クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦
画像表示切り替え監督: | 増井壮一 |
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出演: | 矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、村上信五、大倉忠義 |
時間: | 114分 |
公開: | 2011年 |
キャッチコピー: 父ちゃん 母ちゃん。 実はオラ、スパイです。 | |
ジャンル: アクション、コメディ、アニメ(日本)、スパイ |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2020年08月07日 | 見た回数: 2回
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2012年05月10日 | 見た回数: 1回
「ミッション・インポッシブル」リスペクトな今作。
新しいんですねー。たまたまテレビでやってたのを見たんですが、巷でいわれてるほど悪くはない。けど、良くもない。
お下品に「おなら」ネタで勝負なのはまぁよしとしましょう。で、メインテーマが「親離れ」。これもポイントとしては悪くはない。が、イマイチな感じがねー。
主役のみにフォーカスを当てるという戦略なんでしょうか、単純にしんちゃんとゲストの女の子の友情物語。また、彼女もしんちゃんもそれぞれの親からの自立・・・どちらもちょっと弱い。
見てるこっちの身勝手な気もしますが、友情物語であれば、出来れば「カスカベ防衛隊」を絡めるなりしてほしい所だし、親子関係の路線をアピールするのであればやはり「野原一家、ファイヤー」を軸に話を展開してほしいなぁ。という親心(なんだそれ?)があるわけです。
が、今作の場合はどちらにも属さず、純粋にしんちゃんがガンバって、ゲストのレモンちゃんが頑張って、二人が頑張って・・・と言う「個」に集約されすぎちゃって、「チームしんちゃん」のベタな熱い物語が感じられないってのがねぇ。
いやいや、なんと言うか実際に話の中では「野原一家、ファイヤー」となるんですが、彼らとしんちゃんが離れてしまって個別の話になっちゃってるのは惜しいなぁ。
アクション仮面に踊らされ利用される5歳児のまっすぐな気持ちってのは見てて気持ちのいいもんだし、それをネタに大人たちが・・・と言うパターンも悪くはない。また、スパイという事で、トム・クルーズ万歳なアクションも見れたりするし派手なアクションシーン(アニメやけど)も楽しめる作品でもあるとは思います。(ちとおならがくどい気もしますが・・・)
また、親の言いなりで何でもやっちゃう大人っぽいレモンちゃんに対して「子どもなんだからわがままいっていいんやで。おやにめいわくかけてもいいんやで」(関西弁でごめん。そんな事「ヒロシ」がいってた)。というぐっとくるシーンや、大人や興味がない人にゃどうってことない「アクション仮面」で踊らされてたと気づいたしんちゃんが放つ「うそつき」と静かに語る所など、正直大人向けな良いシーンもたくさんある。
ただ、心のどっかで「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」や「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲」なんかを意識してしまい、少なくともあれくらい・・・と高望みしちゃってるんでしょうかね。
ついつい「フツー」な作品が物足りなくなったんですもん。
やから、評価は冷静に「フツー」ってことでよろしく。
留守番タイムのお供になりつつあるクレヨンしんちゃん映画。が、セレクションが見たやつばっかりってのはちょっと悲しいなぁ。
さておき、ちゃんと野原一家〜ファイヤー!は見れるものの、かすかべ防衛隊とかは殆ど出ないし、基本しんちゃんが一人相方とスパイ活動するのがメインなので、ちょっと物足りなく感じちゃう。
悪くはないけど、最後のお別れのシーンとかもちょっと盛り上げ方が足りないし、そこまで響かないんだよなー。