前見た時は、周りの評価ほどじゃないなー。とか思ってたんですが、なんでか気になってたので、改めて見直してみました。うーん。

改めて見るといいじゃないか。最初に見たときと比べると故ポール・ウォーカーに対して、作品中でのお別れ会みたいな感じがたまらなくって、ラストの浜辺でのシーン〜エンドロールの別の道を歩んでいくシーンまでなんか正直電車内でしたがヤバかったです。

当然、ステイサムはステイサムだし、ロック様はサイコーだしヴィン・ディーゼルを含めてな3人がそれぞれ戦ってるとこ見ると、アメリカと喧嘩したら絶対ボコられるな。と思わせるパワフルさ加減。

流石にそれに比べるとポール・ウォーカーとトニー・ジャーのバトルはキレもスピード感もあってそれはそれで楽しいんですけどやっぱり見劣りしちゃう。そらあの3人には勝てないよな。と思わせるんですよね・・・、あ、いやメインキャラクターとしてキャスティングしてあげたらトニー・ジャーは戦えるかもしれないか。

ともあれ改めて見るとより感動作でした。ので、胸張って「おすすめ」です。

ロック様が現れてからぐっと大作感とともにガッツリ肉体派アクション映画の要素も取り入れた今シリーズ。ついに登場はジェイソン・ステイサム。

カーアクション代表みたいな「WILD・スピード」シリーズに、これまた「トランスポーター」であり「ミニミニ大作戦」のハンサム・ロブが登場。前作エンドロール後に登場してシリーズ3作目の「ハン」の（謎の）死もバッチリとつないでくれつつ、シリーズ的にも違和感なくしてくれたのは嬉しい。
しかもいつも主役な彼が、なかなかの悪役っぷりで冒頭なんて「ダークナイト」のジョーカーを思い出しちゃう立ち振舞。
こうなってくるともうロックさまvsステイサム、ヴィン・ディーゼルvsステイサム、ポール・ウォーカーvsトニー・ジャー（もでてます）。という豪華な格闘シーンが楽しめちゃう。

が、一方で、飛行機から車ごと落ちるとか、崖から落ちるとか、無人攻撃機（ドローン）とか、高層ビルから高層ビルまで来るまで飛び移る・・・とか結構ありえないミッション・インポッシブル感が出すぎててて、１作目の雰囲気がすきな人からするとちょっと違うなー。と感じるとこがあるかも。

あと、監督が変わったせいもあるんでしょうが、ちょっと散漫な感じがしましたかね。いや、立て続けのアクションシーンなのは変わらないんですけど、所々ふっと緊張感が抜けるというかなんというか。

とは言ってもラストのロックさま登場シーンとか最高ですぜ。折れたので白く固められた腕を筋肉でバキバキ割っちゃうとことか、マシンガン掲げてヘリと闘うとか・・・シュワちゃんか。と思えるくらいでした。かっちょいい！
ラストのしんみりしたとこはちょっと持っていかれそうになりました。あの歌詞と、なくなったポール・ウォーカーと・・・。

ということで、派手ですがちょっと落ちた印象もあります。なんでかな？最高傑作らしいのに・・・。