ボーン・アイデンティティー The Bourne Identity

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監督:ダグ・リーマン
出演:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ、クリス・クーパー、クライヴ・オーウェン、ブライアン・コックス
時間:119分
公開:2003年
ジャンル:
アクションサスペンススパイ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2022年03月29日 | 見た回数: とてもたくさん

改めて見てみると所々で古さを感じるとこもなくはないんだけど、やっぱ安心して見られるのはいいですな。

クライヴ・オーウェンとのワンonワンも室内の有りものバトルもそれはそれで緊迫感もスピードも切れもあるアクションでいいんですが、アクションしないけどビル内だとかのfacilityを把握して無駄なくばれないように行動してるとこが好きだなぁ。相手の無線とフロアマップを見ながら行動決めてるとことか好きです。
あと、何というか歩き方がどことなくかっちょよく見えるんだわ。うーん。ボーン最高。満足満足。

柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2019年04月30日 | 見た回数: 2回

あれ? さいしょ、エラい低評価だな。

記憶に残っているこの作品は、それなりに楽しい作品で、今回も10連休対策で何を見たいか家族に尋ねたところ、奥さんが「絶対に主人公が死なないことがわかってる、安心できるアクションがいい*1」という条件だったのでコレにしたくらい。

というわけで最初の評価を撤回します。いまでは「ミッション・インポッシブル」より好きなくらいです。おすすめ。


  • *1 ただしセガール以外

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2017年11月04日 | 見た回数: たくさん

人類最強の名をほしいままにするセガールばりの格闘戦の強さ。それに加えて状況判断だの時々の戦略など、スパイと言えど人間なのでできることは限られてるよ。という路線にたちつつも3,000億ドルかけて作られた最強のスパイならその路線でもこんだけ凄いんだぜ。って見せてくれる。
秘密道具?彼自身の能力です。

まさにシリアス路線。好きですよ。こちらも。カジノ・ロワイヤルで一気に007シリーズの評価が上がったのも、それです。ティム・バートン版のバットマンも悪くないけどノーランのほうが好き。みたいなね。

もう15年前の作品なんで、CIAとかが使ってるコンピュータはたしかに古い。けど、あんまりそこはどうでもいい。だって見るべきはジェイソン・ボーンくんの動き・心理なんだもの。

いやー、かっちょよくて相変わらず面白かった。女子はたしかにいらんけどね。

追記:クライヴ・オーウェンとの戦いのシーンはてっきり「ボーン・スプレマシー」の方だと思ってた。忘れてるもんですなー。

尾内丞二 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: | 見た回数: とてもたくさん

この作品はスパイ映画ではない。
最高のスパイに育てられた男が記憶喪失になり、危機に対して反射的に行動できてしまう自分に戸惑いながらも自分探しをする映画である。

だから“ボーン・アイデンティティ”なのだ。

僕は時々『もしも自分が記憶喪失になってしまったら、キチンと社会復帰できるだろうか?』という想像に耽る。

デスクワークをしているヒトの何割かは分かると思うが、普段パソコンでの作業に慣れていると手描きで絵を描いたり文章を書いたりしている時にも、反射的に『Ctrl+Z』の動作をとってしまうことがある。

恐らく記憶喪失に陥ってもこのクセは残るだろうし、記憶を亡くした僕にはその反射行動の理由が判らないだろう。

…しかし社会復帰の一環としてパソコンの使い方を教えてもらった時、全てが明らかになる。

『Ctrl+Z』
『Ctrl+A』
『Ctrl+Alt+O』
『Ctrl+Shift+/』

体に染みついたショートカットキーの数々が、自分の“戻るべき場所”を指し示すのだ。

本作を単なるスパイ映画…若しくはアクション映画として観たって面白くもなんともない。
なにしろゴージャスな美女も出てこないし、腕時計型麻酔銃や携帯ワイヤーも登場しないからだ。

ボーン・アイデンティティで注目するべきなのは、ジェイソンの体に染みついた数々の“クセ”の描写や演出である。

ボンヤリしていたら見過ごしてしまいがちだが、大使館から逃げ出す一連の動作も実に見事だ。
これからこの映画を観る方は、ぜひとも裏路地までフリークライミングで降りるシーンを注意深く見て欲しい。

どうしてビルから降りるだけのシーンにこれだけ長い時間を割いているのか…?

普通のスパイ映画なら『エイヤッ』と飛び下りて終わりなのに、ジェイソンは折り目正しくクライミングの基本に沿って降りていく。
つまり指先を使うのではなく、指を閉じて手のひら全体の“面”を使って体重を支えているのだ。
恐らく主演のマット・デイモンはこのシーンを撮影するにあたって、集中的にフリークライミングの抗議を受けたはずである。

ダグ・リーマンはこう考えたのだ。
『ボーンならこうするだろう』と。

あるいは自宅に押し入った刺客と格闘するシーン。
ジェイソンはナイフを持った相手にボールペンで応戦するのだが、安直に目とか心臓とかに『ブスー』っと刺したりしない。
相手の攻撃を巧みにかわしつつ、『プスプスッ』と何箇所も刺し続けるのだ。

この立ち回りを見ると「X-MEN2」の冒頭で近距離にテレポートし続けるナイトクロウラーを観た時に『ああ、瞬間移動ができる人間はこうやって戦うのか』と感嘆の息を漏らしたのを思い出す。

もちろん瞬間移動できる人間なんてこの世にいないし、ボールペン格闘技を教えるスパイ学校も存在しない。
これらは映画製作者が『もしも仮にそういう人間がいたら、彼らはどういう風に考えてどんな動きをするだろう?』と、可能な限りリアルに空想した結果の行動なのだ。

決して派手でも爽快でもないが、ダグ・リーマンのそういった細やかな配慮や物作りの姿勢が見ていて心地よく、僕は時々この映画を観たくなる。

…ただし、でべも言っているように女の子が非常に鬱陶しく、見ていてイライラします。

でべ | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2008年11月04日 | 見た回数: 1回

石田さんが最強マッチの一人にマッド・デイモンを掲げる理由がよくわかった。いい奴もわるい奴もみんないい働きっぷりで気持ちいい。
そんな中、人のはなしを聞かず、自分勝手で、自信過剰で、我が儘な女子がやたら出しゃばって来てイライラした。たいがいそういう女子は、人の言うことを聞かない勝手な行動が逆にいい結果を生んだりするもんだけど、そういうこともなく…。ただ言葉を振り回してるだけ。しかもなんと!かわいくないのだ!!
こりゃだめだ。

柴田宣史 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2004年01月12日 | 見た回数: 1回

丞二が、先に見ていて、

デイモン:僕はちょっとおかしいんだ。
オンナのコ:なにが?
でいもん:いま駐車場にあった車のナンバーをみんな覚えてるんだ……。

というところが、格好いいんだよ、と聞き、わくわくしながら見たんですが、楽しいのはそこだけでした……。

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