パール・ハーバー PEARL HARBOR
画像表示切り替え監督: | マイケル・ベイ |
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出演: | ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネット、ケイト・ベッキンセール、キューバ・グッディング・Jr.、アレック・ボールドウィン |
時間: | 183分 |
公開: | 2001年 |
キャッチコピー: それは日曜日の朝だった… | |
ジャンル: アクション、ドラマ、戦争 |
コメント一覧
陰下洋子 | 簡易評価: いまいち | 見た日: | 見た回数: 1回
石田憲司 | 簡易評価: いまいち | 見た日: 2012年09月26日 | 見た回数: 未記入
それは月曜日の朝でした。「そうだ、パール・ハーバーを見よう。」と、まるで毎日通勤している京都に向かうかのように思った僕は、おもむろにこれを視聴し始めました。
おぉ、ベンベンだ。きゃー、ジョシュ・ハートネットかっちょいい。などと脳天気に見続けること3時間。まるで1分が10分に感じられるかのようなヒロインの自由奔放さ(むむ。これって悪いのは純粋にヒロインだけじゃないのか?)や、雨が降らない地域なのかなぜか外で行う(近くには子どもが遊んでる)日本らしき国の戦略会議等々、イマイチ載り切らない時間を過ごしたあと、やっとこさ日本軍の侵攻。
ここから評価が急上昇。
あっという間にパールハーバー制圧。ウォ、ズタボロだ。制空権を握られると辛いな。
いやまて、反撃だ。マシンガンで・・・厳しいとおもいきや1機落とした!やるな。さすがはアメリカ人。
ででーんとベンベンと助手のジョシュが戦闘機に乗り込み、敵機を一気に撃破。すごいじゃないか。しかも、敬愛するトム・サイズモアがゴツイマシンガンでバスバスとゼロ戦を落とすさまは気持ちがよろしい。
散々けなされて、ネタにされてる映画の割りに、結構迫力もあってすごいじゃないの。
なんだかんだで乾杯を喫したアメリカ・・・立ち直ろう!で、エンディング・・・じゃないじゃないか。あと1時間以上あるぞ。
ここから評価が急降下。
こっから今まで以上に居心地の悪い微妙な時間を過ごすことになるのだ・・・。まずですな。大統領変、それに追随するお供の方も変、部隊長も変。展開も何もかもへんてこりんに感じる。
ヒロインはなんだかどっちも好きなのよ。困っちゃうわん。だし。主人公二人はギクシャクしながらも何となーく和解。で、ヒロインほったらかしで二人で、ウォー。トップシークレットやるぜー。と盛り上がってる始末。
ラストの中国のどーたらこーたらも何となーくどっかで見たような・・・。ですし、急展開すぎるのと、ここから、一気に荒唐無稽フィクションみたいになっちゃってるので(もともとフィクションですがね)、もうなんだか冷めちゃうなー。って感じでしょうか。
極めつけは帰国後のヒロインのコメント。あたしたちは強くなったのよ。云々かんぬんがどーも鼻につく。別に悪いこっちゃないんだけど、さんざんスター二人を弄んでたお前が言うか・・・みたいなね。
ただ、○○m以内で離陸するぜ、イェーイ!なトレーニングなど、なんとなく「トップガン」を思い出させる作り(戦闘機飛ばすとどうしてもそ~感じるんかもしれませんが)。
また、メインのパール・ハーバーでの戦闘シーンなど、なかなか面白かったですよ。
ということで、正直冒頭のヒロインの好き勝手し放題と、ラスト残り1時間はいらないんですが、戦闘シーンとか、男の子だけのポイントは別段悪いもんじゃなかったです。
巷の評価から、見るコチラの心構えがかなりダメダメを想像してたからかな?
そこまで酷評されちゃうのは、どうしても史実に法ってる(つもり)だったり、日本の扱いがどうこう。みたいな点。アメリカ=No1映画(いっぱいあるんやけどね)だ。で、その割に大作で変なナショナリズムを煽るような作りだってのもあるかも。
その辺がいろんな方面で引っかかってあらゆる方面から攻撃されちゃってるみたいな感じでしょうかねー。
フィクション・フィクション。日本じゃない日本じゃない。などなど、あまり考えないでみれば、そこまでけちょんけちょんに言わなくてもいい気もしました。
では評価ですが、「イマイチ」→「なかなか」→「残念」という、なんとも乱高下の激しい一本でした。総合評価だとやっぱり「イマイチ」くらいなのかなー。
追記:最近ベンベンが妙に気になるのだ。監督作(一本も見てないけど)の評価が高いから?あるいは・・・趣味の問題?意外といい男ではないか。とね。
おかげさまで3時間もあったので、ベン・アフレックの顔を覚えることができました。
親友同士で一人の女の子を好きになって結果、おあいこってことになって、ちょっと不満です。