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柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2022年08月06日 | 見た回数: 2回
1回目に見たのはいつだったか。「いままでのスピルバーグと違うな」という印象が強かった覚えがあります。「エンターテイメントじゃなくって、社会派の映画だから」ということじゃなくて*1、画面の落ち着かせ方というか、鎮圧のさせ方が、なんだか抑制された感じというか、見ていて飽きないのだけど、派手なわけではない感じが印象的でした。無理やりいうと、キューブリックの映画を見てるみたい。
で、映像はそういう印象があるのだけど、お話は、これはこれで歴史を知らないと意味が全くわからない話。ミュンヘンオリンピックでイスラエル人選手団がアラブ人ゲリラによって殺されてしまう。モサドがその報復でチームを組む……ということなんだけど、ジェームス・ボンドみたい*2な「華麗なモサドの暗殺劇」ということでなく、どうみても垢抜けない泥臭い暗殺。でも、そのなまなましい手際の悪さをみていても、なんだか飽きない。加えて描かれる情報戦のそこはかとない恐ろしさ。
高3女子と中3男子にミュンヘン事件の予習だけさせてから試聴しましたが、中3男子は途中で脱落。高3女子はいちおう見られて、それなりに良かった様子。単純に親イスラエルでないつくりは、中3男子にとってはちょっと難しかったみたい。
あと、ぼく、よくわかんなかったんだけど、主人公(アヴナー)は、ミュンヘン事件に関わってたのかしら。映画の最終盤で、そういうふうに見えるような見えないような描写があるんだけど、関係ないのかしら。
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1回目に見たのはいつだったか。「いままでのスピルバーグと違うな」という印象が強かった覚えがあります。「エンターテイメントじゃなくって、社会派の映画だから」ということじゃなくて*1、画面の落ち着かせ方というか、鎮圧のさせ方が、なんだか抑制された感じというか、見ていて飽きないのだけど、派手なわけではない感じが印象的でした。無理やりいうと、キューブリックの映画を見てるみたい。
で、映像はそういう印象があるのだけど、お話は、これはこれで歴史を知らないと意味が全くわからない話。ミュンヘンオリンピックでイスラエル人選手団がアラブ人ゲリラによって殺されてしまう。モサドがその報復でチームを組む……ということなんだけど、ジェームス・ボンドみたい*2な「華麗なモサドの暗殺劇」ということでなく、どうみても垢抜けない泥臭い暗殺。でも、そのなまなましい手際の悪さをみていても、なんだか飽きない。加えて描かれる情報戦のそこはかとない恐ろしさ。
高3女子と中3男子にミュンヘン事件の予習だけさせてから試聴しましたが、中3男子は途中で脱落。高3女子はいちおう見られて、それなりに良かった様子。単純に親イスラエルでないつくりは、中3男子にとってはちょっと難しかったみたい。
あと、ぼく、よくわかんなかったんだけど、主人公(アヴナー)は、ミュンヘン事件に関わってたのかしら。映画の最終盤で、そういうふうに見えるような見えないような描写があるんだけど、関係ないのかしら。