デスノート Light up the NEW world

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監督:佐藤信介
出演:東出昌大、池松壮亮、菅田将暉、
時間:135分
公開:2016年
キャッチコピー:
あの事件から10年――
これで、すべてを終わらせる。
ジャンル: サスペンスマンガ・アニメの実写化

コメント一覧

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2024年09月01日 | 見た回数: 1回

娘たちと視聴。

いや、映画で培ってきたデスノートの設定をきちんと使い切って、よく一本作ったと褒めていい作品だお思いましたよ。でもそう感じるのも、ベストスパイスが効いてたからかな、とも思いますが。

画面も、ちょっと「ダークナイト」か「ヒート」かといった、コントラストの締まった絵で、でもって、石田さんも言及しているけど、冒頭の通り魔的な殺人は相当絵になるなにかでしたし。

新生キラと新生Lとの戦いなわけだけど、娘たちがアニメでもとても好きだったシークエンスの、

ここから先はお話の核心に関わる記述があります。このリンクで読み飛ばせます。あるいは次の見出しにスキップしてください。

「月とLがいっしょに捜査をしているところ」

隠しテキストはここまでです。

をうまいこと本作でもけっこうきれいにやっていて、最後の展開も、キラとLの「お互い敵だけど、認めるところがある」という構図をけっこういい感じでまとめたんじゃないかな、と。

絵的にもストーリテリング的にも、なんかこの巧さ、感じたことがあるなあ、と持ったら、「いぬやしき」の監督なんですね。すごい納得。

石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: | 見た回数: 1回

“みんな頭悪いじゃないか!” みたいなレビューが多々上がっていたこの新作デスノート。そうなるとこちらもつい別方向で期待して見ちゃったんですが、どうだろう?頭悪いとかそういうことよりも、そもそもそんな頭を使ってやり取りする展開になってない。というのが正解なんじゃないだろうか?

一捻り二捻りくらいのことはやろうとしてるし、後継者の彼が仕掛けてたトリックだって、もうちょっと丁寧に書いてればそれなりに見れたものになったんじゃないかなぁと、思うんだけど、最後になって実は・・・みたいなのはどうしても作品的にも取ってつけたようで後付サクサク感半端ない。

ただ、これが意図的なのか、本当にデスノートのことを考えずに、単純に話をベースに作ってみたけどうまくいかなかったのかはわからないけど、本編の二人の天才具合を際立たせる=後継者だからって二人とは雲泥の差。みたいな効果を生み出してる気もするのだ。

ついつい、デスノート知ってるこちらとしてはどうしても本編の二人の頭脳戦みたいなところを期待しちゃうのはしょうがないので、よりマイナスポイントとして目についちゃうのかもしれないですが、一方で今作、そんなに悪い出来じゃない。

冒頭のバタバタ人を殺してくとことかの緊張感も良いし、ところどころ織り交ぜてくる前作(映画版1と2)のオマージュだったり、それこそ戸田恵梨香さんをピックアップして今作で締めくくったとことかも悪くはない。

いくつかのチグハグな部分や、意味が取ってなかったり整合性がおかしかったりってのはまぁあるにはあるんですが、完全オリジナルということを考えるとそこまで悪しざまに言わなくてもいいんじゃないかな。

それを言うなら3作目の方が遥かにひどい作品だしね。

ということで、残念映画愛好家として見るとちょっと肩透かしでしたが、おもったより悪くなかったかなぁ。

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