ゴジラ2000 ミレニアム

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監督:大河原孝夫
出演:村田雄浩、阿部 寛、西田尚美、鈴木麻由、佐野史郎
時間:107分
公開:2000年
ジャンル:
怪獣特撮

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年04月13日 | 見た回数: 1回

ひさしぶりに「見た日を覚えてない」映画のコメント追加です。石田さんのコメント、的を射てるなあと、ついつい触発されてコメント追加です。

ゴジラのデザインも雰囲気もかなりいい。日本全土に広がるゴジラ危機予知ネットワーク組織もかなりいい。でも、「*****」が敵って、えー。という気分ですよね。ハチヨンゴジラくらい、ゴジラだけで話をまとめてくれれば、名作に名を連ねたかも、と思わせられる惜しい作品です。

石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年04月08日 | 見た回数: 1回

今作の前に見た古いゴジラがガックシだったので、その効果もあったかもしれませんが、圧倒的な破壊力を持ったゴジラが単純に自らの意思のみで行動し、立ちはだかる敵をなぎ倒す。人類の総力を結集してかなわない敵と戦おうとする流れはよくてかっこいいシーンもあり、おぉ、84「ゴジラ」の感動ふたたび?とか思ってましたが・・・

うーん。こういうのは評価がつけにくい。一本の作品で急展開。今作もそんな典型的な一本です。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

対抗するは自衛隊です。対G特殊部隊がいる訳でもければ、特殊兵器が出てくるでもない。純粋に現時点の兵力を持ってゴジラをなんとかしようとする努力もいいですね。なるほど貫通弾の方が確かに効果的だ。今まで何年戦ってきたんだ?という、とても現実的な戦闘方法。
カドミウム弾(84ゴジラより)とかは使わないの?ゴジラの特性ってわかってないの?などという疑問もありましたが、それでも無茶なことしない作風に好感も持ててましたよ。
一方のゴジラも自衛隊ごとき目じゃないぜ。と思ったのか、熱線を吐くこともなく、ズカズガ大地を踏みしめて突き進む。

ここまではとってもよかった。
そのまま、人類対ゴジラで通してくれたら自衛隊なんて下手なメカゴジラ(機龍)なんかより力強く対抗してたし面白くできたように思うんだけどなぁ。

途中から一変します。

なんだこのUFO。

何というか、「インデペンデンス・デイ」vs ゴジラ

宇宙人が出てきて、地球を乗っ取ろうとします。実態は持たない精神生命体で人間のコンピュータネットワークに侵入して情報を盗んで(民間のネットワーク経由で自衛隊本部まで影響を与えられるんだからやはりすごい技術力だなぁ。)、あげくは「MILLENNIUM」の文字を残してみたり・・・っておい。どっかの国の国旗に差し替えちゃうクラッカー的行動ですか。うーん。やることセコい。

しかもその目的はゴジラの細胞使って実体化しちゃうもんねー。ですよ。
実体化したらしたで、なんだかステレオタイプなタコみたいな宇宙人。ゴジラ細胞を制御しきれずに変形、暴走。その行動をみてた役者三たちは・・・「ゴジラになろうとしてるんだ!」

あれ?なんで?精神生命体の方が高度な生命体な感じするのになぁ。
そもそもなんで実体化したいんだ?わからんわからん。

しかもそれらのエイリアンネタに話が持ってかれちゃって、主役も人類もそっちのけ。
せっかく再び登校したのに、その日に転校生が来て主役の座を奪われちゃったみたいなもでした。ゴジラをみたいんだってばさ。

隠しテキストはここまでです。

ちょっとは虫類というかワニっぽくてハリウッド「GODZILLA」に近くなったんですが、ちゃんとゴジラの形状しててちょうどいい中間を見つけたなぁ。と思えたし、せっかく久しぶりに夜の都会でバトルするゴジラが見れたりと出来の悪い後半の中でもかっこいいとこもいっぱいあり純粋に楽しめはしたんですが、つくづく後半の展開が惜しいなぁ。

全体としてもそう悪くなかったし、さっと見たウェブ上でのレビューほどひどい話ではない。普通に楽しめたのですが、話の持っていき方、落としどころをミスってケチがついた感じなのかな。

ということで、前半だけなら「おすすめ」。後半は落差の影響で「残念」。中間とって「まあまあ」かな。

追記:
クローバーフィールド / HAKAISHA」みたいに、ゴジラが現代に現れて、実際に町を破壊して去っていった1日を描くようなフェイク・ドキュメンタリーゴジラ作ってくれないかしら。できればハリウッドベースで・・・と思ってたら、お?なんだこのニュース

リンク

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