アンドロメダ... The Andromeda Strain

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監督:ロバート・ワイズ
出演:アーサー・ヒル、ジェームズ・オルソン、ポーラ・ケリー
時間:131分
公開:1969年
ジャンル:
SFサスペンス

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柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2009年01月16日 | 見た回数: 1回

SF 小説として、『アンドロメダ病原体』というタイトルで、ずいぶんと有名な作品ですが、僕は残念ながら本屋さんで巡り会う機会がなく、未読の一冊でした。ので、映画が先行してしまいました。また、映画化されているという噂は聞いたことがあるものの、タイトルがかわっていたために気づくのが遅れたという、いろいろとすれ違いの多い映画でもあります。

さておき内容の方ですが、かなりシブいつくりです。ストーリーのほとんどは閉鎖された空間で進行するので、場面はきわめて少ないのですが、一定の緊張感を保って、しかも SF 的風合いを維持しながら進行していきます。作品としては、1969年。古い SF ということでいうと、「禁断の惑星」から10年ちょっとですね。「サウンド・オブ・ミュージック」の監督、ロバート・ワイズさんなんですが、いやあほかに作ってるので印象的なのは「ウエスト・サイド・ストーリー」だったので、ミュージカル/ファミリーものの監督さんかと思いきや、のちの映画にきっと影響を与えただろう演出をたくさんみられます。
生物、生命の定義というのは、万人を納得させるのはそれなりに難しいとは思うのですが、この作品では「アミノ酸のない(つまりタンパク質のない)生命体」というものが出てきます。またこの生命体は排泄もしないということから、非常に高いエネルギー変換効率を持っています。いったいそれは生命体なのかよくわかりませんが、増える、という特徴を持っています。増えるというだけだったら、ウィルスだって生命体ではないものの増えるので、もうなんと考えていいのかわかりませんが、事実が分かっていくごとに追いつめられていく緊迫感は、映画の新旧に関係なく、うまい作りの映画ならではのものを感じました。結末は、むかしの SF にありがちな、アレなかんじなんですけどね……。

ところでウェブの業界では、404とか500とかは、わりと一般的に共有されている意味があります。SF の世界では、あの 601 にやっぱり共有理解があるんでしょうかねえ。

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おお、Amazon によると、 リドリー・スコット/トニー・スコットで、テレビ映画化 されているんですね。
ちょっとみてみたいなあ。

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