うちのDVDライブラリの棚に置いてあったんですわ。そうしたら、6年生と3年生の二人が「羊たちの……何て読むの？」と。「沈黙、静かになることだよ」と教えてあげると、まあ、なぜ、羊たちがうるさいのか、そしてどのようにしてそのうるさい羊たちが静かになるのか、興味を持ってきたんです。

でも、残念ながら、その映画は大変恐ろしい映画で、君たちはまだちょっと早いよ、と言ったところ、

子供：『リング』とどっちが怖い？
僕：それは圧倒的に「羊たちの沈黙」が怖い。

と答えたら、お話を知りたがるわけです。で、あらすじを話し始めたら、奥さんが、「そこまで話すなら見せたら」というわけで急遽視聴。

言葉が難しいので、補足しながら見せたところ、ちっとも怖くない。おもしろいと。

本作の怖さがわかるのと、「黒い家」の怖さがわかるのは、大人なのかなーと思いました。

＊　＊　＊

ところで、落ち着きがいいので、「羊たちの沈黙」でいいんですが、ほんとうは「子羊たちの沈黙」ですよね。

いや、でべちゃんが邦題における "the" の省略に感度を上げていたので、なんとなく……。

もう何度も見ていますが、じつは「なんでレクター博士がバッファロービルのことをしっているのか」を長いこときちんと理解しないまま見ていました。先だって小説を読んで、あと今回見直して、ようやく納得。