火天の城

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監督:田中光敏
出演:西田敏行、福田沙紀、椎名桔平、大竹しのぶ
時間:140分
公開:2009年
キャッチコピー:
天を衝く安土城。
それは、織田信長の天下統一、最後の野望──
ジャンル:
時代劇ドラマ

コメント一覧

石田憲司 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2015年03月17日 | 見た回数: 1回

多くの方々が述べているように、娘さんの存在が不要。まるで「クローズ」の黒木メイサのようじゃないか。
なんだろう?もし出すとしたら中学生くらいの子をキャスティングしてたほうが良かろう。とも思うのは僕だけですかね?妙に年上に見えて、そのくせ娘達一なので違和感満載ってやつですよ。

もう一個のマイナスについては・・・あ、すでに柴田さんが書いてら。あのアクションもたしかにいらんです。

その部分を除けば実に面白かったです。本当に職人気質の部分だけ取り出してじっくり書いてくれりゃ、おすすめに下だろうになぁ。惜しいなぁ。

柴田宣史 | 簡易評価: なかなか | 見た日: 2010年03月21日 | 見た回数: 1回

期待してたのは、テレビでも実は見たことのない「プロジェクトX」だったのですが、その期待にはそれなりに応えてくれたので、ちょっと好評価です。けっこう面白いエピソードが盛り込まれていて、

前半の山場:信長の前でのプロポーザル・プレゼン
中盤の山場:大黒柱調達と木曽の杣人
最後の山場:柱を切る

というように、飽きさせない物語配分もなかなか。

でも、いまから2点けなします。好きな方は読まない方がいいでしょう。

■娘不要

映画の冒頭は、総棟梁の娘が大木に抱きついて耳を当てているシーンから始まります。物語を見ていくとわかるのですが、これは父の口癖が「木の声を聞け」というものだからだと思うのですが、「木に抱きつく」というだけなのにもかかわらず、漂ってくる演技力のなさとオーラ不足。

いやでも、じつは演技力どうこうではないのです。娘が出てくるだけでかなりゲンナリするのです。

日本の映画は妙齢の女子を出さないと撮れないのでしょうか? その妙齢の女子と若者の恋愛や戦争の悲惨さなんて、この映画を見たい人にとって大事なものでしょうか。構成上、彼女をなくすだけで、物語は一割増くらいよくなると思います。

■ワイヤアクション不要

この物語でそう来るか、とびっくりのシーンです。奇しくも佐々木くんから「ワイヤで跳ねるならトランポリンで跳ねる方がよい」という意見を聞きましたが、「カムイ外伝」ならあきらめがついているのですが、この映画でその陳腐なアクションはかなり興ざめです。

また、このシーンも結局、見目麗しい女子の活躍の場面でして、総じてこの物語から小娘をなくすだけで、すごくいい味の映画になったと思うのです。いや、だって大竹しのぶさんは(けっして「黒い家」が好きだからでなく)難しい役どころを、そつなくやりきった感じがありますが、若い女子は画面に出てくるだけで、ふっと夢が覚めてしまうくらい不快なのです。

* * *

日本の映画は、それが「男たちの大和」であっても、「亡国のイージス」であっても、なんか理由を付けて「かわいい女子」が出てきます。もうやめましょうよ。そういうのはそういう映画でやったらいいじゃないですか。

最近見た「サブウェイ123 激突」は、そんな絶賛の映画ではないけど、お話に女子不要と判断したら、キレイに女子の欠片も出てこないでしょ?
きれいな映画を作りたいとは思わないものかなあ。

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