僕も初めて見た。

いちおう「ゴジラVSビオランテ」の流れを汲む作品なんですね。超能力者の三枝さんとかも引き続き登場。

いうべきことはすべて石田さんがいってくれてるけど、でも、それでも残念というほどじゃあないかな。キングギドラってあんなもんだし、もともとぼてっとした胴体ですぜ。

一番好きな怪獣と言えば、やはりキングギドラなわけです。おそらく日本人の４０％くらいの人は同意してくれるんじゃないかと思うのですが、はて？このキングギドラ is No.1ってのはどこから来てるんだろう？と思い当たり、前回のゴジラ特集では取り上げてなかった今作をチョイスしてみました。

いやー、タイムパラドクス無視のタイムトラベルもので、22世紀から未来人がやってきて、大きくなる前のゴジラを倒しちゃおうというとんでもない作品でした。

1.ゴジラ誕生を阻止すべく、歴史を改変
2.ゴジラ復活、未来に行って倒せる兵器を持ってこよう
3.ゴジラが日本を壊滅状態に。最後の砦、東京も危うい！

待て待て、そもそも
1.しちゃっていいのか？
2.手っ取り早くもっかい復活を阻止すべくタイムトラベルしてみたら？
3.未来に行ったなら、出発した地点に戻ったら？
4.ドラえもんでももっとまともにタイムパラドクス取り上げてるぞ。

あとは、T1000もどき（「ターミネーター２」）が出てきたり、未来の兵器なのに、なぜか中に入らないと操縦できなかったり・・・キングギドラさまに変な機械をペタペタ付けて動きを鈍くしたり。

見せ場のゴジラ対キングギドラも、同時並行の未来人対地球人の多重放送で集中できないし、ギドラの強さも伝わってこない。
2ndバトルにいたってはキングギドラが腹巻きして中年のおじさんのようにぼってりしてるし、中に人が入って操ってるし。うーん。なんというかつまんなかったなぁ。

ということで、みどころは「スピルバーグ少佐」と久々に見たチャック・ウィルソンだけ。
怪獣映画としてもSFものとしてもグダグダで全然堪能できず欲求不満なキングギドラでした。多分見たのも初めてだと思うな。今作は。

あの、憧憬に近いキングギドラ。夜のバトルシーンもあったと思うんだけど、もっと古い映画見たのかなぁ？