着信アリ2

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Amazon で 着信アリ2 を買う

監督:塚本連平
出演:ミムラ、吉沢悠、瀬戸朝香、ピーター・ホー、小泉奈々
時間:106分
公開:2005年
キャッチコピー:
遊ぼ。
ジャンル:
ホラー

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2011年05月10日 | 見た回数: 1回

舞台を台湾に移して、恐怖は感染していく……とか書くと、「リング」を思い出しますよね。

まあ、「リング」は海外に移っていったりしない(リメイクはされたけど)んですが、やっぱりその後のジャパン・ホラーに強い影響を与えた作品なんだなーと思う訳です(Amazonのレビューでも「リングを思い出す」というコメントが多いですね)。

* * *

さて、なんで最近「着信アリ」のシリーズを追いかけているかというと、従兄弟がすすめてくれたからなんですね。

彼は「涙腺が緩く、なんでも泣いちゃう。最近は着信アリ2で泣いてしまい、彼女に驚かれた」とのこと。

で、どんなところで泣くのかなーと興味津々で見てみたのですが、なるほど。たぶんココですね。電波塔の「きっとまためぐり合えるよね」ですね。わからんではないです。ただ前後の絵が面白いので、従兄弟の気持ちはわからんではないけど、僕は笑ってしまっていましたが ^^;

ところで、やっぱり炭坑の上にたまたま電波塔があったから、リー・リィは携帯電話で怨念を飛ばしてたんでしょか。

* * *

というわけで、従兄弟の気持ちはわからんではないのですが、じゃあ作品はというと、やっぱり「リング」+「シックス・センス」。双方面白い映画だけど、まぜるとサッパリ。料理人の腕が問われるところですが、まぜて面白いなら何も文句はないのですが、まぜただけ、だとちょっと。

なんだか、下品、というと違うか。でも、妙味がない。その一端が現れているのが、画面端なんですが、ちょっと画面に余白をとっていたらまず間違いなく誰か(お化けが)歩いてる。奥さんも「窓があったら、誰か歩いてるね」といってましたが、そういうのって、もうちょっとエロさがあってもよくないですか?

本作の場合、もう一つ問題なのは、大根味とキャラの分散かと。まあ、もう大根味はさておきますが、主人公格が二人いて、一人は虐待を受けた経験を持つ大人、もう一人は彼女を癒す(?)側になる保母さん。なんだか、どっちにフォーカスをあわせて見たらいいのかよくわかんないんですよ。ので、見てる間、なんとなくハラが落ち着かない。

また、物語の継承としては、本作では虐待を受けた人は、まあちょっとどうにかなっちゃうようですが、んー、なんだかその流れ、あんまり見てて気持ちよくなんですよね。

やっぱり映画であっても、子供の虐待やいじめは見てて気分よくないですね。

* * *

というわけで、すすめてくれた従兄弟には悪いのですが、イマイチ判定で。

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