ディスクロージャー Disclosure

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監督:バリー・レヴィンソン
出演:マイケル・ダグラス、デミ・ムーア、ドナルド・サザーランド、キャロライン・グッドオール、デニス・ミラー
時間:129分
公開:1994年
ジャンル:
サスペンス

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2012年07月21日 | 見た回数: 1回

やっぱり浮気はしたらあかんと思いました。

* * *

石田さん「それでもボクはやってない」、サイトン「ゴールデンスランバー」でそれぞれおっしゃっておられるように、普段の行いが大事なんだなあと思います。

いやね、こないだ丞二と、「きれいな女子がフラフラと寄ってきたら、そら、どうにかしてしまいたくなる気持ちもなくはない(←なんと政治的な書き方!)」というような話をしてたんですね。

その「きれいな女子」がデミなんですよ? 「ウィズダム 夢のかけら」や「ゴースト/ニューヨークの幻」の、あのデミです。この作品くらいから徐々に妖怪化が始まっているような気がしますが、やっぱりとってもアトラクティブです。まず、ここで、マイケル・ダグラスをほめてあげたいですよね。

* * *

お話の妙味は、セクハラ調停とその裏に潜む陰謀なんですが、セクハラ調停が巧く、「女性上司から男性へのセクハラ」なんですね。それはいかにも勝ち目がなさそうで、その勝ち目のなさをぷんぷん漂わせながら話は進行するので、けっこうストレスフルでもあります。

また、疑われるのがマイケル・ダグラスってのがいかにもですよね。

ただ、このストレスと解決との高低差が激しいので、テンスとストレスからのリリース感も強く、このあたりはマイケル・クライトンとバリー・レヴィンソンのストーリテリングの巧さなのかなと。

この高低差をうまく演出するのがセクハラ調停でマイケル・ダグラスをミスリードしようという組織側の陰謀なんですが、ふたを開けてみるとシンプルな話なんですが、ミスリードのネタ(逆セクハラ)がよく、誘目性が高いので、気持ちよくみてられるんですね。

ちょっと消化不良の悪役たちもいるのですが、デミは最後までよかったです。よくこの役をやりきったなあ、と。ドナルド・サザーランドも迫力があったなあ。

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作品の存在は知ってたけど、長いことみてなかったのは、「これは大人が見る映画」だと思ってたからです。

ワールド・オブ・ライズ」でも、言及してますが、本作も、出てくる用語がセクシャルなだけで、できのいいサスペンスだとは思うけど、いわゆる「いい大人」が見るって話っていうわけでもないのかな。

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