SUPER 8 SUPER 8
画像表示切り替え監督: | J.J.エイブラムス |
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出演: | ジョエル・コートニー、エル・ファニング、カイル・チャンドラー、ロン・エルダード、ノア・エメリッヒ |
時間: | 112分 |
公開: | 2011年 |
キャッチコピー: 僕たちは、ひとりじゃない。 | |
ジャンル: SF、青春 |
コメント一覧
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2021年02月06日 | 見た回数: 2回
石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2019年12月24日 | 見た回数: 1回
面白かったー。あー面白かったー。(大事なんで2回書いちゃう)
別段文句つけるとこないと思うんだけど、評価低いのはやっぱり監督と製作の名前に期待値がうなぎ登りな故に、今までにないものを求めちゃってるんじゃないかなぁ。
そら、単純だとかなんか知ってる話とか。そんな点はあるかもしれなけど、多分子供らは「E.T.」とか「スタンド・バイ・ミー」とか「未知との遭遇」とかよりも先にこっちに触れる可能性のほうが高いと思うんだ。
※そうとも言い切れないか・・・「グーニーズ」は見せてるし。
となるとこの手の映画の最初がこれだとして、似てるとか古いとかそういう印象を持つかというと、そりゃないわな。逆に、前述の名作作品がなんか見たことある気がするけど古臭くて物足りない。とかなっちゃいそう。
じゃ、今までその手の映画で育ってきた人らからすると、取り立てて目新しくもなく、宇宙人だの怪獣だのあの手のよくあるパターンとうまいこと組み合わさってるけど、別にそこまで・・・。というのもわからんくはない。そう思う人もいるとは思うんだけど、でもさ、実際おもろいやん。
40代も半ばを過ぎたおっさんが10代の子供らに感情移入して、彼らの行動に一喜一憂するなんてそうそうなくないですかね?
ちょっと気になってる子がキャスティングされて表面には出さないけどドキドキしてたり、友達との関係の延長線でほんまは嫌やけど、しょうがない。って諦めて作ってた模型の爆破を認める気持ちだったり、後半の精神的な成長度合いだったりと見ててとっても楽しい。火薬好きの彼とか映画監督の相棒の彼とかも実に気持ちのいい子供っぷりで、おっさんながらにものすごーくわかっちゃう。
いや、父親役の二人の方に感情移入できないということでもないんだけど、それでもベースは子供らと共にいた感じがするぞ。
いやー、やっぱり文句なしで満足満足。満腹です。
でべ | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2012年08月29日 | 見た回数: 2回
丞二からの誕生日プレゼントで二回目の鑑賞。
33歳になる奥さんへの贈りものにこの作品を選ぶあたり、とても丞二らしくて、そんな彼をいとおしく思います。ノープランでカナート(近所のショッピングモール)へ出かけて、お洋服の店の前で首を降り、本屋を物色してピンと来ず、へとへとになってHMVに入る姿がありありと想像できます。もしかしたらカナートの中ですこし道にも迷ったかもしれません。きっとそんな道のりを経て、自信なさげな丞二から誕生日のわたしへこの映画が贈られました。
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二回目の鑑賞が最初と違っていたのは、メイキングを見られたこと。一回目はオンラインのレンタルだったので本編だけでした。わたしはあまり真面目にメイキングを見るほうではないけど、こんなに構成がきちりとまとまってて、わくわくするエピソードがあって、それに沿った素材が集められて、だらだらと長くないメイキングを見たのは初めてかもしれない。暖かい雰囲気に包まれた、とてもいいメイキングでした。
「映画好きが撮った映画を楽しめる自分が好き」というようなことをちょくちょく映画部にも書いているけど、まさにそんな現場を見せつけられてとてもハピーな気分です。「宇宙人ポール」とは違う次元でのスピルバーグ賛歌なんですね。
一回目と二回目のあいだに「未知との遭遇」も見ているので、その辺りのオマージュも見て取れて面白かったです。街から住人を「避難」させるくだりなんかまさにそれでしたね。
ともかくありがとう、丞二。
柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2011年12月23日 | 見た回数: 1回
ちょくちょく「スタンド・バイ・ミーが好きだ」という人に会う。僕も嫌いじゃないけど、僕にはあまり理解できなかった。
子供たちが死体を探しにいく、というのは面白い。子供たちが興味半分であっても死に向き合う、その機会はいろんな形で訪れる。また、最後の台詞「廊下ですれ違って挨拶をするくらいの間柄になった」というのも、うまく物事を切り取っていていいなあと思う。
でも、好きだという人はどうもちょっと僕とは違うところが好きみたいだ。なにやら少年・少女時代のノスタルジーを感じるらしい。
ふーん、そうなんだ、と思う。残念ながら僕はあんまりノスタルジーを感じないなあ、と。まあ、僕は損をしてるともいえるかもしれない。
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僕がなぜか不思議なノスタルジーをおぼえたのは「ナビゲイター」という映画だった。落ち着いて考えてみるとおかしな話で、「ナビゲイター」は、別段そういう話ではない。
でも、僕は「スタンド・バイ・ミー」より、「ナビゲイター」が好きだった。比べるものでもないだろうに。
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いやね、本作。最初は「おー、「ハロウィン(1978)」のポスターだ」とか、「ホラー映画撮ってるんだ」とかなんとか、ニヤニヤ見てたんですよ。
少年と少女はそれぞれつらい境遇にあり、少年は少女に恋をし、彼らは事件に巻き込まれていく。こういうのもいいよね、というようなかんじで。
でも次第に、なんだか自分の気持ちが優しくなっていくような気がしてくるんですな。で、「未知との遭遇」みたいな光を見送りながら、見終わってみると、なぜか「ナビゲイター」のことを思い出していました。
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んー、なんだかとりとめのない話になってしまったけど、なんとなくそういう気分なのです。
J.J.エイブラムスにお礼を言いたい気分です。すばらしいジュブナイルSFをありがとう。
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そうそう、エンドロールのショートムービーは、あえていうと「モンスターズ・インク」のエンドロールくらいよかった!
でべ | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2011年12月06日 | 見た回数: 1回
これを楽しめる人生が送れて幸せだなあ、とこころから思う。
丞二いわく「E.T.」のE.T.を「クローバーフィールド」のアイツにしたら「SUPER 8」になる。たしかにそれ以上の評価はない。そう聞いて心が躍るひとはたぶん楽しめるし、ピンと来ないひとはきっとつまらない。だから大味な映画が苦手な日本の映画評が「宇宙戦争」や「スパイダーマン」を酷評したように、この映画も名前ばっかりで面白くない、と評価を受けることが簡単に想像できる。でもわたしは「これを楽しめる人間で得したなあ」と思うわけです。
すっごく面白くておすすめ!っていう映画ではないけれど、押さえておくべきとこで、きちんとその絵を見せてくれるので、たとえば最初のあのシーン、最後のそのシーンを見たら、いい映画を一本堪能した満足感がある。その点はさすが。
あと、正反対のふたりのお父さんが、どちらもそれぞれちゃあんとお父さんでほっとするのでした。
追記
いま映画部を更新するためにamazon見たけど、やっぱりレビューは散々。みんなもっと楽しんだらいいのに。
なんとのう子供たちと視聴。やっぱりエンドロールの自作映画がいいですね :)