CUTIE HONEY -TEARS-

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監督:A.T., ヒグチリョウ
出演:西内まりや、石田ニコル、三浦貴大、高岡奏輔、岩城滉一
時間:92分
公開:2016年
キャッチコピー:
サヨナラ。
わたしのキューティーハニー。
ジャンル:
SFアクションマンガ・アニメの実写化

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石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2018年06月18日 | 見た回数: 2回

あまりの出来に一回見ただけでは自分の見たものが理解(把握)できなかったので、立て続けに2回見てみました。

いやね、最近めっきり「デビルマン」とか「テラフォーマーズ」とか「ガッチャマン」などの錚々たる横綱級残念映画に会うことも減っていて残念映画愛好家としては少し残念に思っている今日このごろ。

洋画だったら安定のアサイラムとかしっかりと作り続けてくれているのですが、いざ邦画となるとマンガ原作でつまらないけど残念にするにはもったいないというレベルのものばかり。まぁ、胸キュン映画実写化ばっかみてるってのもあるんでしょうが、それにしてもねぇ。

噂じゃ酷いとの評判を聞いていましたが、なるほど納得のすばらしい作品。一回見ただけじゃ正直何が起こってるのかわからないという「残念映画」の鏡のような出来でした。

かつて「キューティーハニー」という佐藤江梨子主演の映画がありました。まごうことなき残念映画だったんですが、若干、このふざけた感じどうよ。という作り手の意図が見えた分、純粋な残念映画を求める僕としてはマイナスポイントになっちゃってたことを覚えています。
が、今作!めっちゃかっちょよく真面目に作ろうとしてるじゃないですか。つまり唯一の不満点を解消した見事な作品。
これを残念とせずしてどの作品を残念と言えようか。

ということで熱を帯びたネタバレに行く前に。とりあえずの評価。
聞くまでもないですね。
結論から言っちゃうと、シャープやパナソニックあたりにその次代の技術の粋を尽くした空気清浄機を作らせればよいのでは・・・というオチまで、見事な作品でした。

前述の横綱級作品と比べても遜色なかったです。
文句なし!

以下ネタバレ込みなのでご注意をば。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

冒頭、いきなり真っ白い変な塔の通路の上を走る女子と父親。ひとりは主役の「キューティーハニー」西内まりやさん。もうひとりは科学者っぽい岩城滉一さん。

追われているのはわかります。追ってきた人いるもん。多分ラスボスの女の人(名前不明)。

「ひとみにげろ!」と、科学者。なるほど、ひとみさんなのね。ひとみさんだっけ?という原作を知らない僕の弱みを突いて来る。

バーン。お、打たれた。科学者が。

なんか変な血の吹き出方ですが、未来なのでそういう銃なのでしょう。胸を撃ち抜かれてるっぽいんですが、すぐに死なずにひとみちゃんを逃がすために・・・突き落とす!

でも、追わない。狙いは博士。ん?じゃ、ひとみちゃんだけ逃がしゃよかったんじゃねえか?

でもって下界。ブレードランナーっぽいのがやりたかったんだろうなぁ。という風景と、単なる廃墟風景と、ちゃんと統一感の取れていない感じがあるんですが、きっとそういう世界なんでしょう。

そんな中例のごとく少年が悪者に捕まりそうになって、ひとみちゃんが空から降ってきて。おぉ、ラピュタやん。あ、飛行石ないからずどどーんと落っこちてたけどね。あと、あんなにたかいところから落ちただけあってきてた服は吹っ飛び(いや、もともと何で裸に研究医だけだったんだ??)裸んぼう。ただ、北斗の拳のオーラ的なものを身にまとっているのでお子様にも安心設計(なのかなぁ?)。
ちなみにピンクなので・・・南斗紅鶴拳のユダ、ってところか・・・。

ここからは悪者を弱い者いじめするひとみちゃんの一人舞台。なんだろうか?最近よくある女性暗殺者の映画とかとにた雰囲気で戦ってくれる。しかも無敵じゃないけど死なないと来たもんだ。アクションシーンは安定のスローモーション。そら「チョコレート・ファイター」のように動ける人なんてそうそういませんしね。

ちょっと世界の説明。何かとむちゃしたんで汚染物質処理できなくなったから、そちらは下に垂れ流しつつ、上へ上への上昇志向で建物やら居住地区やらを積み上げてったそうな。下界に住む人は汚染物質吸ってるからゲホゲホです。マスク的なもんもしてる。

シーン飛ぶ。

前述の少年が青年になってるんでなんか知らんけど多分10年後くらい?未来都市内(・・・いや、さいきんの東京のオフィスビルとかこんなんかなぁ。)で青年と上司が「下界の救世主」的なネタを喋ってる。このやり取りがなんだか見たことある気がするけど・・・まぁいいや。
とりあえず継続取材を取り付けたあと、お、なんかゴージャスなラスボス登場。片手でその記者の喉元を掴んで持ち上げて、「あなたがあの記事書いたの?本当なの?」とピュアな質問。お名前はジル様だそうです。「嘘デスゲホゲホ」だと答えるんですがとりあえず伝えなさいよ。的な・・・。

ちなみにこのジル様。上層部を管理しているAI様なんですって。じゃ、何でさっきの情報知らないんだ?管理部門しか掌握してないってことか。

下界にて・・・。うどんを啜ってるさっきの記者(この辺もブレードランナー??)のもとに仲間の記者がごつい四角いヘルメット下部って動きにくそうな管理局の治安維持ロボ(ソドムっていう名称が付いてるらしい。アンドロイドらしい)に捕まったと言う情報が入る。

ちなみにその「ソドム」。明らかに中に人が入っているので、実になめらかな動きのアンドロイド。さすが未来都市である。挙動は人間。ただし、格闘シーンやら色んなシーンでロボット挙動をするというハイブリット感がすごい。

無実の罪で捕まって、お涙頂戴パターンの娘をソドムが振り払って怪我をさせ・・・ヤダー。パパといるー・・・というところで、じゃじゃーん。ソドムの革を被ったキューティーハニーちゃん。
スローモーションのアクションでバシバシ敵を倒してく。銃に撃たれても自己修復で無敵なのだ。ダメージは受けるらしくって、切られると血的なものが付着するけどね。
ドタバタしてるうちにラスボスのジル様にも情報が入り始める。

一通り倒して、敵の銃を取り、記者に向かって・・・バン!と、後ろにいるUFOというかドローン的なものを倒して去ってゆく。

ところで、無敵のAI、ジル様は今の今までひとみちゃんを見つけられなかった(探してなかった?)し、そもそもいちいちそのドローンの映像で確認してみなきゃ情報把握できないのね。未来都市なんだしさ、もうちょっとスマートな監視仕組みを作れないのかねぇ。
このドローンも下手にでかいし動きはヘンテコ(CGで動かしてる?)だし、さらには確認用映像が昔の質の悪いテレビみたいなザラザラだしね。

さてさて、記者はひとみちゃんを追いかける。のと、仲間(上司?)が合流して、追跡用ビーコンをくっつけたりいろいろ。

ひとみちゃん隠れ家に到着。チョーぶりっ子な感じでおじいちゃんおばあちゃんと家族ゲーム。記者がみてるのに気づいて問い詰める。ここはツンツン。
家族が顔だすとデレデレ。猫かぶっているのである。

ジル様は現場に到着。倒れたソドムの武器についたひとみちゃんの血(的なもの)をみて、おぉ、こんなところにいたのか。ついに見つけたぞ・・・的な表情。おめー、博士を追っかけてたとき、ほっとけって行ってたやんけ。

ちょっとキオクを失ってるうちに(←僕が)、再びソドムたちに追われるひとみちゃん。雑魚キャラ謎一撃さ。が、おじいちゃん・おばあちゃんが気になるから記者に助けに行かせる。これ、自分が行ったほうが守れんじゃねーか?

案の定、爺ちゃん、ばあちゃん、記者はおいつめられ・・・おぉ、爆弾でどかん!(※腫瘍キャラなので記者くんは爆弾の一番近いところに板にもかかわらず生き残るけどね。)

一方ひとみちゃんもビリヤードバーみたいなところに行って、変なチンピラたちに絡まれつつも、まっとうなことをいう。逃げろ!
逃げるわけないチンピラたち。ソドムも来てごちゃごちゃする。で、そいつら助けるために銃でいっぱい打たれ、ついに眉間打たれて倒れちゃうひとみちゃん。そこへ・・・現れた記者の上司(テロリストのボス)ウラキさん。電気ショックでソドムたちを殲滅。おぉ、強い。というか、そんな単純なのか、あのロボットたち。

ひとみちゃん目覚める。じいちゃんばあちゃん死んだことを知りシュンとするが泣いてないのを見て「これだからアンドロイドは・・・」といったそばから本当に泣き出す。なんというか台詞のタイミングがよろしくないですな。

さてさて、とにかく下層世界のピンチを救うべく立ち上がろうというこのテロリスト集団。ウラキさんは武闘派なので、足元からぶっ壊しちゃえばいいやんという過激思想。まぁ、上の人に警告を与えつつ、逃げてもらったあとぶっ壊しちゃえばそれはそれでいい手だと思うけど、作戦バレちゃって妨害されるとよろしくないからねぇ。
一方記者さんたちは穏健派。支配してるAI(つまりジル様)やっつけたらいいやん。という漫画的発送。確かに支配者からするとあまり高度な知能はなさそうだし、ひとみちゃんが手伝ってくれれば更に高確率。それはそれでいい作戦かもしれない。上層の人々も安泰だし。

ちなみに、このあたりで元素安定装置云々がどうこう行ってたけど、イマイチ理解はできなかったので割愛します。ひとみちゃんが持ってて、それ使ったら汚染物質なんとかなるんだそうな。
んー。じゃ、何でジル様はそれを今の今まで放置してたんだろう?あ、あれか!AIの暴走。人類謎汚染物質で滅ぼしてしまえと。

閑話休題

この2択を同時に実行することになりましたとさ。

地下ではウラキさんたちが破壊工作の準備、上層階ではひとみちゃんのパパが生きていることを餌にしてるとこがなんともですが・・・ひとみちゃんが注目を引きつつ、さらに記者くんがサーバルームに潜入するという・・・。

でね、そのセキュリティがザルすぎてびっくりです。ガードは先程の動きが鈍い(たまに早い)ソドムさん。監視カメラもあったもんじゃない。ましてや指紋認証。虹彩認証とか今どきの昨日すらないと来たもんだ。

下層階のウラキさんたちなんてかくれんぼしながらいろいろやるだけで問題ナッシングと来たもんだ。問題のソドムさんたちが爆弾を見つけて処理する・・・みたいなこともできない御様子だし、一体どうするんだ??

上層部では囮になって目立ってるひとみちゃんをジル様が泳がせていたり、記者が同じくかくれんぼしながらソドムの視界から消えて潜入したりと、やっぱり基本的にゆるいセキュリティだなぁ。

ご自慢の完璧なAIジル様の一括管理なので、そこがやられなかったらいいということか・・・ただ、彼女も体内に変なチューブつないだりするラスボススタイルは披露しつつも結局自分の目と、報告がないと状況判断できないみたいだし、自分を守るという発送もあまりないようだし、いいんだろうか・・・まぁ、究極生物「カーズ(ジョジョ2部より)」も自分がいればいい、みたいなこと言ってたしそれと同様ということでしょうか。

敵の目を引きつけるため、ひとみちゃん派手な衣装でそのへんを闊歩したり(たまにソドムから隠れたりもする。んーと、どっちやりたいねん)、ファッションショーに出たりもしてみる。

ちなみに、キューティーハニーのテーマはそのシーンだけしか流れない(小音量でね)のでそこは見逃してはならないのだ。そこ以外は全面的にキューティーハニーでも何でもないんで見逃してもらっても構わないです。

ファッションショー中に乗り込んできたソドムたちを華麗なアクション(当然スロー)でやっつけつつ記者からの連絡を待つ。

記者さん、潜入後、ルパンの赤外線探知装置みたいなの(ほれ、赤い線がぴーって動いて、それに触れたら警報なるみたいな・・・)を交わしつつ、更には中途半端な一ではハッキングできず、汚染物質大量破棄は、止められないことがわかったんで本丸に突入すべく・・・なんかアクションシーンしてました。どんなのかはあんまり印象に残ってないなぁ。ミッション・インポッシブルではないのです。

いろいろハッキングやってるところ、ジル様の家来が現れて打たれそうになり・・・ひとみちゃんが助ける。あれ?いつの間にそこまでたどり着いたん?
なんだったらサクッとひとみちゃんに潜入してもらったら良かったんじゃねーか?

ともあれしょうがないので本丸ジル様のもとへ。

あ、下層階ではウラキさん撃たれたり、子どもたちがいて爆破作業ができないとか、いろいろありましたが、まーそんなにパッとしないとこなんでこれも割愛します。どうしても文章長くなってしまいますしね。

さー、ラスボスとの対決!ひとみちゃんvsジル様。前述の通りガードはいません。「よく来た、キューティーハニー。私に倒されるために。あなたは私に勝てない。不完全だから」
だそうですよ。キューティーハニーという単語はどこから出てきた?まぁ、いいや。瞬間移動みたいなのを繰り出したりして圧倒的にひとみちゃんを痛めつけます。挙動は「バイオハザード5か6」に見たラスボスと一緒ですが、さすが!

パパの変わり果てた(というか上半身と脳みそが大事なんだって)姿を彼女に見せた上でひとみちゃんをガンガンやって壊しちゃう。治るし、治ることも知ってるよね。でも何回でも壊しゃいいんだから・・・的に一通り動けなくした状態で高笑いしたあたりなかなかのラスボスっぽいな。
仕上げはひとみちゃんの体内からズボッと元素固定装置(だっけ?)を抜き取るという残虐シーン。あ、もちろん血は大丈夫、アンドロイドですもの。
ついに見つけたぞ。と満足そうですが、そもそも最初にほっぽってた(途中ででも気づけよ)あんたが悪いのだ。あと、お前さん完璧なら自分でそれ作れへんのかい?

が、突如登場した記者くんの銃撃で一瞬死ぬ。おぉ、白目ちゃん。
ところで、そもそも何で記者くんとひとみちゃんは一緒に行動してないんだっけ?意識が飛んでいてわからないや。

さてさて、ひとみちゃんを助けたと思ったら復活のジル様。豪快に一般人を攻撃して変な形で吹っ飛ぶ。血も変な感じで出る。なんか行っちゃん最初の博士のときもそうだったけど流血表現がなんだか苦手っぽいな。

やりやがったな。とひとみちゃん。
一回倒してるだけに余裕のジル様。
戦うもどっちかというとジル様ペースでことが進むんですが、パパのことの説明やら何やらを聞かされているうちに急にひとみちゃん覚醒モードに。まぁ、クリリンのことを聞かされた御供と同じ原理だと思います。
圧倒的にジル様をフルボッコ。あれ?最初からやれや?
本人曰く

「不完全だから、完全に勝てるのよ!」

んと、あんまり意味はわかりません。成長できるということかな?完全だったら常により高度に成長していくんじゃねーか?

ともあれ、最後はなんか力ののらなさそうなジャンプからの正拳突きでジル様を叩き潰すと、汚染物質止めるために頑張る・・・んですがあれ?ダメじゃん。

あ、そうそう。撃たれてたウラキさんに迫りくるソドムたちですが、ボスが倒れたので自動的に停止しました。そういや前にジル様が「ソドム」を送れ。的なことを言ってましたが、管理してるのがジル様ならソンなこと言わんでも良かったんじゃないだろうか?あくまで人間に対するポーズ??腹心の部下もいらないし、いろいろわからないAIの世界です。
ちなみに、悲しいかな中に人が入っているのでその止まり方もパントマイムのようでしたが、んー。ま、いいか。

ここでついに登場。博士くん。ホログラムです。これも割とよく見ますよね。確か「バイオハザード2」でも出てきてた。ので、つい実はお前ラスボスか?という疑惑の目で見てしまいました。だってそんな登場の仕方やんか。
でも、別段目立ったことはなく、汚染物質の流出は止められないよ。とか、ひとみちゃんならわかるよね。手段は一つだけ。みたいな話をしてる。

ちなみにホログラム。なんというか質が悪くって80年台の「スター・ウォーズ」のレイア姫のほうがまともです。
だって、薄っぺらく映るのはわかるんですが、見てる人に向かって正面が映るように現れているので、多分横にいるひとみちゃんからすると薄っぺらい一枚の板が光ったり光らなかったりという2次元まで行かない、まさに1次元なパパとの再開状態なはず。
見て頂いてる視聴者の事を考えた安心設計と言えなくもないんですけど、やっと会えた娘には正面から向き合おうじゃないか。

さ、ラストですよ。汚染物質の流出は止められないということが確定したひとみちゃんは意を決したように最初の塔の上の謎の場所に。この場所、いったい何のために作られてるんだろう?移動もしづらいし。

汚染物質はモクモク出ていって色んな人が逃げたりしてます。多数の死者も生んでたりするのかもしれませんが、ちょっとはタイムラグがあるんでしょうか?

ひとみちゃん、元素固定装置的な丸い物体を片手に例の場所で立つ。汚染物質の目目を吸い取り始めたよ。なんでもその機械だけじゃダメでひとみちゃんの存在が大事なんだって。
ここでテーマソング・・・流れ編の会・・・。
記者が泣きながらやめろー。的に言うんですが、「笑ってよ。いつもみたいに。」と、悲劇のヒロインっぽく答えるひとみちゃん。

スペックのラストみたいな渦をすべて吸収してひとみちゃん。倒れる。世界は救われた。あんまり緊張感もなかったけどとにかくなんと下界の人が青空を見られるほどに吸収できたのだ。

青空見たことないとかそ~言う設定は多分破綻してたんで晴れてたシーンとかもあったと思うけど、一応、その美しさに目を奪われる下界の人たち。
あ、そういや撃たれたウラキさんは生き残りました。良かったねぇ。

だが、力尽きたひとみちゃんは不安定な足場から落ちそう・・・記者くんが腕をキャッチ。でも、ファーっとピンクの元素状態で散って落ちていくひとみちゃん。
んー。こいつ多分生きてますね。

で、エンディング、当然例の歌かと思いきや、ん・西内まりやさんの歌かよ。

ということで、駆け足にお届けしましたが、いろいろ破綻しているのと、役者さんたちがいろいろ大根で、「デビルマン」が2000年台最高の残念映画だとしたら2010年台の残念映画No1を考えた場合、「テラフォーマーズ」や「進撃の巨人」と競り合えるポテンシャルを感じました。

役者さんたちに関しては、ひとみちゃんの西内まりやさんと、ジル様役の石田ニコルさんの腫瘍キャラ二人が実にボー読みで動きもぎこちなあったのですが、いやまて、アンドロイドだと考えたら素晴らしい人間のような動き。台詞回しもAIならでは!ということではないか。

ひと世代前の近未来を描いた快作で、ドローンにせよ、AIの暴走にせよ。とにかくふるさを感じさせるでき。アンドロイドやらAIやらだったらちょっと前に見た「エクス・マキナ」と比べるとその雑さが見れて良いので、続けてみることをおすすめします。

あとはなんと言っても、結論は前述のとおり、空気清浄機で解決ですもん。
プラズマクラスターとかナノイーできれいに平和な世界を作ったらいいんじゃないでしょうかね?

キューティ・ハニーである必要性はなく、キューティー・ハニーっぽくしようという熱意もなく、タイトル伏せて見せられたら、正直途中までキューティ・ハニーと気づける人は皆無だっただろうさ。なんだったら音ちっちゃかっただけにあのシーンもボーッと見てたらそれこそ気づかずに終わっちゃうかも・・あ、ジル様が一言その単語を言ってたけどね。

そんなキューティーハニーじゃないキューティハニーてぃあーず。文句なしの残念映画です!

隠しテキストはここまでです。

石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2018年06月16日 | 見た回数: 1回

ん?期待はしてたけどまさか!どういうことだ??

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