▼メインメニュー
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2009年10月04日 | 見た回数: 2回
先日、中尾ハジメと二人で、子供との会話について話した。
僕は子供に「『嘘』には『ついていい嘘』と、『ついてはいけない嘘』がある。人が笑う『面白い嘘』はついていい、それ以外はいけない」と言っているといったら、「そんな複雑なことがわかるもんか」といわれた。まあ、御大仰る通りでしょう、と思う。でも、僕が得た「意味」のうちでは、かなり大事な概念なのだ、これは。
僕が偉そうに述べることではないが、大体にして人間は、物自体であるとか、もっといってしまえば真理に触れることはできない。ドラマティックに考えれば、それは人間の受容装置が、真実の体験に耐えられないからだと考えてもいいかもしれないが、ともかくも地図(認識)と現地が一致する世界を体験することは彼岸でしかない。故に人間は「物語」を通して、自己の体験や様々な概念を吸収する。
この映画を見てると、自説の確信がますます深まる。やっぱりティム・バートン偉いなあ、と再確認でした。
JavaScriptが無効になっているため、このサイトの一部の機能について使えないものがあります。サイト設計上、JavaScriptが無効になっていても、必要な情報は得られるよう配慮しておりますが、「JavaScriptがオフになっていることで必要な情報が得られない」という場合はサイト管理者までお問い合わせください。
先日、中尾ハジメと二人で、子供との会話について話した。
僕は子供に「『嘘』には『ついていい嘘』と、『ついてはいけない嘘』がある。人が笑う『面白い嘘』はついていい、それ以外はいけない」と言っているといったら、「そんな複雑なことがわかるもんか」といわれた。まあ、御大仰る通りでしょう、と思う。でも、僕が得た「意味」のうちでは、かなり大事な概念なのだ、これは。
僕が偉そうに述べることではないが、大体にして人間は、物自体であるとか、もっといってしまえば真理に触れることはできない。ドラマティックに考えれば、それは人間の受容装置が、真実の体験に耐えられないからだと考えてもいいかもしれないが、ともかくも地図(認識)と現地が一致する世界を体験することは彼岸でしかない。故に人間は「物語」を通して、自己の体験や様々な概念を吸収する。
この映画を見てると、自説の確信がますます深まる。やっぱりティム・バートン偉いなあ、と再確認でした。