「ザ・リング（ハリウッド）」を見た5年生の娘が、「じゃあ、日本版も見ちゃおう」というわけで視聴。

• 建物が日本風になるだけでちょっと怖くなるね
• 恐怖に歪んだ顔は、ハリウッド版の方がおかしい顔になるね

などの感想を述べつつ、こちらもさらっと経過。

有名なシーン（出てくるところ）も、何度も見てるとやっぱり笑っちゃうよね。

これは･･･怖くないから流行ったの？

と見ていて思ったのだけど、じょうじ・柴田ともにいわくそれは違うと。それでも本作の流行でホラーに対する敷居が低くなった人はたくさんいるんじゃないかしらん、と想像するのです。デートに誘えるホラー映画。もちろん映画館じゃなくて「怖いビデオあるから俺んち来ない？」と家に誘って欲しい。

･･･置いといて。
見たことないくせに、事前にいろいろ知りすぎていたせいかもしれない。
そりゃあ何度か「待ってました！」って手をたたいて喜びましたよ。それでいいと思うし。

実は映画よりさきに作られている2時間ドラマ版はリアルタイムで1度だけ見ていて、怖いの苦手なわたしが「見ることができた」ホラーのひとつとして記憶しています。それは怖かったけど面白かったはず（なにしろ10年以上前なので）。にくらべると、本作は話がすんなりわかんなかった。みんな筋は知ってるものとして書いちゃうけど、4人の学生が最初の犠牲者だってことが映画をぼんやり見てて分かってなかったもの。だから伊豆に貞子さんを探しにいくところで理由が分からず「おや？」となって、ようやく、ああそうか、あの4人が最初の犠牲者だったのねと、ドラマ版のシナリオを思い出して納得したりして。

下手に2作目とか3作目とか先に見てしまったもんだから、背景事情にばかり詳しくなってしまったのも良くなかったかなあ。

副音声作業で視聴。「ゴジラ」の沢口靖子嬢の大根味に匹敵する松嶋菜々子嬢ですが、やっぱりいい出来のジャパンホラーだと思います。

しかし「THE JUON / 呪怨」の伽倻子さん（って、ぼくのことえり伽倻子さんも一発変換した！ あ、でもこれはデフォルトみたいですね）が、這い降りてくるところと同じように、何度もみていると見せ場にもかかわらず、テレビから出てくるところで、どうしても面白くなっちゃいますね。まあ、でもホラーってそういうものか。