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ワルキューレ Valkyrie
画像表示切り替え監督: | ブライアン・シンガー |
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出演: | トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、カリス・ファン・ハウテン |
時間: | 120分 |
公開: | 2008年 |
ジャンル: サスペンス、ドラマ、戦争、実話 |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2015年05月22日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年01月10日 | 見た回数: 1回
ドイツでは英雄のシュタウフェンベルク氏を、トム・クルーズがやると決定したときには、いろんなひとが冗談だと思ったそうだが、Wikipedia でシュタウフェンベルク の項目をみて、まず目についたのが「身長192cm」。……それを知ってたら二重の意味でトム・クルーズは向いてないかもですね。
さておき、「ワルキューレ作戦」というのは、内乱鎮圧のための作戦で、ヒトラー暗殺と同時にワルキューレ作戦を発動することで、ヒトラーと親ヒトラー陣営を一網打尽にする、というドイツ国内であったクーデター未遂事件を扱ったそうですが、ヒトラーはこの暗殺では死なず、のちに自殺をすると知っている我々としては、みている途中から割と切ない気持ちでの鑑賞になってしまうのは仕方がないように思いました。
トムさんはあいかわらずええかっこしいで、ちょっと鼻につかなくはないのですが、なかなか史実に忠実に作ってはあったようで、おもしろかったです。
見終わった後のぐちは「もう実話しか面白い話はないのかな」といっていましたが、いやいやたしかに「実話」といわれれば、それは不思議な下駄にはなるのですが、まだまだ面白い話はたくさんあるだろうさ。
おぉ、トム様!ひさしぶり。なのに、せっかくのトム様が生きてないというかなんというか。話自体が悪くはないんですが、ついついスター的な立場を求めてしまうんですよね。彼については。
ヒトラー暗殺計画とかの暗躍っぷりやクーデータ成功寸前か?とかの話自体は地味ですがとってもよろしい。多分ふつーに見てたら「なかなか」くらいはつけられたんちゃうやろか。と思うくらいでしたしね。
が、惜しむらくは主役がトム様なんだ。
トム・クルーズのシリアスな映画が悪いわけじゃないんですよ。ただ、なんちゅーかスターのオーラがありすぎるように見えちゃうのですわ。彼が「ハイルヒットラー」っておっしゃってるとことかもちょっと違和感。
例えばね、本当に主役も知らないような人で、ガッツリ見せてきゃそれはいい作品になったんじゃないかとか思うわけですよ。観客は入らないかもしれないけど。ほれ、出てる人全然知らないけど「善き人のためのソナタ」みたいな好例もあるわけだしさ。