個人的なことなんですが、一つわかったことがあります。

僕は大山のぶ代さんと大竹しのぶさんがよくごっちゃになるのです。二人ともよく聞く名前の人だけど、（そして、ちょっと音が似ているというのは、賛意を示してくれる方々が多くいると思うのだけど）、だいたい「えー、なんで間違えるのかわからないー」といわれ続けてきました。

でも、音が似ているし、それぞれよく知らない人だから、間違えるのは別段不思議でないと思っていました。

ちがうのです。ぼくがこの二人の区別がつかなかったのは、この「黒い家」を見たことがなかったからです。

この強烈なキャラクタをみたら、きっともう「ドラえもんの声の人？」などと聞き返すことはないでしょう。これからは「黒い家の怖い人？」と聞き返せます。

しかし、みおわったあとは、まあ、こんなもんかな、位でしたが、その夜の夢は「黒い家」オンパレードでした。なんと、ブランコを揺すって、暗闇に落ち込む夢までみました。

作品としては「悪魔のいけにえ」日本版だとおもうのですが、エド・ゲイン風の黒い家の描写もさることながら、大竹しのぶ、いい役者さんでした。月並みな言葉ですが、やっぱりお化けなんかより、生きている人の方がずっとコエーですね。

というわけで、評価は悩むところでしたが、最高評価で。