると面白いのかもしれないんですが、そもそもこの話、敵がGだってことだけで評価が低い。いっぱい出てくるんでしょ。奴らが。それを退治する映画って言われてもテンションだだ下がりですってば。

ただ、そうはいっても優れた残念映画はどんな状態で見ても楽しませてくれるというものです。

ちなみに、僕が求めている残念映画の重要なポイントをおさらいしてみましょう。

1.本人いたって真面目に作っているかどうか。
2.お金をたっぷりかけているかどうか。
3.かっちょいい。と思ってつくってるけどそうでもないCG。
4.それを演じたことによる役者のイメージダウン具合い。または、ほんとに役者がひどい。
5.だれがみてもダメだろう。という空気感。

それに例えば原作に対する愛だとか色々あるんですが、ぱっと思いつくだけでこんなところが上がります。

割りと評価の高い「キューティハニー」だったり「SPACE BATTLESHIP ヤマト」だったりが「デビルマン」「ガッチャマン」に及ばないのはいずれかの要素が抜けているからに他なりません。

その点で今作。最低ラインはクリアしているので期待値も上がろうというもの。

1.役者がたまに外国語喋ってみたりしてかっちょいい。それも意味もなくです。原作だと外人だけど、やってるのは日本人。みたいな悲壮感すら漂ってきます。それも一人だけじゃないのがミソ。

2.なんかわからんがものすごい豪華スタッフたち。小栗旬くんも山田孝之くんも、伊藤英明くんも。その他大量の超有名人たち。期待は僕の中ではザンネンメーカー(※)寄りな女優。武井咲さん。

※ザンネンメーカー:とにかく出てるとザンネン率が上がる役者さん。執筆時での最高峰に黒木メイサさんがいらっしゃる。僅差でゴーリキーもいたりする。

これ、役者代だけで相当お金使ってるんじゃないでしょうかね?さらにはなんかアイスランドロケしたような記事をみましたよ。おぉ、素晴らしぃ。

3.とにかく古い映画やゲームで見た世界が繰り広げられる。全面的にダサさ満開。

4.伊藤英明くんなんて、もうちょっとまともにできてたはずなんだけど、妙に片言。これもこの映画の魔力だろうか?
全体的に(これは原作がそうなのかもしれないけど)コミカルな、妙にかっちょいいアピールっぷりのある喋りを全員で行なってる。
割りとマシだったのは小栗旬くんと山田孝之くんくらいかなぁ。

5.これは異論がないはず。google検索でもそうですし、下手に人気マンガな分実写化への反発と相まって絶賛こき下ろし中。

こうなるともう、あとは双璧2作品とどれくらい差があるのか、もしくはそれを凌駕するのか?という点に注目が集まリますよね。

まず映画としての結果は、満足のザンネン度合いでした。期待してた「進撃の巨人」が、ザンネン映画だけどそこまでひどくなかったのに対し、この作品は自信を持ってお届けできる【ザンネン】映画。こうでなくちゃ。

だだ、ザンネン映画なのに残念ながら双璧「デビルマン」「ガッチャマン」と比べると少し落ちる。
ツッコミどころは満載なんですが、ゲラゲラ笑えるポイントがちょい足りなくて、ただただつまんないポイントがちょっとばかし多いんですよねー。

ただ、3大ホニャララ(3Bとか、3大テノールとか)好きな僕の中では結構自信満々に挙げられる「3大※※邦画」として認定してしまいます。

なかなかこのラインナップが崩れるのは大変ですよ。

追記:じゃ、恒例のネタバレというか、ほぼあらすじも書いておきましょうかね。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

冒頭よくある「ブレードランナー」的な未来世界をで逃げる二人。とにかく目新しさは皆無である。
結局捕まってしまう。

ボス的な立ち位置の小栗旬くん。今から500年後らしいですが、残念ながら天候をどうこうするということはできてないらしく、雨の中傘を指して登場。彼はなかなかいいキャラではないか。とりあえずポイントあげよう。1点(100点満点中)ね。

ちなみに、ネタバレ外にも書いちゃってますが、伊藤英明くんのしゃべくりが妙にボー読みなのはテンションの問題だろうか?「海猿(1作目)」も「Wood job」も悪くなかったので、きっとそうに違いない。うん。

一気に場面転換。宇宙船である。ダサい形状の。なんだコレ?流石に「ジュラシック・プラネット」とまでは言わないのですが、んー、

そのダサい宇宙船の中にいるのは先程捕まった伊藤英明くん。宇宙服だかなんだかよくわからないダサいカッコをしている。さらに言えば航行中くらい脱いだらどうかね?邪魔そうやで。

武井咲ちゃんも登場。女性タイプのダサい服装。なんでも制服で学校を選ぶという世界があるそうですが、少なくともこのスーツ(宇宙服)を着るくらいなら死を選んでもいいと思うのだ。

デデーンとそこに現れたのは、全然彼に見えないスター、山P登場。こんな顔だっけ?なぜか英語で喋りかける。伊藤くんは日本語でサラリと対応。ん?山Pも日本語喋る。なんで英語やったん?

なんか知らんけど二人は格闘技で競ってるっぽい。

「俺はプロだから本気出さへんねん」
と、英語でしゃべる山P。
「負ける前に言い訳か?」
とそのまま日本語でこちらはぼー読み伊藤くん。

あとはなんか喋ってたけど記憶にもなんにも残らないのは許して下さい。

「こんな筋肉バカほっといて俺に乗り換えなよ」と、山P。しかし失敗
「ダメよ。この人(伊藤君)は私を自由にしてくれるの」武井咲ちゃん。

自由じゃないよな。とか思いながら見てると艦内にいっぱい人がいることが判明。メジャーどころの俳優さんもわんさかです。
多分マンガではそれぞれのキャラクターに対して色々と説明とかあって、ドイツがどんな感じなのか。とかわかるんでしょうが、「警官」「ヤクザ」「テロリスト」・・・という説明のみで終わります。
ちなみに、山Pはキックボクサーなんですって。

で、艦長が出てきたり、前述の小栗旬くんが映像で出てきたりしながら丁寧に説明。
ナレーションはなんか聞き覚えのある・・・あ、シャアだ。今のところ登場人物の中で一番マトモではないか。声しか出てこないけど。

なんでも火星の地球化計画にコケとGを送りつけたんだけど(テラフォーミング計画ったと思う)で500年経って地球っぽくなったからGを駆除して、さぁ、第二の地球にしようって魂胆らしい。

火星に到着。多分ここの風景をアイスランドで撮ったんでしょうかね?ものすごくCG感というかブルーバックな感じが臭ってくる。
テラフォーミング計画によって火星はブルーバックの映像スクリーンと化したのだ。

まずは殺虫剤で大胆に駆除に入ります。
「マーズ・レッド・プロ放出」

うぉ!アース製薬製だ!

※ここが一番テンション上がる所。
アースレッドとかあった気がするぞ。マンガもそうなのかしら?

ミサイル型の殺虫剤を周囲にふっ飛ばし、ふしゅー。と、バルサン的に薬剤放出。開放空間でバルサンして聞くのか怪しいですが、そこは今から500年後くらいやし、アース製薬さまがええ感じの何かを考えてることでしょう。

で、散布終了。では、後片付けに・・・と向かう害虫駆除クルーたち。が、全然いないなぁ。おっかしいなぁ。とか喋ってる。

ちなみに伊藤くんの役どころの彼、Gが苦手なんだそうな。藻の塊にビビる伊藤くんを見て武井咲ちゃんがこーいう。

「ほーんと、○○(役名忘れた)G苦手だよねー。それをわかって、でもなんかムカっときたからサインしたのよ。うそうそ。ほんとは死んででほしくなかったの。るんるん。」

こっちもなんかムカッと来たんですが僕だけですかね?内容的には多分漫画準拠でしょうし、それを読んで、こーいう気持ちになるかどうかと言われると、それはないんじゃないかなぁ。と、思うんだけど・・・。
まぁ、「ガッチャマン」のゴーリキーより浜しか。と気を取り直して見続ける。

ふと現れる異星人。Gが進化したものだってのは原作読んでなくてもわかる。また、もしそんなのがいるはずないと思いこんでる彼らだったとしてもその衝撃はいかばかりのものだろう。宇宙で生命体にあったんすよ。

が、筋肉ノーテンキ男伊藤くん。あろうことか喋りかけてみるのだ。

「はろー」

デビルマン」の「はっぴーばーすでー、でびるまん」という名言があるんですが、今作の「はろー」言ってることの素っ頓狂具合いでは負けるものの、伊藤くんの表情が抜群すぎて、名言殿堂入りしてもいいんじゃないかと思ってしまいました。

すくなくとも、「未来予想図」の竹財くんの「むひょーじょー」に匹敵するノーテンキフェイス。

それに、なんで英語やねん。

無反応な異星人。瞬間、超高速移動して、隣りにいる武井咲ちゃんの首をへし折る。おぉ、大胆。
まさかファーストコンタクトでヒロイン抹殺するとは、予想してませんでした。やるではないか。

若干ティラノザウルスの痛みに対する反応のズレの話を思い出す間をおいて、「何してんだおめー」といきり立つ伊藤くん。おい、相手見て物言えや。

なんで日本語やねん。

顔を向け、Gの速さで去っていく進化系G 。

「大丈夫か、ななお!」と抱き起こす伊藤くん。首が変な方向に向かってるCG武井ちゃん。
ちなみに生きて反応しています。あれ?人間だよね。普通動かないよね。そーじゃないの?

一応火星に適応するためにある手術をした。といっていたんでそのへんで微妙に生きてたのかもしれません。

他のクルーたちも遭遇しては抹殺されたり逃げたり(これが一番正しかろう)して、ほうほうの体で帰ってきましたとさ。ここで、ハリウッド女優、菊地凛子ちゃんも殺害。

ハイペースで著名人を殺していく皆殺し映画。。

で、やっとこさ事実が明かされちゃったりします。
害虫駆除は一緒だよ。でも結構進化してるっぽいから君たちにも特殊能力与えといたしよろしくー。と、マッドサイエンティスト(っぽく見えない)小栗旬くん。

艦長は知ってるみたいで、その後大量に包囲網食らった中、ついにその能力を発揮。なんと、昆虫のDNAを組み込んであるのだ。ででーん。

まずは登場ゴッド・リー(ケイン・コスギ)。彼だけ名前覚えた。中等紛争地帯で戦い続けて来た伝説の戦士だそうだ。なぜか一応日本人。というか、基本全員日本人。

「彼の能力はの能力は〇〇・・・」と、シャア大佐が懇切丁寧に虫の超常能力を解説してくれる。

これ、毎週放送でEテレ辺りでやったら、小学生男子は喜ぶんじゃないかなぁ。若干「民明書房」な雰囲気もあって僕が小学生の頃なら間違いなく飛びついてただろうけど、最近の小学生じゃダメかな?

公共放送でサラリーマンNEOやっちゃうEテレだったら・・・

閑話休題

ほほう。体内で何かを燃やして・・・みたいな説明をする。他のクルーも知ってる人は、彼なら余裕だぜ。みたいなことを仰る。

さすが戦士。なぜか格闘技でGとタイマン勝負。ほぼ互角。こいつ銃持ってなかったっけ?
そして、特殊能力発動。手から炎。こうなってくると何でもありで、その炎でGを燃やす。勝った・・・あれ?

が、残念。最終必殺技が効かないではないか。生き残ったGに殺害。意外とあっさりキャラを殺してくな。この映画。

さらにたくさんやってきて宇宙船を包囲、攻めてきそうだ。こりゃたまらん。想像すると僕もたまらん。が、意外とGっぽくないキャラなんでそこまで嫌悪感を抱かせないね。僕だったらそのままズバリが来たほうが怖いけど・・・。

脱出を試みるが、コンピュータがロックされてダメだそうです。慌てるクルーたち。
ウォ、特殊強化ガラスを頭突で突き破り、一匹潜り込んできた。

「今度は俺が出る」と艦長。

「艦長〇〇の能力はパラポネラ。このアリはは・・・」という解説。やはり解説シーンはいいね。

自分の体の何十倍の重さのものを持ち上げることが出来るのだ。との説明。パワフルだな。ではどんな戦いかというと、特殊能力を活かした、パンチとキック。

ん??パンチとキックなの?

あ、そうそう。もう一個気になった。火星まで来た宇宙船。対外兵器はないの?マーズ・レッド・プロの噴射ももっかい試してみてもいいんでは?なんか銃はありそうだけど・・・。

艦長を残してみんなはもう一台、先に来ている宇宙船で脱出しろ。との命令です。
伊藤くんも残るぜ。復讐だぜ。愛する彼女のために、みたいに筋肉で反応するも却下。
一方。「俺ならいいだろ。」という山田くんは残ることに。切り分けの意味は分からないがなんか能力があるんでしょう。蛾かなんかの触覚生えてきた。

他のクルーは装甲車みたいなので脱出します。

脱出法は、装甲車に乗り込み、一人炎を吐いて逃げる能力を持つ人が推進力を生み出し脱出するというもの。なんか性犯罪者のきしょい感じですが、そこがいい、みたいな女子クルーもいてもはやカオス。

ちなみに、副長は小池栄子さん。ぼー読み。あ、何故かこの映画では全員だけどね。

出発。彼が口からニョロリと排出口というかなんかホラー映画とかで腹から出てくるたぐいの管をだし、そこからものすごい炎を吹き出す。

包囲網第一陣突破。やった。やるじゃん犯罪者。と見直される彼ですが、それもつかの間、なんか津波みたいなのが向かってくる・・・Gの大群。ちなみに、これはちょっと面白い。突破できるか・・・。

なんとか後頭部に激突しながらも(後ろ向きで炎吹いてるしね)津波突破。やったーー。

ニコニコの小池栄子・・・の顔が一瞬で変わる。

さらにでっかい波がきたーーー。一人じゃ守れない。という判断で、彼のこと気に入ってる女の子(たぶん元AKBの篠田麻里子ちゃん。漢字は怪しいが気にしない。久々に見たんだけど、まさかこの映画を選んでたとは・・・)とその相方。

それぞれ硬い体を持つ虫と、カモフラージュする虫の特性で犯罪者を守る。というか・・・なんか他に手はないのかね?

肉体派のマッチョGに激突されながらもなんとか第二波も突破。が、結局3人共やられる。戦闘能力だと全然ダメですな。
硬い方はともかくカモフラージュした所でとにかくぶつかりまくってくるんだからそりゃ負けるわい。

なんというか、ここまででかなりあっさり豪華キャストを抹殺していってます。そーいう映画か。まぁ、いつまでも使ってるとお金かかっちゃうしね。

一方、残った艦の方ですが、こちらはある程度功を奏したっぽい。それを見つめる一人のG.お、電話してら。しかもあのマッドサイエンティスト小栗旬くんまで。

なんか色々知ったふうな会話をしてるんですが、その後「あいつには近づくな。あれは獰猛すぎる」と、少年心をくすぐるセリフを仰る。
獰猛な虫・・・スズメバチ??

残った二人ですが、艦長が一人でパンチとキックだけでなぎ倒し、山田くんはコソコソ隠れ・・・。とある方法を繰り出します。そう。艦内を封鎖し、空気を無くしちゃう。自殺行為でGもろとも。という作戦。しかも

「山田くんの昆虫はなんとかユスリカ。蚊です。この虫の幼虫は・・・死なない!何度の炎で焼かれても、マイナス難度の環境で真まで凍らせても、真空状態でも、放射能でも・・・・死なない!しかも、そんな状態でも水かければ復活する」
(1,2を争うほど素敵な解説である。内容も感動。すげえな。ユスリカの幼虫)

んだそうな。パッと見明らかに成虫に変化したけど、山田くんは・・・死なない!

ちなみに山田くん。なんかしらの研究員で発明してるにも関わらず、同僚と上司にはめられて失脚。お金に執着してます。家族を養ったり大変だからね。かつて同僚の女の子にはめられて研究成果は奪われ、自身も失脚したという過去。山田くんを捨て上司とくっつくんですが、だれがどう見ても山田くんを取るだろう。というツッコミは受け付けません。

艦内の空気を抜き、全滅させたあと、どうやって復活させるかは考えてなかったのかもしれないんですが、とにかく敵も味方も全滅です。

あ、館長生きてら。しかしその前に多分さっき電話してたGもいるではないか。向かって来て、艦長の目の前に止まり・・・Gがぐゎぎあおう(擬音ね)と、割れ、中から菊地凛子ちゃんがでてきたよ。登場シーンは「ナイトウォッチ」に近いかもしれない。

解説「菊池ちゃんの昆虫はなんとかゴキブリバチ。この昆虫はGを操る・・・」

「あたしはGを操れるのよ。オーッホッホホホほ・・・・。つまりこの星で一番強いのは私。おぉっほっほほほほほ。あなたはもう用無しよ。」
と菊地凛子ちゃん。バンバンと銃で艦長を殺害。

さらには、山田くんに水かけて復活。ふたりとも知った仲のようで、あるもの(Gの卵)を持ち帰るという隠れミッション推敲中だそうな。

そう「死なない虫と、Gを操れる虫」で。

操れるということは卵を産ませることも出来るわけでそれをもって、ぐちゃぐちゃの死体やらなんやらがいっぱいの船のまま地球に帰ろうとします。コンピュータが動かなかったのも山田くんのトリックだったそうな。

伊藤くんらが見上げる中、飛び立っていくいく宇宙船。が、あれ?なんか卵が生まれそうやで。早くね?でも
「まぁいいわ。また操って黙らせておけばいいんでしょ」と、悪女感満載の菊地凛子ちゃんが双子のGちゃんに針を指していうこと聞かせる。

いい表情である。

が、次の瞬間、言うことを聞かない事がわかる。こわばる凛子。なんで?突然変異?

固まってる彼女の首をチョンしてしまうという新技を繰り出し、さらには飛んでいる宇宙船に向け、地上に残っているGを呼び寄せる。そう。奴ら飛ぶんだよね。あーやだやだ。

落ちていく宇宙船。

一方でもう一台にたどり着いた伊藤君たち。明らかにやられキャラの二人を残して艦内へ。ちなみに、やられキャラ二人は返信する前にやられます。正直時間の無駄ですかね。
あ、Gが銃器を扱うっていうところの見せ場用に必要か。

船から降りる3人。そういや、火星にピラミッド。みたいな話はどこであったんだったかな。進化してピラミッドたててるんだって。その割に王政とかそういう概念はあんまり感じられないんだけど、それはまた次の作品(絶対作られない)ですかね。

集まってくるG。おっしゃ、おれがやるぜ。と伊藤くん。そう、彼こそは獰猛すぎる昆虫界最強の存在、オオスズメバチ。シャァの解説によると熊もハブをも凌ぐ死亡率ナンバーワンの生物なんだって。

ためになるなぁ。解説。

腕に毒針がついてます。ミツバチと違って何回指してもOKですしね。
ついでに山Pと小池栄子も変身。山Pはなんとかバッタ。キックボクサー&脚力ナンバーワンの組み合わせ。小池栄子はハナカマキリ。よくわからんがどう猛アピールです。

このあたりで「あんたいい女だな」「今頃分かったの」というやり取りを、実際に行ってました。まじですか?マジです。

結構やる3人。

伊藤くん(スズメバチ)は次々にノーマルGをぶっ潰し(効率悪いな)、とにかく片っ端からパンチ繰り出します。毒針ついてるしもうあとは体力が続く限りぶん殴れ。という感じ。
先程津波のように押し寄せてきたGを経験しているにも関わらず、とにかく1対1です。いくら強くてもバテるっちゅうねん。

バッタちゃんの山P。凄い強いではないか。キックボクサーの割に全然キックボクシングしないんですが、とにかく蹴って蹴って蹴りまくる。
正直スズメバチとカマキリ都に比べると明らかに弱そうやん。バッタ。と思ってました。子供の頃なんてそれこそ捕まえてはカマキリのエサにしたりしてたくらいなのに。が、すいませんでした。

カマキリはカマキリでバッサバッサと首を落としていく。華麗に流れるようにね。オスを食べる云々の解説付きでしたがとにかくバッサバッサとかまで切りまくる。

そんな殴りまくり、蹴りまくり、切りまくりの3人の前に現れたのは進化系G。この進化したばかりのキャプテンGが相手となると、あっさりカマキリは鎌を折られ、その鎌で首をバッサリ。

こいつ強いねー。しかも人間の動きをしてやがる。みたいなやり取りがある。じゃ、銃使いなよ。スズメバチもバッタも一撃やで。

怒る山P、バンバン薬撃って昆虫化促進。戻れないとわかってても撃ちまくる。バカだなぁ。何故そんなに怒るんだ?ただスーパーアイドルをここまでバッタにしたことは褒めてあげましょう。

「バッタはなぁ。虫の王と書くんだよ」という名台詞も繰り出したしね。ちなみに、「虫の王」ではなくて「虫の皇」が正解でした。僕の勘違い。

ジャンプしてキックを繰り出す山P。何度も言うがキックボクサーです。キックボクサーの動きは一切してないのがミソですが、昆虫化してるしね。

さらにはハイジャンプしたあと、飛び始めた。Gたちも一斉に飛び出し、空中戦。なんか、マトリックス的なのやりたかったのかな?ドラゴンボールとか。残念ながら貧素なCGでキャラがバタバタ戦ったりするのだ。
更に言うと、地上戦やってるときのほうが明らかに強い。なんで飛んだ?おまえの武器は強力なジャンプ力と強靭な足だろ。飛んでたら踏ん張りも聞かないし不利になるだけではないか。

案の定、ある程度Gを倒した後に力尽きて地上に落ちる山Pバッタ。

殺されつつある山Pを助ける伊藤くん。
名言その2「気持ち悪いだろー。こんな体になっちまって」発動。
いや、自分でやってるやん。なんかバッタの口からそれっぽい色の液体もはいてる。これ、子供の頃捕まえたバッタもそんなのだしてたなぁ。気持ち悪いぞ。

うぉ~~~。と伊藤くんも怒って注射でパワーアップ。キャプテンGと対決。キャプテンGはなんかブルース・リーみたいな格好で対抗。

つよい。

ケンシロウvs名もなき悪党のようにあっさりと伊藤くんやられて、得意の毒針もへし折られちゃった。

大量のGに囲まれ、もはやこれまで。というところで、ヒラリヒラリー。と待ってくる虫になった武井咲ちゃん。おまえは死んでたし注射も売ってないだろ。という突っ込みはさておき、蛾(だと思う。蝶じゃないよね)となり舞い戻る。

まぁ、死体から意図がピューピュー出てカイコっぽくなってたシーンはあったが、それが複線かな?伏線と言うには稚拙で予想通り。

鱗粉を撒き散らしながら飛ぶ武井ちゃん。見守る伊藤くん。見上げるGたち。そんな中、意図に気づいたバッタ君は伊藤くんに逃げろ!だそうな。粉塵爆発ってやつですね。

無視!

いや、無視だけにじゃないぞ。

羽を広げ武井ちゃんの方に飛んでいく伊藤くん。「もう離さない」。それを助けようとするバッタ君。「よせ。あいつはもう死んでいる」。

Gが銃を打つ(まだ持ってたんか。というか、それ使えば伊藤くんも山Pも瞬殺ではないか。)。

粉塵爆発!!!!!

武井ちゃんに抱きつこうとした瞬間に最後の力を振り絞って山Pが伊藤くんをさらに上空に逃避させることに成功。これで山Pは死亡です。お疲れ様でした。

ついでに武井ちゃんも炎に巻き込まれる始末。Gちゃんたちも当然ね。

残った伊藤くん。さっき落ちた宇宙船に向かい、しなない山田くんと合流。一触即発でしたが何かしらあったと思うけど、とにかく地球に帰るぜ!って帰船を動かして飛んでゆきました。

最後のセリフ
「俺はこの能力で金を・・・お前は?」山田
「俺は墓を作るよ・・・」伊藤

昆虫化され、火星においやられ、最終的に墓守になるとはなぁ。スズメバチ能力、超強力だしなんでもできそうなんだけど。

ちなみに、小栗旬くんは失脚するも続編ではまたしても活躍しそうな感じで去っていきました。
でも続編絶対ないだろうなあ。

隠しテキストはここまでです。

ということで、netabare読んでも、一度見ていただくと、あぁ、納得の出来だわい。と楽しめること請け合い。おすすめですよ。

ちなみに、一番いいのはやっぱりシャァの昆虫解説です。続編はいいから番組化してくれないかなー。それを生み出したことだけが今作唯一のいいところです。

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