安定の「長寿シリーズの中では一番つまらない作品」（「ワイルド・スピード X3 TOKYO DRIFT」とか「ターミネーター3」とかね）として代表的な今作。
ただ、基本的にこの手のガックシ感はシリーズの他がいいだけで、作品自体がそこまでダメってわけでもない。そもそも、最近どんな映画もそれなりに楽しくってなかなか「残念」が付けられない僕ですもの。

改めて見てもトム・クルーズはかっこいいし、ハトは飛ぶし2丁拳銃バンバン。らしさ満開で楽しいではないか。
シリーズ相対評価で「まあまあ」ですが、前述の通りあくまで他がいいだけで、うっかり「なかなか」とか付けちゃいそうになりました。←ちょっと落ち着こう。

いや、面白くなくはないし、かっちょいいんだけど、やっぱり話的には１作目や３作目と比べるとちょっと落ちるよなー。気分的には「ターミネーター３」みたいな感じ。

命綱なしのロッククライミングやサングラスを投げてボン！鳩の中の二丁拳銃とか、逆ウィリーで銃ぶっ放すとか、カッチョ良さだけならトップクラスなんだけどなー。

もっとダメだった印象があったんですが、意外と楽しめた今回。なんでかな？
確かに話は眠たいしだるいしぱっとしないんですが、少なくともトム・クルーズはカッチョよろしい。恒例の鳩も出りゃ2丁拳銃だって飛び出し、マーシャルアーツ？なんでしょかね？あの格闘技は。派手で大味で素敵です。

ラスボスとの戦いがやっぱりしょぼいから盛り上がらんのかなぁ？あるいは、そもそもお話がつまんないってのもあるっちゃーある。あと、思い起こせば「ハイキック・ガール」でさんざんケナしたスロー多様。
でも、あれと違っておんなじシーンを何度も。じゃなく、かっちょよく見せたいぞ。っていうポイントをじっくり見せていて、その「かっちょよくみせたい」シーンがあまりに多くて若干くどいという悪循環こそあるものの、それも慣れちゃえばちょっと気になるくらいでしたし。

ということで、人様に勧められるほど面白いか？と言われると、「いいえ、そうではありません」と、こたえるし、4は見てないけどシリーズで一番見なくていい作品は？と言われると迷うことなく今作なんですが、それでも思ってたほど悪くなかったです。
あれーふっしぎー。