なんと脚本はビリー・ボブ・ソーントン。よくまとまってると思うけど、もうこういう話で、「それは思いつかなかった！」という展開ってほとんどないですよね。そういう展開しかないよね、という方にしか流れていかない。

ホラー度はかなり低く、allcinemaではホラータグもついてないくらいで、でも、Amazonではホラーにジャンルされていた、という程度。

あと雰囲気が辛気くさくて、なんだろう言ってみれば「閉鎖的なアメリカ南部」をうまく演出しているとも言える。

ちょっとおもしろいのは意外に「スパイダーマン仕立て」なところでしょうか。ピーターのおばさんと、新聞社の編集長が出てました。スパイダーマンとは関係ないけど、キアヌ・リーブスがすごいワルモン（「から騒ぎ」くらい）でこれもちょっといいかんじ。

＊　＊　＊

そうそう「アザーズ」のニコール・キッドマンがずっとオンだったのに対して、本作のケイト・ブランシェットはびっくりするくらいオフ。化粧は言うに及ばずですが、それよりもTシャツがあんまりに等身大のおばちゃんで……。