スピード・レーサー SPEED RACER

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監督:アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
出演:エミール・ハーシュ、クリスティーナ・リッチ、ジョン・グッドマン、スーザン・サランドン、マシュー・フォックス
時間:135分
公開:2008年
ジャンル:
アクションサスペンスマンガ・アニメの実写化

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2009年01月02日 | 見た回数: 1回

もう、「マトリックスのウォシャウスキー兄弟」なんて、ばかばかしくて言ってられません。これからは「スピードレーサーのウォシャウスキー兄弟」と言うべきです。

失った信用を取り戻すの難しいと言いますが、この作品一発で、もう彼らが犯す軽犯罪くらいだったら僕は許せちゃいます。わりと冒頭、町並みが出てくるのですが、この町並みだけでも彼らの意気込みが伝わってきます。「なめるなよ、俺たちはオタクなんだぜ」という意気込みです。レゴ、いやセル画に描いたのかという安っぽい町並みなんですが、非常に色鮮やかであるにも関わらず、これが非常にノスタルジックでよいのです。手塚治虫、あるいは藤子不二雄の描く未来都市のようです。それに多用されるワイプイン/ワイプアウトも、この作風だったら全然鼻につきません。また主人公の格好がいい。空色のシャツにスカーフって、あんた仮面ライダーですか!?
お話の展開も推して知るべし、典型的な家族愛の物語ですが、大企業の陰謀と戦う主人公と家族の姿に喝采を送らずにはいられません。
2000年代の映画で「子供と見たい」「子供に見せたい」映画ってなかなか出会えないなと思っていたのですが、ひさしぶりに出会えた感じがします(が、子供の受けは悪かったので、じつは単に「子供に押し付けたい」映画なのだと思いますが)。

でべ | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2008年12月27日 | 見た回数: 2回

これから、期待の不期待を込めて観ようと思っている方は読まないでください。

* * *

すーごくおもしろかった。
過去の辛い経験から「興奮するほど良かった映画は、興奮に任せて人に薦めるべからず」と学んでいるので、なるべく抑制したコメントを書いておいたのだけど…
1回観た翌日に2回目を観て「期待を込めて観ても、チューニングが合えばやっぱり面白い!」と思ったことと、柴田さんがべた褒めしてくれたので私も調子に乗って評価を「おすすめ!」に変更します。コメントも書き直します!

近年のハリウッド大作映画は続きものラッシュなので、エンディングがじゃじゃーんと決まって、やったー!と終われる映画はそれだけで評価が高い。その上もうひとつ、わざとらしくない話の分かりやすさが気持ち良かった。
映画を見始めるときいつも心配なのは、登場人物の見分けがつかないこと、話についていけないこと。特に私は人の顔に弱い。映画も中盤以降になって「あ、これがあの人で、こうなのね」と気づくことも間々。あまり致命的なことはないので、そんなに気にしてないけど、ちょっと損した気分になることもある。
その点、この映画は説明の嵐。でも上手にしつこくなく説明してくれる。特に最初のレースシーンは、現在のレースと過去のレース、さらにそこに子供時代の思い出が重なってごちゃ混ぜに凄いスピードで進んでいく。そのレースで設定を一切合切説明しちゃうので、いろんなエピソードがぎっしり詰まっているんだけど、でも全てがすんなり理解できたのでとっても良い気分になれた。この展開でこれだけ分からせるのは凄い。

クリスティーナ・リッチもかわいいし、ジョン・グッドマンのお父さんには弱いので、「それだけで満足」の要素も多し。

またファミリー映画だから当然といえば当然だが恋人との関係がさっぱりしているのも好感が持てる。恋愛映画ならともかく、サスペンスやアクション映画で筋に関係なく男女がいちゃつくのはどうもいただけない。もともとそういうのが苦手なところもあるけど、特に最近は「うざい女子(※)」に辟易することが多かったので、子供時代に唯一自分をかばってくれたカワイ子ちゃんが、今では家族ぐるみの恋人、というさらっとした流れがいやらしくなく爽やか。その辺のエピソードが全くないのも筋金入りのオタクっぽくて良し。

でも確かに、子供と観るには長過ぎますかね。

(※)うざい女子
デキる男、強い男が主役の映画で主人公につきまとう女性キャラ。基本的に恋人ではなく、劇中のトラブルによって出会い、主人公と一緒に行動を始める。「女性らしい」奔放さやわがままさで主人公の足を引っ張るかかり。自分の置かれた状況を理解せず、いつも自分が正しいと思っており、自己主張が激しい。
主人公と対立するが自分も能力のある相棒や、主人公に頼りきりのおっとり天然系の女性などは除外される。
例:「ボーン・アイデンティティー」のマリー
  「ジャンパー」のミリー
  「トランスポーター」のライ
  など

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