スーパーマンIII 電子の要塞 SUPERMAN III

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監督:リチャード・レスター
出演:クリストファー・リーブ、リチャード・プライアー、アネット・オトゥール、マーゴット・キダー、ジャッキー・クーパー
時間:125分
公開:1983年
ジャンル:
SFアドベンチャーアメコミ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2009年10月16日 | 見た回数: 2回

完全な「名前負け」というのかな。

本作で一番良かったのがタイトルのネーミングセンス。原題にはないので、その辺りの配給会社のセンスには脱帽です。かっこいい。ただ、問題はかっこいいのが名前だけ。という点。「電子の要塞」なんて言われるとそりゃもう、「マトリックス」のボスやら「ターミネーター」のスカイネットなど、SFネタには不可欠の要素で、人類を支配しなければならない運命にあるはずなんですが、何とも迫力のない敵でした。もうちょっと人類の脅威を感じさせてくれなきゃねぇ。ただ、とは言ってもあのスーパーマンを追いつめる存在ってのは確かに脅威ではありますが、そのキャラの魅力を削ぐことに全力を挙げているストーリーというか、雰囲気。これって意外や意外コメディ映画ですよね。きっと。「スーパーマンII 冒険編」でも、ドリフのような下手なコメディ要素はあったんですが、今作はそれに輪をかけてひどい。当時の人はこれを求めていたのかなぁ。海外コメディの笑うツボがちょっと僕と外れているのかもしれませんが、とにもかくにも、笑わそうとしてるところはつまんないんだな。

悪のスーパーマンvs善のスーパーマンという展開があったり、スーパーマンとしてみなければオープニングの一連の流れはちょっと面白かったりするんですが、全体としてみたら、やっぱりダメだったなぁ。

ということで、前作が意外と楽しめたので期待していた反動もあって、ズバリ「残念」行きです。

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2009年06月13日 | 見た回数: いっちょかみ

土曜の昼間にテレビをつけたらかかっていたわけだが。
気負わず見られる古き良きコメディっぽかったので、ソファに座って「いいねぇ」なんて番組表を調べたら「スーパーマン3」とのこと。それまたなかなかオツですな、なんてしばらく片手間に見ていたものの…

10分後。
スーパーマンの「ス」の字も出てこない。これ本当にスーパーマン?と疑い始める。番組表間違ってるんじゃないの?

20分後。
ようやくスーパーマンの話題が出るが姿は見えず、まだ信じられない。もしかしたら似たタイトルのパロディ映画では?と思ったりする。

30分後。
スーパーマン登場。やっぱり「スーパーマン」で良かったんだ、番組表間違ってなかったとようやく実感できて、ようやく安心して見始められる。

途中から見たのがまずかったんだが、最初の30分、長かった…。
その後スーパーマンは偽クリプトナイトで理性を失い、聖火ランナーのトーチを息で吹き消す、ピサの斜塔を垂直にするなどの一見、正義の心を失ってしまったのか(一応そういう設定みたい)それともただのモラトリアムか、判断の難しい小悪党ぶりを発揮。話の流れは「スパイダーマン3」のような、でも恨み憎しみに満ちた黒いスパイダーマンに比べるとブラックスーパーマン(実際スーツの色も少しだけくすむ)は非常にのほほんとして緊迫感がない。シリーズ中、異色のコメディというところでは「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」に近い印象かな。
なんだか途中から見たわりにはしっかり楽しませて(つっこませて)もらった作品でした。

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