スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS

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監督:ブライアン・シンガー
出演:ブランドン・ラウス、ケイト・ボスワース、ケビン・スペイシー、ジェームズ・マーズデン、フランク・ランジェラ
時間:154分
公開:2006年
ジャンル:
アクションアメコミ

コメント一覧

でべ | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2012年02月26日 | 見た回数: 2回

そんなに印象深い映画でもなかったんだけど、続編がお蔵入りになるほどとは。クラーク・ケントのおぼこいっぷりもなかなか良いのに残念。

尾内丞二 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2010年02月12日 | 見た回数: たくさん

スパイダーマンやX-MEN、超人ハルクやバットマンなど、近年のハリウッドではアメコミを原作とした映画が流行しているようだ。

アメリカンコミックの映画化には、どうしてもクリアしなければならない問題がある。
それは『長すぎる原作をどうやってまとめるか』という問題。

日本の漫画とは違い、アメコミは完全分業制で制作される。お話を考えるヒト、下書きをするヒト、清書するヒト、色を付けるヒト。これ全部違う人間が担当しているのだ。
お話自体も人気がある内は完結などせず、誰もが知っているヒーロー漫画は全て、現在も俄然連載中である。

すでに完結している漫画『ドラゴンボール』でさえあの始末なのに、ベトナム戦争の頃から連載が続いている漫画を2時間の枠に収めるのはほとんど不可能と言っても良い。

“スーパーマン”もそういった長寿アメリカン・コミックの一つである。

しかしながらこの“スーパーマン リターンズ”は大変良くまとまった映画と言える。

ストーリー自体は「スーパーマンIII 電子の要塞」の続編に当たるのだが、初めて観るヒトでも十分理解できるように、スーパーマンの生い立ちや成長過程もフォローしてくれている。

今や世界中の誰もが知っているスーパーマンだが、ヒーローと呼ぶには少々抵抗を感じるファッションに身を包んでいるのもまた周知の事実。赤青黄色のピッチピチタイツにでっかいマント。…なんでタイツの上からパンツを履いちゃったのかと。

そのファッションは今作でも変わらないが、しばらく地球を留守にしている間にスーツを新調したらしく、赤青黄色の色調がずいぶんと落ち着いたトーンになっており二重マル。

『スーパーマン』たる所以の超人っぷりの演出もなかなかのもので、至近距離で発砲した弾丸が眼球で跳ね返ったり、音速を超えた瞬間に衝撃波が走ったり。
『映像化不可能』という表現がありますが、スーパーマンが映像化可能になったのはつい最近の事なんだと痛感します。

今作から見ても大丈夫と前述しましたが、ロイス・レインやレックス・ルーサーとの関係性を把握する為に前3作をあらかじめ観ておくことをお勧めします。

===追記===
『アメコミ』というとなんでもかんでも一緒くたにされがちですが、この“スーパーマン”や“バットマン”などは『DCコミック』で、その他の殆どは『マーヴル・コミック』です。

『マーヴル』のヒーロー達はアメリカの実在する都市(ほとんどニューヨーク)に住んでおり、『DC』のヒーローは架空の都市に住んでたりします(スーパーマンは“メトロポリス”、バットマンは“ゴッサム・シティ”)。

柴田宣史 | 簡易評価: おすすめ | 見た日: 2009年01月19日 | 見た回数: 2回

サム・ライミは好きだし、彼のスパイダーマンは、それ自体アメコミの映画化の中では屈指のできばえだとは思うのですが、やっぱり「ガメラ三部作」のできがどれだけよくて(そして実質ゴジラよりおもしろいとしても)、「怪獣王」が「ゴジラ」であるように、アメコミヒーローといえばスーパーマンであるような気がします。娘が「日本語で〜」というので、吹き替え版視聴でしたが、十分楽しむことができました。

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