007 慰めの報酬 QUANTUM OF SOLACE
画像表示切り替え監督: | マーク・フォースター |
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出演: | ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジェマ・アータートン、イェスパー・クリステンセン |
時間: | 106分 |
公開: | 2009年 |
キャッチコピー: 傷ついた心が、共鳴する。 | |
ジャンル: アクション、サスペンス、スパイ |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2023年09月05日 | 見た回数: 3回
石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2023年04月28日 | 見た回数: 2回
あれ?面白い。
いやね、初回見た時「カジノ・ロワイヤル」よりは落ちるなー。
という印象だったんですが改めて見てみるといい感じでつながってるじゃないか。車もバイクも飛行機もなんでもござれで冷酷さもパワーアップ。
一本づつというよりは前後編くらいに見ると良いのかもね。
前作含めておすすめではあるけど、両作品ほど本物の強敵というほどの悪役のキャラがたってないのは惜しいポイント。
次のスカイフォールがその点も問題なかったんで今回はこんな評価にしてみたのだ。十分おもろいですよ。
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2009年02月01日 | 見た回数: 1回
あー楽しかった。ので、長文に。
「007 カジノ・ロワイヤル」のほうがバランス的によいかなー。と思います。イメージ一新だった第1弾ということもありますが、アクションシーン・ボンド個人の描写・大枠のストーリーの3つが絶妙のバランスで描かれてましたんで。
今回はまぁ、続き物も続き物。前作のその1時間後という設定で始まるんですが、監督変更があったせいもあり、「アクション」「ボンドの内面」に焦点が当たり、大枠である解決すべき事件がなんとなく小粒だったのがちょっと惜しいところ。前作ほど敵のキャラ的なスケールも小さかったのは残念です。悪の組織の存在が明らかになったし、ミスター・ホワイトもまだ残ってるので、贅沢といえば贅沢なんですが。
今回はアクションシーンだけ、なんて評も見ましたが、ふむ。確かに言わんとしている事はわかります。ざっと6〜7割くらい走り回ったり戦ったりしてる印象でしたしね。海・陸・空とあらゆるところで大暴れ。ちょっと「ボーン・アイデンティティー」のシリーズぽいとこもちらほらあったんですが、ジェイソン・ボーンの無敵ぶりに比べると「ちゃんと人間で死ぬであろう」ボンドの方がぎりぎりでやってます感があってハラハラさせられました。
まぁ、アクション全開の今作ですが、それよりも僕が感じたのは、前作での喪失感を拭い去れないボンドの内面のモヤモヤしたやりきれなさが実に伝わってきてよかったですよ。そのもやもやした自分と、ダブルオーの地位にいる自分の立ち位置がうまく整理できておらず、どう振る舞うのが正しいか悩んでるような・・・むやみやたらに重要参考人を殺しては「M」に嘆かれているし。自分一人で突っ走って怒られたり。
あと、少しだけ残念だったのは、前作で素敵だったオープニングムービーがちょっとパワーダウン。悪くはないけど、といった感じでした。
※その他雑感
・ソニーピクチャー作品らしく、ソニー製品目白押しでした。あの携帯もカッチョよいですね。日本でも発売してくれたらよかったのに。
・組織としてはやはりCIAの方が大きいみたい。
・ボンドガールとのラブシーンがないのだ。傷を慰め合うなんてそんなヤワではないのだ。
・相変わらず、アストン・マーティンが格好いいですな。ただし、ボンドが乗ってるだけで特殊装備はないみたい。
・特殊アイテムは相変わらず出てこないんですが、「マイノリティ・レポート」のあの無駄に派手な動きをしないといけないインターフェイスの原型がありました。こっちのが使いやすそう。ともあれこのまま行けば10年ほどで実現するかしら。
ヒロインはかっちょいいのはとてもわかるけど、やっぱり気持ち若干他作品と比べるとテンションが下がるんだよなー。スペクターなつながりもいまいちだったりね。
相棒の死のとこは割と好き。ゴミ箱ポイするなんてさすがは殺しのライセンスを持つ男。あの相棒、フィリックス・ライターと並んでいいキャラだったんでもうちょっと色々動いてほしかったってのもあるにはあるけどね。