SPEC〜天〜
画像表示切り替え監督: | 堤 幸彦 |
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出演: | 戸田恵梨香、加瀬 亮、伊藤淳史、栗山千明、でんでん |
時間: | 119分 |
公開: | 2012年 |
ジャンル: サスペンス、テレビドラマ映画化 |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2015年12月01日 | 見た回数: 1回
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2013年12月03日 | 見た回数: 1回
牧野さんほどガッツリとハマってはないんですが、ドラマはとっても良く出来てて悪くないんですね。で、その映画版が往々にして残念な結果に終わるというこれまた定番化してるイメージの強い堤幸彦ですが、今回もちゃんとドラマをこなし、バックボーンはあらかた抑えた上でいざ劇場版第1段の視聴です。
栗山千明にちゃ~んと「キル・ビル Vol.1」ネタやってくれたり伊藤淳史くんがまるで「オーシャンズ12」のブルース・ウィリスかのごとく本人役で出てきたりと、抑えるところは抑えててそのへんは好感が持てるんですが、大事なポイントを失ってしまってるというかなんというか。
映画にするにあたってドラマとは違うスケール巻を出しつつも、全体のグランドデザインも考えて控えめに・・・という作るのも大変そうなところだとも思うのですが、謎解き自体はもともと想定外でとりあえずの場つなぎ的な印象を受ける。たぶん、今公開中の「結(2部作)」と合わせてだと長くなりすぎちゃうし、かと言ってもう一シーズンやるほどには広がらんし。という結果なんじゃないかとおもうのですな。
起承転結の「転」に当たる本作ですが、展開が大きく動くわけでもなくドラマ版・スペシャルドラマ「翔」と比べると緊張感もあまり感じないし、んー。やっぱりちょっと落ちるかなー。
で、もう一個ここがとっても残念なのが「スペックホルダー(能力者ったちね)」の能力が間違った方向にいっちゃってる気がしてならないんですわ。なんて言ったらいいのかな。浅野ゆう子さんも伊藤淳史くんも特殊能力を持ってるんですが、ある意味「バイオハザード」な作りで、大味ですが、微妙な優れた能力者たちが揃ってたドラマと比べるとやっぱり残念なんですね。
ベースが良い分、映画自体がそれほど悪いということもないとは思うんですが、ドラマ見てきた人には物足りず、ドラマ見てないでいきなり見るには意味不明すぎて、やっぱり見る人を選ぶんじゃないだろうか?
「結(2部作)」の第1弾が結構叩かれてはいるものの、ドラマ版楽しんだ身としてはここでやめるわけにも行かないし、んー。まぁ、全部終わって知っ狩り終えてくれたらいいかなー。と。
そんな意味では今作もまぁ、許せる範囲ではあるんですがね。
牧野啓二 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年04月11日 | 見た回数: 1回
ドラマは大好きで、台詞を覚えるくらい見た。ひょっとするとハードディスクがすり切れるんじゃないかってほど吟味したけど、映画のギャグの切れはドラマ以下だった。細工の効いたボケが楽しい作品だけに、やや残念。栗山千明が演じた、映画用の新キャラクタ青池里子はすごくフィットしていたけれど、シナリオのサスペンス感が平凡すぎるような気がする。
水戸黄門のファンなら、印籠のシーンと由美かおるの入浴シーンは見たいと思うけど、それに応えられてない感じ。好きな監督だけど敢えて辛口の評価で。
そろそろ見とくか。
ということで、完結編2本を前にちょびっと復習。伊藤淳史くんのことは覚えてましたし、マダムヤンも覚えてましたが、結構忘れてるところが多かったですね。それが功を奏してか久々に見ると面白かったです。
とはいえ、それよりもドラマ版の良い印象が残ってるので、それと比べるとやっぱりこんな評価なのかな?