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石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2016年07月21日 | 見た回数: 1回
映画だけに限っていうと、どれもさすがに本編(マンガ)と比べるとかなわない。やっぱりちょっと物足んないねぇ。というのは、原作マンガありきの映画の宿命みたいなもんでさーな。
ひどくなるとキャプテン翼だったり古いドラゴンボールだったりという「東映◯んがまつり」パターンみたいなのもあるし・・・。
NARUTOの映画も同様で、劇場版も新しくなるにつれて、マンガと割とうまくリンクさせつつ、別物語としてよくできてはいるんだけど、やっぱり、まぁ、比べるもんじゃないよね。ってのはある。
今作。なんか最近ほんとにマンガでもBORUTO連載し始めたらしいですねね。話自体はマンガ劇場版の宿命というかなんというかの、かなわない強敵が出てきて、一回負けて乗り越えて勝利!というパターンなので、そこに新鮮味はない。
なんだけど、なんと言ってもそれ以上に良かったのは、親子(特に父と息子)の関係性の描き方。例えば「ビッグ・フィッシュ」だったり「ONCE ダブリンの街角で」のような父と息子の葛藤とそれを乗り越えた時の感動が、まさかのナルトとボルトの間に見え来るとはねぇ。 あのナルトがどう息子に接していいのかわからず戸惑ってたりするとことか、反発して嫌ってるくせにちょっと褒められたりすると実は妙に喜んじゃうボルトとか。
あの子供の頃から知ってるナルトが父親として息子と向き合ってるのを見るのは、もしかすると「北の国から」(見てないけど)を見続けてきた人たちが彼らの成長やら何やらを追体験してるのに近いのかもしれないなぁ。とか思ってしまいました。
こーなって来ると僕はもう褒めちゃう一方。単純王道パターンでも楽しめるってなもんです。
かつてのキャラの登場もいい感じに年を取り責任ある立場に立ちながらも、ダイジェスト的に活躍してくれて、それこそ「プリキュア」か。という感じだったし、一方で新キャラ(マンガには出てきてたけど)である子供たちも、ジェネレーション・ギャップを抱えつつも、彼らは彼らでしっかりと今までの歴史を積み重ねてつながってる感じが伝わってくる。 優れた世代の次の世代という、恵まれてるけどちょっと気の抜けた感じの世界が、なんか妙に現実感があったってのも映画に入り込めた一因かも。うーん。いいもん見たぜ。
個人的にはNARUTOの映画の中じゃ一番良かったぞ。久々だったからかな?
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映画だけに限っていうと、どれもさすがに本編(マンガ)と比べるとかなわない。やっぱりちょっと物足んないねぇ。というのは、原作マンガありきの映画の宿命みたいなもんでさーな。
ひどくなるとキャプテン翼だったり古いドラゴンボールだったりという「東映◯んがまつり」パターンみたいなのもあるし・・・。
NARUTOの映画も同様で、劇場版も新しくなるにつれて、マンガと割とうまくリンクさせつつ、別物語としてよくできてはいるんだけど、やっぱり、まぁ、比べるもんじゃないよね。ってのはある。
今作。なんか最近ほんとにマンガでもBORUTO連載し始めたらしいですねね。話自体はマンガ劇場版の宿命というかなんというかの、かなわない強敵が出てきて、一回負けて乗り越えて勝利!というパターンなので、そこに新鮮味はない。
なんだけど、なんと言ってもそれ以上に良かったのは、親子(特に父と息子)の関係性の描き方。例えば「ビッグ・フィッシュ」だったり「ONCE ダブリンの街角で」のような父と息子の葛藤とそれを乗り越えた時の感動が、まさかのナルトとボルトの間に見え来るとはねぇ。
あのナルトがどう息子に接していいのかわからず戸惑ってたりするとことか、反発して嫌ってるくせにちょっと褒められたりすると実は妙に喜んじゃうボルトとか。
あの子供の頃から知ってるナルトが父親として息子と向き合ってるのを見るのは、もしかすると「北の国から」(見てないけど)を見続けてきた人たちが彼らの成長やら何やらを追体験してるのに近いのかもしれないなぁ。とか思ってしまいました。
こーなって来ると僕はもう褒めちゃう一方。単純王道パターンでも楽しめるってなもんです。
かつてのキャラの登場もいい感じに年を取り責任ある立場に立ちながらも、ダイジェスト的に活躍してくれて、それこそ「プリキュア」か。という感じだったし、一方で新キャラ(マンガには出てきてたけど)である子供たちも、ジェネレーション・ギャップを抱えつつも、彼らは彼らでしっかりと今までの歴史を積み重ねてつながってる感じが伝わってくる。
優れた世代の次の世代という、恵まれてるけどちょっと気の抜けた感じの世界が、なんか妙に現実感があったってのも映画に入り込めた一因かも。うーん。いいもん見たぜ。
個人的にはNARUTOの映画の中じゃ一番良かったぞ。久々だったからかな?