アベンジャーズでソーやってるくらいなので普通の人はそうでもないと思うんだけど、僕はどうしても「ゴースト・バスターズ」の印象が強すぎて（好きなの。あの彼）クリス・ヘムズワース見るとどうも若干コメディに見えちゃうのが不思議だ。

が、今回のはコメディでもスーパーヒーローでもなく、ド直球のスポ根ものと言っていいんじゃないかなー。最高です。

F1なんてセナがいて、プロストがいてシューマッハーがいての時代（大学時代くらいか）が中心。セナのあの事故とか経験してる口なのでレースの怖さだとかポイントの奪い合いなんかは実際に見てきた口なんで、あー、ちょっと懐かしい雰囲気は感じられました。作品自体はそれより前の時代なのであんまりしらないんですけど、どんな時代もギリギリの勝負はおもろいですわな。最終戦に結果がもつれ込む接戦なんて見てる側からも盛り上がるのは解るので、当時、実際の現場にいたらやっぱり興奮したでしょうなー。

「フォードvsフェラーリ」も多分イケる口なんでしょうけど、こちらのレースは企業・チームというよりはドライバー同士なのでよりスポ根感も感じられるというもの。実話ベースなんでしょうけど、いや何、最後の二人のそれぞれの判断とか胸が熱くなりますって。ラスト数周のプライドかけた追い上げとかたまりませんな。

最近は誰がドライバーか？どころか電気自動車？ハイブリッドカー？そんなんに移行してるのか？とかすらもわからないんですけど、脈々とあのレースの熱さは受け継がれてるんじゃないでしょうかね。

「グラン・プリ」だとか古めのカーレース作品でいいのもあるんですけど、今作のほうがぐっと来たのだ。恋愛ネタだとかそーいう要素も少なくて、ベースに常にカーレース・競争が存在してるってのも良かった。
わかりやすくて最近の作品だからかもしれませんけどね。満足満足。