クラウド アトラス CLOUD ATLAS

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監督:ラナ・ウォシャウスキー, トム・ティクヴァ, アンディ・ウォシャウスキー
出演:トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・ブロードベント、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジム・スタージェス、ペ・ドゥナ、スーザン・サランドン、ヒュー・グラント
時間:172分
公開:2012年
キャッチコピー:
いま、<人生の謎>が解けようとしている。
ジャンル:
アドベンチャーファンタジードラマ

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2017年12月10日 | 見た回数: 1回

見所は、役者の七変化とシーンの繋げ方の妙味かなと思います。

でも、ストーリーは、そんな工夫があるかなあというと、さほどのものは感じませんでした。かなり長尺の映画で、登場人物も多く、ストーリーが扱う期間も長いため、風呂敷はけっこう広がるんですが、できれば、もうちょっと一本の筋にぎゅうっとまとまっていくようなのを期待してしまいました。

弁護士の航海記、合奏曲の作曲、原子力既得権益業者の陰謀、映画化される老人ホーム脱走劇、クローン労働者の自我、仲間を見殺しにした男の贖罪登山。

お話は、バトンタッチのようにつながりを持ちますが、それぞれの時代でそれなりに完結しちゃうので、ドライブ感があんまり感じられないのです。

あと、ひとつ言いたいのは、「断じてSFではない」ということ。生まれ変わりだか、なんだか知らないけど、Scienceは一切お話の筋と関係のないつくりです。

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

ほぼ終わり側のセリフ。おそらく大変な距離の数光年の距離を隔てて、「あの青く光る星が地球だ」は、たいへんいただけません。

隠しテキストはここまでです。

そんなに罪深い一言ではありませんが、この作品を「SFでなくファンタジー」と言いたくなるとどめの一言でしたね。

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