図書館戦争
画像表示切り替え監督: | 佐藤信介 |
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出演: | 岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、栗山千明 |
時間: | 130分 |
公開: | 2013年 |
キャッチコピー: 本のために、あの人のために。 | |
ジャンル: アクション、コメディ、恋愛 |
コメント一覧
石田憲司 | 簡易評価: まあまあ | 見た日: 2014年11月21日 | 見た回数: 1回
柴田宣史 | 簡易評価: ざんねん | 見た日: 2013年01月23日 | 見た回数: 1回
いや、あんまりに、ほんとうに莫迦々々しすぎて、見てる最中から笑うしかなく、ほんとうにゲラゲラ笑い転げて鑑賞しました。
* * *
うちでは、子供が本を踏むと怒ります。本は学校に行かなくなっても、最後まで先生をしてくれる連中だから大切にせよ、という半ば拝物信仰的な態度といえるかもしれない。
でも、本を大切にすることの意味って、本そのものを大切にするというだけでなく、含意として、考えること、過去に学ぶことを大切にするという側面もあると思うのです。
もうちょっと言い換えましょうか? 暴力(考えることをやめた力)で解決しないっていう決意があると思うんですよ。
だからね、本作でも「専守防衛」とかいいますよ? でも、映画とってる人たちは、見てたらわかるんですが、交戦規定とか戦争描写とかやりたくってしょうがないんですよ。なんかチャンチャラおかしいっていうか、それ、心の底から納得して見るのって難しいんです。
よい物を守るためだったら、自分は犠牲になるし、なんだったら戦いも辞さない……こういう短絡的で愚かな考え方を美化するというのは、どうかしていると思います。
なかには、「いや、この映画の本質は暴力の衝突の愚かさを表現しているんだ」とか読み取る人もいるのかもしれません*1が、いやあ、そういう方々には悪いけど、そういうことをおっしゃる方々、そんなところであんまり物わかりがいいと、いつのまにか「積極的平和主義」とか「集団的防衛権」とかにも首肯せざるを得なくなっちゃいますよ。……って、もしかして最初から肯定派の方々なのかな?
* * *
で、なんで見たのかってえと、奥さんがね。
この映画、岡田くんとフォーゼとゴーゴー(夕張)が出てるの!
というわけですよ。この人たちはたしかに見慣れている人たちだし、人物はかわいらしいんです。完全にお約束にハマりきったラブコメ要素はニヤニヤしてみられるし、戦争映画のかっこよさをやりたいっていう気持ちもわかります。
映画の作りも丁寧だし、絵もきれいです。
でも、とりあげた題材の頭の悪さがひどくって、ホメんのはやだなあ。本や図書館というものを、もうちょっと大切にしてほしいですね。
- *1 というか、Amazonのレビューにそういうのが散見されるので
「リベリオン」と近い要素もってるだけに、なんかもったいない感じも受けなくもないんですがね。でも、そんなしばたんが糞味噌にいうほどひどい映画かなぁ?
いや、確かにオモチャみたいという印象受ける。
戦闘シーンだって、学芸会というのかな?
若干軽くて緩くて、前に見た「出口のない海」みたいな暗くて救いのないリアルな戦闘を実感できるわけではなく、やっぱりワイワイと楽しくサバイバル・ゲームしてるみたいな感じだし・・・。
そんな緊張感のない戦闘の合間にGIジェーンやってみたり、ほんわか照れちゃうラブストーリー(これもお菓子というかケーキというかそんな軽いノリ)してみたりと、大忙しなのだ。
ん?あ、いかんいかん。だんだん残念映画モードで書き始めてしまった。路線修正。
でもさ、ま~いいやん。という感じです。なんせ、僕が愛用している図書館をしっかりと自由の場として守ってくれてるんですもの。
多少のぐだぐだは許してあげようじゃないですか。
まぁ、テーマが気に入らないとかそ~いうのがなけりゃ、普通の邦画という感じでした。はい。
そうそう。岡田君が小ちゃく見えました。男前のカッチョイイ小さな男はどーも帝王「トム・クルーズ」を思い浮かべちゃうなぁ。あれと比べてしまってはさすがの「超ひらパー兄さん」も霞んではしまうのですが・・・。
ついき:
この映画、岡田くんとフォーゼとゴーゴー(夕張)が出てるの!
ついでに、「余命一ヶ月(の血色の良い)花嫁」も主役ででてますよ。