あれ？変だな？結構おもしろかったぞ。前回全然だったのに。たしかに、シリーズ特有の暗さとか重さとかは一切なくって、ただシュワちゃんとベインの体が重そうだ。というくらいの本作。
バットマン＆ロビン＆バットガールの活躍も見れるし、アルフレッドも元気だし、あと、何といってもノーラン版以外のバットマンを見続けてきたことによる気の抜け具合がいいように働いているのかもしれません。

バットマンたちのスーツを着る、シャキ、シャキ、シャキッというところがなんとなく「スパイキッズ」を思い出させたんだけどなんでだろ？そんなシーンあったっけ？

なんとなく敬遠してた今作。シュワちゃんがでてるから？あるいはジョージ・クルーニーが問題？どっちも違う気がするなり。とにかくなんか安いB級感がプンプンしてて、別に見るまでもないか。スター揃いやけど。とか思ってたわけです。

また、どうしても「ダークナイト」が圧倒的に良いので、あれと比較しちゃうと厳しい物がありますね。全体的にごちゃごちゃというかごてごてしてて、やっぱりコメディタッチで真面目さというかリアルさが皆無。むむー。

「ベイン」が見れたのはちょっと収穫ですかね。まだ見てないですが「ダークナイト ライジング」のメイン敵キャラですよね。アメコミ版の知識は全然ないんで、何だこの丸っこい頭の悪そうなキャラは。という感じではありましたが、一応どんなキャラ設定なのかは分かったしね（あ、いや、ダークナイトの方ではどんなんか知らんけど）

でもやっぱり気分はのらなかったです。どうも安っぽいというかなんというか。セット感満載で趣味の悪さもちょっと品がない。やっぱり基本コメディっぽいし。これだったらティム・バートン版のほうが好きかなー。
でもあんまり覚えてないので、いつか改めて見てもいいかもです。

ふつーに見る分には派手にバカスカ凍ったり爆発したりするし、いっぱいバトルもするし、悪いもんでもないのかもしれませんが、こちらの期待値というかこうあってほしいという願望が強いってのもあるんでしょう。やっぱりイマイチかなー。

バットマンシリーズ、これが一番楽しめた。
残念ながら。

「ダークナイト」を観てから旧シリーズを観たいと思い、順番にレンタルした最後の作品。シンプルな黒いジャケットが並ぶ中で、唯一きらびやかで安っぽい本作品のジャケット。だいたいどんなに名の知れた役者が出ようと４作目が良作なわけがない。なにしろ副題が「Mr.フリーズの逆襲!!」ですよ？（邦題のみの趣味の悪さだけど）さらにシュワちゃんには申し訳ないけど、前３作の敵キャラとの格の違いと、面白い顔の男前ジョージ・クルーニーがバットマンてことで、個人的にはこの４作目にたどり着くのを楽しみにしていた。間違いなく上の二人が出てくるだけで笑っちゃうこと必至!! なんだもの。

もちろん予定通りの満足感。期待は裏切られませんでした。めでたし。
この作品だけティム･バートンがかかわっていないというだけあって、ゴッサムシティのごてごてした装飾的な景色の趣味が悪いこと！また３作目からのお約束がいくつかあって答え合わせも楽しめます。最初の登場シーンのお尻プリンとか。

もう一度観るなら当然１作目か２作目だけど、正しいコンディションで楽しめたのは、この作品だけだったような。