おっぱいバレー

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監督:羽住英一郎
出演:綾瀬はるか、青木崇高、仲村トオル、石田卓也、大後寿々花
時間:242分
公開:2009年
キャッチコピー:
見せられるわけ、
ないじゃん!?
ジャンル:
コメディスポーツ青春

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2012年07月21日 | 見た回数: 1回

本音を言うとですね、もう、丞二と石田さんの感想を読んだ時点でほとんど見た気になっていた映画なんです、

で、見終わった後なんですが、ほとんど思った通りでした(クソみたいな映画だとは思わなかったけど)。

が、もちろん丞二と石田さんの愛のあるコメントのとおり、良い意味で思った通りだったので幸せです。

* * *

高校は帰宅部だったけど、中学校時代は部活をやってたので、柄にもなく、あのころの等身大感を思い出すのですが、当時はもっと性欲に対して素直に肯定できてなかった──というか、ただのむっつりすけべいだったので、この映画で描かれているほど、一途ではなかったんですよ。いま思うとこれは惜しいことだなあと思わなくもない。

でも「11PM」っていう番組がやってたのは噂で知っていたし、眼福に浴したいと願わなかった訳ではない。もういっこ「トゥナイト」っていう同様の番組があったと思う。でも、残念ながら、双方ちゃんと見たことはない。

ちょっと青春を損しているのかも。

* * *

その「11PM」を登場させるためだとは思うのだけど、本作品の時代設定は、70年代末。なのでなのかどうかわからないけど、BGMを聞いてるとほとんど70'sのジュークボックス。僕、浜省の歌の映画で聞いたのなんてはじめてだと思う。

* * *

さあ、あとは齋藤が見てくれるのが楽しみですね! 見てね、齋藤!

石田憲司 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2012年02月03日 | 見た回数: 1回

赤い糸」ショックで、中学生・高校生ってなんだろう?と思ったので、そういや男子中学生についてジョージくんが述べてたなー。と、今作をチョイス。タイトルこそ若干「日曜洋画劇場」などのゴールデンタイムの映画枠じゃ流しにくかろう。と思われるんですが、内容は実に清々しい。

男子中学生に関しては、既にたっぷりと述べられているし、その通りなので、同じことを書いてもしょうがない。なので、あえて別の視点から。結構部活一辺倒だったんで強豪の相手校のこともわからないではない。結構やってる時はなんも考えずにやってるんですよね。

あ、なんかでもそれっぽいこと書いたぞ。
あぁ「ひゃくはち」か。

ただ、結局何となく同じことを書いてしまって申し訳ないんですが、部活が全て。そのことだけ・・・と言うほど(自分を含め)彼らも出来た存在な訳じゃない。やっぱりなんやかんやでホワワワーン(妄想中)ってのは考えちゃうだろうしね。
その辺は描かれてないので、ある意味彼らもかわいそうに、とも思わなくもないんですが、まぁ大事じゃないし、比較対象としてはその方がギャップがあったほうが面白いしね。

ともあれ、少なくとも「赤い糸」でずたずたになった中学生像(僕の中じゃ結構簡単にずたずたになるんですがね。「リリィ・シュシュのすべて」とか。)を再構築できたと言っても過言ではないのだ。

あーおもしろかった。

尾内丞二 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2009年10月27日 | 見た回数: 1回

ドリュー・バリモア主演“2番目のキス”の冒頭で『僕は当時、地球上で最も哀れな生物“レッドソックスファン”だった。』というナレーションが入るが、これは大きな間違いだ。

地球上で最も哀れな生物は“男子中学生”なのである。

おっぱいの感触に最も近いと言われる時速80キロの風を得る為に、曲がりくねった急な坂道を手作りの自転車で爆走したり、地上7メートルの橋げたの上に投棄されたエロ本を求めて一生懸命はしごを登ったり…。

僕もかつては彼らの一人だったが、一歩間違えれば命を落とすような危険な冒険も、異性に対する知的欲求を満足させることができるならば“当然払うべき犠牲”と考える。今も昔も、男子中学生とはそういうものだ。

この映画は、とある弱小バレー部に所属する男子中学生の物語である。
試合はおろか練習にすら興味を持たない彼らは、新しく顧問になった若い女の先生に「次の大会で一勝できたら先生のおっぱいを見せてもらえる」という約束を取りつけ、先生のおっぱいの為に血の滲むような猛練習を開始するのだ。

…そりゃそうだ。
地球で最も哀れな種族である彼らが、若くて美人な女性教員のおっぱいを拝めるかも知れないのだ。
そこには命を賭ける価値がある。

世間では、スポーツや勉強に打ち込んでいる男子中学生こそが健全とされる風潮があるが、それが本当に正しい評価なのかどうかは疑わしい。

この映画の中にもそういった『部活に命を賭ける男子中学生』が登場するのだが、彼らのいったいどこが健全だというのか。僕には、ただ“勝利する”“相手を打ち負かす”という目的のためだけに全てを犠牲にできる男子中学生など、それこそ不健全の極みのように思える。

いつか自分が歳を取り、男子中学生の孫ができたとして、彼にいったいどんな物語を聞かせたいだろう…?

過去の名誉と栄光にすがり
『おじいちゃんは中学生の時、バレーで日本一になったんだぞ。』などと自慢したいか?

…そうじゃないだろう。

僕はやはり
『おじいちゃんは中学生の時、バレー部の顧問の先生のおっぱいを見たんだぞ。』
と言える馬鹿なジジイになりたい。

日本の男子中学生は、一人の例外もなく全員バカである。
…そして当然、バカは死ななきゃ直らない。

男は死ぬまでバカなのだ。そうでなくてはいけない。

…ちょっと話が反れた気がしますが、映画自体はおすすめです。
評価が“まあまあ”なのは、最上ランクの2コ下ってことで。

長年映画好きをやっていると、クソみたいな映画でも人にオススメしたい時があるんです。

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