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ホースメン Horsemen
画像表示切り替え監督: | ジョナス・アカーランド |
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出演: | デニス・クエイド、チャン・ツィイー、ルー・テイラー・プッチ、クリフトン・コリンズJr.、バリー・シャバカ・ヘンリー |
時間: | 90分 |
公開: | 2009年 |
キャッチコピー: 美しき殺人鬼の罠に、世界が堕ちる | |
ジャンル: サスペンス、サイコ |
コメント一覧
でべ | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2011年04月22日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2010年07月23日 | 見た回数: 1回
タイトルは「Four Horsemen of the Apocalypse」からとっていて、ヨハネの黙示録の四騎士のことだそうです。
宣伝文句もこんなだし、予告編もだいたいそういうような内容なのでてっきりチャン・ツィーとデニス・クエイドの駆け引きの映画だと思い込んでいたのですが、ふたを開けてみるといわゆる復讐もの(?)。
ところどころ「羊たちの沈黙」ふうのいい絵や、チャン・ツィーがかわいいというところもあるのだけど、31歳のチャン・ツイーが東洋人でいくら背が低いからって18歳役は無理がある気がします。
映画を見終わった後、おまえは「エスター」か、って突っ込んだら、「いやエスターの役者はたぶん31歳じゃないしね」といった奥さんが印象的です。
ううう、つまらなかった・・・。
何の予備知識もなく視聴開始。デニス・クエイドの目がきれいだなとか、息子アレックスがいい顔だなとかそういうちっちゃな評価ポイントはあるものの、名探偵コナンを見ているようなおサイコさん具合。それそうとうの覚悟がないと、おサイコものは作っちゃ駄目なのかしら。背筋が寒くなるはずのシーンも、なぜか緊迫感がなくシラけてしまう。
冒頭5分とは言わないまでも、前半見たら「ああ、こういうことかな?」という想像がついて、その想像の域の中でつつましやかに終了。
だいたい本当ならアンソニー・ホプキンスやケヴィン・スペイシーの役回りを演じるはずのチャン・ツィイーがしゃべるしゃべる。無理やり未成年を演じているからか、言葉じりも軽い軽い。「誰でも良かった、後悔はしていない」とか平気で言い出しそう。「踊る大捜査線 THE MOVIE」の小泉今日子さんを見たときのむなしい気持ちを思い出しました。
筋書きうんぬんもイマイチなのだろうけど、画面の質感がテレビドラマみたいなのが気になった、のかな?どんよりした場面が明るすぎるとか、寒い屋外の風景がはっきりしすぎてるとか。
ただ、決して全然ダメというほどヒドくなく、これが海外ドラマの1話なら、たぶん面白かったと評価する気がする。だからどう頑張っても「残念」入りは難しく、気分次第では「まあまあ」になる可能性もあるかも。でも今回は「イマイチ」で。