少林少女

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監督:本広克行
出演:柴咲コウ、仲村トオル、キティ・チャン、ティン・カイマン、ラム・チーチョン
時間:107分
公開:2008年
キャッチコピー:
彼女に日本は狭すぎる。
ジャンル:
アクションコメディスポーツ格闘技

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2009年09月02日 | 見た回数: 1回

少林サッカー」のヒットから派生した「少林○○」シリーズの一本。さすがにお金(だけ)はあるぜ。といった感じです。が、その結果生まれたものは・・・
前半はまさに「少林ラクロス」。主人公と競技が違うだけの展開なのですが、これはこれで悪いわけじゃない。ただ、ここから何が起こったのか?舞台裏を想像するに・・・

偉いさんA:「少林寺ですし美しい女の子が戦うというのは視聴率が稼げますからぜひ戦わせなさい。「バイオハザード」とか「トゥーム・レイダー」とかあーいうのだよ。あーいうの」
スポンサー社長:「「キル・ビル Vol.1」の青葉屋の戦い的なのも入れてください。今の若い人に訴求するのはこれですよ。」
部長A:「そうそう。この間六本木にバトルガールバーというのができましてね・・・・・」
監督:「は、はぁ。」

そんなこんなで後半は内容ゼロの格闘映画になってしまいました。出演者の方々も「なんでこうなるんだ?」と思いながら演じてたんじゃないかな?キャッチコピー「彼女に日本は狭すぎる。」とはよく言ったもんです。日本の映画はいろいろとしがらみがあって狭いですもんね。

前半だけで短くまとめておけばまだましな評価だったんですが、後半、今までコツコツ積み上げてきたものをためらいもなくひっくり返してくれたので、見事「残念」映画入りです。わー。拍手ー。ぱちぱちぱちー。
ただ、「あ、あそこパクってる。」「このシーンはこの映画のパクリか」「ここはあのシーンそのままだなぁ」という見方ができる分、同じテレビ局作品でも「HERO」と違って楽しんで見ることができました。

※訂正:パクった→リスペクトでもオマージュでもインスパイヤでも何でもよいので読み替えてください。
※エンドロールでNumberの「少林少女」版を作ったまでは良かったけどそのまま調子にのって「Newsweek」やら「Time」までやっちゃいました。最後の最後までダメだなぁ。

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