一応原作はちょっと前に読んではいただんだけど、12歳設定なのな。それ故に天才児という感じが出てるんだけど、演者の都合上年齢を上げてきた（そもそも16歳（15歳だっけ？）という設定）。なのに、更にその年齢にも見えないという悲しさよ。
天才な子供らがいかに大人を出し抜いて・・・という大事な要素を2つの面でダメにしているというね。さらにいうとその天才児たちがアホっぽく見えるのも悲しい。16歳ならもうちょっとできるやろ。天才じゃなくても。みたいなところがあったりする。

主演の浜辺美波はまー年齢的に見えないとはいえちゃんと演技も喋りもできてるので最低許せるけど、残りの二人が残念ながら（年は実年齢に近いはずなんだけど）めちゃくちゃ下手な印象。特に一人はちょっとかの有名な「デビルマン」思い出しちゃった。
僕が下手に見えるからと言って、実際にはどうかわかんないんだけど、過剰な演技を真面目に見せているけど編に浮いてるというマイナスがマイナスを生む違和感。うーん。これ、実写映画では難しいとこなんだけど、「銀魂」くらい突き抜けてくれたらまだ許せるんだけど、そもそも子役（なのかな？）な男子が見てて辛くなっちゃったってのがねー。
あと、それに輪をかけて、そもそも多分海外のキャラなのにそれを日本人が演じて、それを似せてくるという難題は全然解消できてないんだよなー。うーん。「鋼の錬金術師」のほうがマシ？？

話は悪くはないし、続きも作るなら気になるといえば気にはなる。北川景子の演技もそれっぽくてとても良かっただけに「逆におすすめ！」という残念っぷりに影を落とす（←ややこい表現）んだけど、まーなかなかに久しぶりに失敗実写化という評価をつけてもいいかな。