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柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2016年10月16日 | 見た回数: 1回
一発アイデアもの。
いわゆる「性病」の映画と言えばそう言えるのだけど、セックスを介して呪いがうつされるということにしてあるらしい。
いわゆるルールが幾つかあるのだけど、こういうルールって、提示されると、抜け道を探したくなって、それは楽しい。
呪いが広まっていく物語類型だと「リング」なんかその典型だけど、本作がウマいのは、うつした相手がやられてしまうと、うつした人にさかのぼってくること。
だから、モテなさそうなひとにうつしちゃうと、すぐに殺されて自分に帰って来ちゃう。
ゆえにこの呪いは容姿端麗の上部構造(違)で、ひろまることになる。
本作の一応の解決のとおり、性風俗を介在させれば、それでいいのかもしれないけど、パズルとしては、性風俗を利用しても、遡りを原理的に止めづらいので、本質的な収束は難しい。
でも、びっくりなのは、物理的な存在だってことかしら。
鉄砲で撃ったら血が出るし、シーツをかけたら、追われていないひとにも姿がわかる(いちおう呪われたひとしか姿が見えないことになっている)。
だからうまくやると、抜け出せないところに一定長期間(80年くらい)閉じこめたら、収束するのかもしれない。
ちょっと面白いな、と思ったのは、「つけてくるヒト」をどう見分けるか、です。
たしかに、明らかにおかしい風体のヒトがつけてくるのだけど、すがたは、一定ではないんです。一定でないすがたのデザイン達がそれぞれなかなかいいんですが、自分に向かってまっすぐ向かってくるひとって、それだけで異質な存在なんだなあと思いました。
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一発アイデアもの。
いわゆる「性病」の映画と言えばそう言えるのだけど、セックスを介して呪いがうつされるということにしてあるらしい。
いわゆるルールが幾つかあるのだけど、こういうルールって、提示されると、抜け道を探したくなって、それは楽しい。
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呪いが広まっていく物語類型だと「リング」なんかその典型だけど、本作がウマいのは、うつした相手がやられてしまうと、うつした人にさかのぼってくること。
だから、モテなさそうなひとにうつしちゃうと、すぐに殺されて自分に帰って来ちゃう。
ゆえにこの呪いは容姿端麗の上部構造(違)で、ひろまることになる。
本作の一応の解決のとおり、性風俗を介在させれば、それでいいのかもしれないけど、パズルとしては、性風俗を利用しても、遡りを原理的に止めづらいので、本質的な収束は難しい。
でも、びっくりなのは、物理的な存在だってことかしら。
鉄砲で撃ったら血が出るし、シーツをかけたら、追われていないひとにも姿がわかる(いちおう呪われたひとしか姿が見えないことになっている)。
だからうまくやると、抜け出せないところに一定長期間(80年くらい)閉じこめたら、収束するのかもしれない。
隠しテキストはここまでです。
ちょっと面白いな、と思ったのは、「つけてくるヒト」をどう見分けるか、です。
たしかに、明らかにおかしい風体のヒトがつけてくるのだけど、すがたは、一定ではないんです。一定でないすがたのデザイン達がそれぞれなかなかいいんですが、自分に向かってまっすぐ向かってくるひとって、それだけで異質な存在なんだなあと思いました。