何かと酷評続きのトランスフォーマーシリーズですが、あれ？そんなにダメダメかい？

たしかに、ラスボスは相当強そうな割にパワーアップしたプライムにあっさりやられちゃうし、主人公のサムも相変わらずで、この映画部じゃ若干「のび太」扱いされている感もなくはないけど、それもいいじゃない。

トランスフォームしまくりなので、なにがどう動いて形が変わっているのかもよくわからないのも相変わらずだけど、とにかくぐじゃぐじゃ動いてトランスフォーム！だとだけ感じときゃいいわけだし、相変わらず米軍はかっちょよく登場するし、派手に撃ちまくり、派手にぶっ壊す。

そこそこ楽しかったですよ。

部長宅で 2009 年をこれで締めました。でも見終わったのは 2010 年だったので、いちおう元旦一発目で。

たしかにほとんど田舎だし、でべちゃんのイマイチ評価は非常にうなづける作品です。とってもきれいだけど、きれいすぎて何がおこってるのか Blu-ray でも、全然わかりません。でもって長いのです。しかし長い割にたとえばラスボスも、これはさすがにわりとトメの絵なんですが、さらっとやられていくので、ちょっと気絶してると、いきなり意味不明にハッピーエンドです。

長いから、じゃあいろいろ話が込み入ってるかというと、

・主人公大学生に
・コンボイ（オプティマス）、人類代表アメリカと不仲に
・メガトロン復活
・だけど本当の黒幕はフォールン
・主人公覚醒
・コンボイ死亡
・エジプトへ
・コンボイ復活
・フォールン敗北
・ハッピーエンド

と、それほど複雑でもありません。
丞二が言う通り、子ども向けにしては複雑ですが、大人向けにしては平板で、しかしそのわりにやけにエロくて、いったい誰をターゲットにしているのか難しいところもあります。

メイキングでは、「途中コンボイがやられるところでオプティマスの破壊の過程がわかりにくいから、大きく４段階に分けたんだ」と、きれいすぎる故のわかりにくさへの自覚もかいま見られるのですが、それでもわかりにくい。

そういう映像をやりたい気持ちはわからんではないのですが、難しいところですね。

話の筋がぜんぜん分からなかったなあ。固有名詞多すぎ。ロボットみんな黒くて見分けつかなさすぎ。劇場で見たらストーリー追えなくてもその場の迫力に押されて良いような気になってしまうのかなあ。

あと田舎ですよ、しばたさん。