『今年こそシリーズ最後まで見るぞ祭り』バイオハザード編。

見てないのは最後の1作品だけだし、ちょっと作品数が多いんでどうしたもんかねー。とは思いますが、一応最初から追いかけていきましょう。このあたりがなんと言っても全く（そう、全く。1ミリも）振り返って見る必要のない「nヘッドジョーズ」シリーズとの違い。

個人的には「アンダーワールド」のほうが好きだけど、これも良くできていると思ってますよ（1作2作目は）。
今見ると若干古い部分とかもあるけどそんなに違和感なく見られるので安心。安定のサイコロ切りカッターとかもね。売れる前のミシェル・ロドリゲス

ヒロイン、今作ではまだ線の細さが感じられますな。もうちょっとごついイメージがついちゃってるんだけどね。

やはりこのシリーズは１作目に限るなぁ。
許せて２作目？

まさかの１５年前の作品ということだけあって、若干古さも感じさせるものの、相変わらずの圧倒的なサイコロレーザーの切れ味よ（確か4か5にも出てくるけどね）。

息子と二人で、「きれーなねーちゃんとゾンビが出てくる映画を見よう」ということで視聴。

石田さんのコメントの通り、（悪口ではなく）小粒な作品で、（こんどはちょっと辛口だけど）やっぱり「キューブ」的なサイコロ切りくらいしか印象に残らない。

というわけで、息子と僕との当初の目的は果たしたのでおおむね満足。

映画のシリーズものってのは往々にして初回がとっても良くて失速するタイプが多い（もち「ターミネーター」とか例外もありますよ。）んですが、これもそのひとつでしょうかね。もとがゲームだという点では「トゥームレイダー」とかと同時期に公開されてるはずなんですが、出来はこちらの方がさらによろしい。

SF仕立てな前半とホラー仕立ての後半という2部構成。それを90分ほどにおさめているので、どうしても内容的には若干の薄さは感じるし説明不足な部分もあります。ただ、思いのほか軽い感じにさくさくと進んで行く事であまり気にならないんですね。
また、今作のアリス（主人公ね）は潜在能力こそずば抜けていて、ゾンビ犬を素手でしとめてみたりするものの、まだまだ記憶喪失で自分が何者なのかわからない。スーパーマンにもなってないんで、場合によっちゃ大けがを・・・という緊張感もある。また、ソリッド・シチュエーション・スリラーじゃないですが、やっぱり狭くて行動が限られた中での攻防の方が恐怖感は増すというもの。暗いシーンが多いですしね。その点でもゾンビ映画初心者としては満足です。
あと、なんといってもあれですよ。レーザーカッターが切れ味抜群で素敵ですよね。

という事で、さらっと感想。次作に続く、的な気になる終わり方はどうかとは思いますが、ゲームを下にした作品としてはなかなか小粒でいい感じなので評価「なかなか」で。