GODZILLA GODZILLA
画像表示切り替え監督: | ローランド・エメリッヒ |
---|---|
出演: | ジャン・レノ、マシュー・ブロデリック |
時間: | 138分 |
公開: | 1998年 |
キャッチコピー: 人類に打つ手は無い | |
ジャンル: 怪獣、ラジー賞、リメイク |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2019年06月11日 | 見た回数: 2回
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年01月18日 | 見た回数: とてもたくさん
いみじくもゴジラファンの末席を汚すものが、あの悪名高いハリウッドゴジラに最高評価を与えるとはなにごとだ、ときっとゴジラファン評議会からは総スカンをくらいそうなのですが、僕、これ好きなんですよ。
「ゴジラ FinalWars」では、「サカナ食ってればいいんだよ」とあしざまにののしられたほどの作品です。そりゃそうでしょう。5歳の娘も「ゴジラらしくない、ティラノサウルスのようだ」と言っていました。
たしかにデザインは満点ではありません。それにもともとのゴジラシリーズに通底するメッセージ性も皆無です。が、この作品を見ているときに最初に感じた思いは、「アメリカ人もゴジラが好きなんだなあ」という非常に素朴な感動でした。国境を越えて、同じものを愛するというのがうれしく、最初にゴジラに襲われる船が日本国籍であることに、エメリッヒなりの敬意を感じました。まあ、そうでないと、「ゴジラ」と呼称できないという大人の事情もあるのですが、やっぱり怪獣の「名付け」のシーンて大事なので。
それに細かいゴジラ。あきらかに蛇足で、怪獣王は繁殖時にも怪獣王であって欲しいですよね。強い個体が昆虫のようにあんなに死を恐れて細かい個体をたくさん産卵するというのは、ちょっといただけません。でも、それをさしひいても、僕は楽しんでしまってるなあ、ト。
まあ、僕のエメリッヒ好きも多分に影響しているのですが、そんなことをいいつつも、もしクリストファー・ノーランが、「ダークナイト」のようにゴジラを撮り直してくれるならきっと劇場に行くなあ。
んー。つくづくゴジラじゃなかったらだなぁ。ファイナルウォーズの名言「魚食っとけ」がなんとも絶妙な言い回しで、やっぱり個人的には
「怪獣王、魚食うなよ。せめて肉」
「怪獣王、食事は全て、原子力」
とかいう妙な川柳をつぶやいてしまいそうになります。
いやー普通の恐竜映画としてみたら、アサイラム系アルバトロス系の恐竜・怪獣映画と比べるのは申し訳ないくらいによく出来てるんですよ。
さすが大金かけて仕上げたものを片っ端からぶっ壊すエメリッヒならでわ。MSGにミサイル打ち込むし、まちなかでミサイルぶっ放すし恐竜に対してもミサイル打ち込むしと米軍ミサイルの高性能さには頭が下がります。それくらい、ミサイルおんりーで事件解決したと行っても過言ではない。
ヘリ逃走中(上空に逃げたら早かったのでは??)からの真下からガブリとかの絵もなかなか素敵です。
ところどころジュラシック・パーク混じってないか。というような感じもありましたけど、いやいや、決して残念つけるような映画じゃない。
評価はしますよ。この出来。ゴジラじゃなかったらもういち段階評価高いはずです。はい。